GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

憲法記念日に毎年思うことといえば…

「沈黙は金なり」という言葉があるが、昨今の隣国での反日運動を目にするまでもなく、その言葉が空しい言葉のように私には思える。

 

私は「護憲」だとか「9条死守」などと言っている人間のことを、「街中で殴られても文句を言う資格のない人間」だと勝手に解釈しているのだが、それはともあれ、こんなにも長い間、この国はずっと憲法の無理やりな拡大解釈という不誠実なことをやってきたことになるわけである。

 

こんなバカげた憲法まで掲げて、「不戦の誓い」とやらをして、隣国の数々の無礼に目をつぶり続けて、それが、最近の韓国における世論調査の「最も軍事的に脅威となっている国は日本」という結果に結びついているのだから、これまで貫いてきた沈黙がいかにアホらしいものだったかを物語っている。

 

まさか、不誠実極まりない憲法解釈をするがゆえに脅威と思われているのだとすれば大した洞察力だが、まさかそういうことはあるまい。

そして、北朝鮮のミサイルが飛んできてもこの憲法は幅を利かせている。

解釈でしのぐ日本政府は、「いざとなればどうにでもするからいいんだよ!」と言わんばかりだから、こういった憲法を保持していることに対する切迫した危機意識もない…。

 

また、これについて述べるのは別の機会に譲るが、言うべきことを何も言ってこなかったことが昨今の反日運動を招いたことは間違いないわけで、間違った歴史教育をされようと、済ませた謝罪を何度も求められようと、領土を不法に占拠されようと、盗人猛々しいことを言われ続けようと、自国政府の責任を日本になすりつけられようと、「波風を立てたくない」という一点の理由で、きちんと説明することを避け、言うべき主張をせずに、ずっと黙り続けてきたことが今になってすべて膿となって出てきているのだ。

 

雄弁だったのは、A級戦犯を合祀していても、当初、隣国は全然怒っていなかったのに、わざわざ、「これで怒らなくていいのですか?」とたきつけてくれた朝日新聞や、何かあるとすぐに「違憲」だとか「いつか来た道」などと叫ぶ日教組の方々や“地球市民”の方々ぐらいなのものではないのか?と思ってしまう(ちなみに、私はここまでこじれたらもう靖国公式参拝するのは辞めたほうが良いのでは…と思っているが)。

 

言うまでもなく、憲法改正がなされるうえでの不安要因は国民投票である。

議会はクリアしても、国民投票をクリアでき

 

るかが定かでない。

最近の世論調査では「改憲すべき」という意見が常に5割を超えるようになっているが、いざ投票となると護憲派は確実に投票に行くが、改憲派は行かない人もいるであろう。

この希代の“硬性憲法”というか腫れ物には時の為政者も本当に泣かされっぱなしだわい…。

 

そういえば、昨今、イラク日本の自衛隊の護衛のためにオーストラリアの軍隊が来てくれたらしいが、まことに殊勝なことである。

しかし、このような情けない事態が早くなくなるためにも早く憲法を改正して欲しいものである。