永田議員がまもなく謝罪の記者会見を開くらしい。
この問題に対してはツッコミどころが多く、また、ツッコミを入れられまくっているので、今さらツッコミを入れようとは思わないが、ふと思ったことがちょっとある。
本当に体調を崩したのかどうかはわからないが、仮に、永田氏がこの件で入院をしなくてはならない程に体調を崩したのだとすれば、永田氏はストレスや危機に弱いタイプの人間であるといえ、こういう人に責任ある地位や危機管理は任せられないだろうとは思った。
まあ、それ以外のことも、この資質では全く任せられないのだが…。
永田議員は攻めるのは好きで、大きいことをやってやろうというヤマっ気はあったのだろうが、守勢に入ると途端に弱くなるタイプだったわけである。
株でも、儲けるのは得意でも、損が膨らむとどうして良いかわからなくなって自滅する人間というのはいるものである。
まあ、私なんてその典型だし、それどころか、損を膨らますのだけが上手で、儲けるのは下手くそなのだが…。
東大→旧大蔵省官僚(MBA取得)→議員公設秘書→衆議院議員という華麗な経歴であるがゆえに打たれ弱いだとかそういったふうには思わない。
むしろ、私は、「国会議員になんてなってやろうと思うぐらいの人間が弱いはずなんてない」と思い込んでいるほうである。
しかし、「自殺したり体調を崩したりする議員がいることを考えるとそうでもないのかな?」とも思った。
ホリエモンなんてあれだけのことをしでかしても、一貫して否認を続けていて、体調も全く壊していないと聞く。
世の中にはこれだけ面の皮が厚く、良い意味でも悪い意味でも強い人間がいるものなのである。
鈴木宗男氏だって疑惑の渦中において体調を崩したなどという話を聞いたことが無い。
ホリエモンも宗男氏も脂ぎっていてとてつもなく精力がありそうだが、「こういう人間の持つ生命の強さのようなものにはかなわんなあ…」と畏怖に近い念を私のような貧弱な人間は思ってしまう。
実際、宗男氏は見事に返り咲いたから見事なものである。
かなわないなあと思う。