GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

政治・国際情勢 雑感

タフネス

永田議員がまもなく謝罪の記者会見を開くらしい。 この問題に対してはツッコミどころが多く、また、ツッコミを入れられまくっているので、今さらツッコミを入れようとは思わないが、ふと思ったことがちょっとある。 本当に体調を崩したのかどうかはわからな…

前原民主党への期待

先日、民主党の党首に前原氏が選ばれたが、このことは民主党にとって良かったのではないかと私は思う。 また、前原氏の考えを新聞等で読んで、「日本の野党もここまでまともになったか…」と感慨深い気持ちになった。 前原氏が掲げたという内容ですばらしいと…

2005年総選挙時における日本の政治について⑩ 国民の審判は下った

誰の予想をも上回るかたちで自民党が圧勝した。 さて、国民の審判は下った。 今回は小選挙区制の効果と恐ろしさがまともに出た。 「このようにブレが大きく出る選挙システムは危ない」という人も多いのかもしれないが、票差と獲得議席数の差のブレが大きいか…

2005年総選挙時における日本の政治について⑨ 選挙前チェック

私は小泉内閣をそれなりに高く評価しているが、それは主に経済政策に対してである。 多くのところを自立的な成長に助けられたとはいえ、金融面での舵取りに大きく成功したわけで、これはかなり見事だったと思っている。 また、今回、小泉氏が自民党をぶっ壊…

2005年総選挙時における日本の政治について⑧ 郵政民営化について

前からずっと言い続けていることなのだが、郵政民営化の問題で個人的にどうしても腑に落ちないことがある。 それは、郵便貯金銀行は「民営化した後にどうやって340兆円もの資金を運用するつもりなのか?」ということである。

2005年総選挙時における日本の政治について⑦ 外交の心理戦

私は、今現在の日本において、外交と内政では内政のほうが断然重要であると思っている。 私個人としては、極端な話、「高齢少子化が進む中、国の財政が立ち直り、年金や医療において妥当な改革がなされるのであれば、北方領土も二島で十分だし、竹島も尖閣諸…

2005年総選挙時における日本の政治について⑥ 参議院について

日本の議会制度の問題点としてよく挙げられることには、第二院である参議院の力が強すぎることがある。 参議院が法案を否決したら、衆議院があおりをくって解散を食らうだなんて、もはや参議院は衆議院以上の力を持っているといっても過言ではないだろう。 …

2005年総選挙時における日本の政治について⑤ 小選挙区制の効用

細川内閣が誕生した時に、当時高校生でまだ純粋だった私はとてつもなく興奮した。 「小選挙区制になれば日本においても政治主導でスピードのある大胆な政治が行えるようになる」と思ったからである。 しかし、当時の世の中には、「余計に金がかかる」だとか…

2005年総選挙時における日本の政治について④ マニフェスト選挙になるか

小泉内閣と小選挙区制のおかげで、政治のメカニズムが、“官僚・族議員主導”から“政治主導”になってきており、政治が明確な意思表示をしない限り物事が進まないという状況になってきている。 もちろんこれは良いことである。 確かに、丸投げ批判や骨抜き批判…

2005年総選挙時における日本の政治について③ 自民党的手法の限界

実はフランス産高級チーズのミモレットを「干からびたチーズ」云々と発言して世間を笑わせてくれた森氏だが、解散を留まるよう説得する際に、「早く帰ってきて清和会の会長でもやりなさい」と首相に伝えたという。 首相は笑うだけだったらしいが、まあ、発言…

2005年総選挙時における日本の政治について② 造反行為の是非

民主主義とはオールorナッシング=多数決の原理であり、基本的に残酷な原理である。 多数決とはいっても議論が尽くされた上での多数決という前提条件がつくにはつくのだが、日本人にはこのことがわかっていない人が多いようで、お互いに妥協して落としどころ…

2005年総選挙時における日本の政治について① 小泉首相の選択の是非

8月8日も色々と書いたが、2005年総選挙が行われる現時点における日本政治の状況について思ったことを書いていきたい。なお、このシリーズは全10回ぐらいのシリーズとなります…。 長くてすみません。

さて、郵政法案否決・解散だが…

今日は参議院で郵政法案が否決される様子をテレビで見ていた。 解散を前にこの件についての私の考えを記しておきたい。 熱がこもって長くなってしまいすみません。

票が欲しい政治家のせいで空費される時間

私は、基本的に、政治家は自分の私利私欲のために政治家になっているとは全く思っていない人間である。 お金が欲しいなら政治家になること以外の方法で得ることのほうが簡単だろうし、国会議員・首長レベル以上の政治家という職業には大変な激務とストレス耐…

仮に「妥当な超緊縮財政」が行われたら…

仮に、超長期的にみて「妥当な超緊縮型財政」を、好景気になった世の中で断行したら、どう変わるのだろうか…ということについてちょっと考えてみた。 っていうか、このテーマについてはしょっちゅう考えてしまう…。 妥当であるべき財政政策が採られず、ただ…

意外と話題にならない菅発言

別に天皇崇拝者ではないけど、この前の菅氏の発言にはさすがに驚いた。 しかし、今ひとつニュースにならないのは何故なのだろう? 共同通信記事からの抜粋だが、民主党の菅直人前代表は2005年5月8日午前、フジテレビの報道番組で、日中間の歴史認識問題に関…

第二次世界大戦対独戦勝60周年記念式典って…

まず、断っておくが、私はかつて、軍国主義の台頭を招いたことは日本国民にとっての最大の恥だと思っているし、間違ってもこれを美化してはいけないと思っている。 しかし、モスクワで行われたこの式典に対しては嘲笑せざるを得ないものがあるだろう…。 ヤル…

憲法記念日に毎年思うことといえば…

「沈黙は金なり」という言葉があるが、昨今の隣国での反日運動を目にするまでもなく、その言葉が空しい言葉のように私には思える。 私は「護憲」だとか「9条死守」などと言っている人間のことを、「街中で殴られても文句を言う資格のない人間」だと勝手に解…

「経熱」であるがゆえに…

中国の反日運動を発端とする日中間の関係悪化のせいで、日本経済も窮地に追い込まれているが、中国共産党もまた余程困っているのであろう…。 世界の死刑の9割以上はこの国で行なわれているというほど犯罪に厳しい国なのにも関わらず、江沢民の反日教育のもと…

中国の反日デモの件について整理してみると…

主に今日の日経新聞朝刊から得られた情報をもとに、中国の反日デモの件について自分なりに整理してみた。 中国政府は、無許可のデモや集会を厳禁しており、中でも、反政府や反共産党の言論は「ネット警察」が厳しく統制しているが、「愛国行為なら許される」…

医療制度によって出てくるアメリカの現実について思うこと

3月7日の日経新聞にショッキングな記事があった。 アメリカにおいて生後1年内に死亡した乳児の数は1,000人当たり6.5人で、この数値はキューバの6.3人より高いという。 また、私が別に調べたところによると、アメリカのこの数は193ヵ国中161位だという。 ちな…

北朝鮮代表と在日の魂

北朝鮮代表が昨日来日した。 最近、代表のサッカー中継が多いこともあって、いちいち見ないことも多いが、明日の試合は是非とも見たい。 そして、そう思っているのは私だけではあるまい…。 私は以前「贅沢とテレビで北朝鮮チームを骨抜きにしろ~」というよ…

中国との「政冷経熱」の「政冷」解消は日本のため?

先日の話だが、日本の最大の貿易相手国がアメリカでなく中国になったことが発表された。 しかも、つい最近、中国が日本を抜いてアメリカ・ドイツに次ぐ世界第3位の貿易大国となったというニュースを聞いたばかりである…。 日本はEUのドイツなどと違って相対…

混合診療について思ったこと

混合診療についての話だが、医療の話ではなく、思想の話のつもりで話をしたい。 かなり前の2004年12月14日に小泉首相が保険診療と自由診療(保険外診療)の混合医療を認める方向で認めたが、小泉首相の英断はさすがだとは思ったものの、「やっとのことか…」…

原理主義国家アメリカの怖さについて

先日の大統領選挙については、私がアメリカ人なら出口政策を模索しやすかろうケリー候補に投票していたが、日本の経済面・軍事面での国益を考えて、日本人の私としてはブッシュ氏を支持した。 また、結果論ではあるが、ブッシュが当選したあとのアメリカ株の…

三位一体改革の教育予算について

文部科学省官僚や森前首相をはじめとする文教族と知事会など地方側との教育予算綱引きが強い様相を呈しているようである。 ところで、私は、国家が行わなければならない最も基本的な仕事は、弘兼憲史氏の請け売りだけれども、「外交」「国防」「教育」「経済…

改革が進まない大きな理由は既得権のせい

何事においても改革が進まない理由は既得権を手放さないことにあるが、特にその業務についている役人がいて、その役人が役目を失わずにすむように必死の抵抗をする場合ということが本当に多い。 地方分権が進まないのは霞ヶ関の官僚が大勢いるからで、地方分…

ブッシュ大統領の再選について思ったこと

前回はフロリダ州の537票差でゴア候補を破って薄氷の当選を果たしたブッシュ大統領だが、今回もオハイオ州の結果ですべてが決する事態になったが、1,000万人以上の人口を抱えるオハイオ州で14万票程度しか差がつかないで再選を果たすという薄氷の勝利となっ…

どう見ても「小泉改革」は失敗に終わりそうなのだが…これからどうなる

小泉首相は「改革は着実に進んでいる」と威勢良く叫んではいるが、ほとんどの「小泉改革」は、抵抗勢力の政治家だけでなく、丸投げされた官僚いう抵抗勢力の力もあって立て続けに失敗に終わっている。 もちろん、これらの改革はしないよりはしたほうがマシだ…

北オセチアの事件からイスラム教からの改宗の難しさについて考えたこと

世界史上、キリスト教や他の宗教からのイスラム教への改宗はあっても、イスラム教からキリスト教や他の宗教への改宗はほとんど例がなく、唯一と言って良い例は、学校占拠事件で先日350名以上の犠牲者を出したロシアの北オセチア共和国でのキリスト教改宗ぐら…