GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

ミュージカル・音楽・映画

芦原妃名子さん急死に際して思ったこと

昨年秋にドラマ「セクシー田中さん」を毎週楽しみにして観ていたのだが、今年の1月29日に原作者の芦原妃名子さんが急死されたことを知って結構なショックを受けた。 そして、その後に起きた報道やSNSの過熱ぶりには、ショックに追い打ちをかけるように嫌な気…

マイノリティの感受性を持つとドラマを観るのも大変

世の中で「あり」とされることと「なし」とされることに関して、世の中の反応と自分の規範がえらく違うなあと感じることが多い。 例えば、ドラマや映画において、過去の時代を舞台にしているのならともかく、今の時代を舞台としているのに、登場人物がゴミや…

狭量な時代の公共放送とドラマ

俺は高校生の時にも毎日遅刻してちょこちょことNHK連続テレビ小説(=朝ドラ)を観ていたが、きちんと観始めたのは100作目の「なつぞら」からで、「スカーレット」「エール」「おちょやん」「おかえりモネ」「カムカムエヴリバディ」「ちむどんどん」と7作連…

「カムカムエヴリバディ」終盤の期待値が空前絶後レベル

朝ドラ鑑賞歴がそんなに長いわけではないのだが、朝ドラ「カムカムエヴリバディ」が終盤に入り、自分の中の期待値はマックスレベルである。 2作前の「おちょやん」の終盤も想像を絶するすばらしさだったが、もしかすると今回はそれを上回ってくれるのではな…

2019年~2020年度の朝ドラ4作を観ての軽薄「朝ドラ論」

朝ドラ「おちょやん」が終わった。 俺が朝ドラを観るようになってこれで4作目が終わったことになる。 高校生の時も朝ドラを観てから登校して朝の挨拶に間に合っていなかった時期があったのだが、全力で観るようになったのは2019年の「なつぞら」からである。…

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のこれまたネガティブ感想

あれほどネガティブな感想を述べておきながら、先週に劇場版「鬼滅の刃」無限列車編を観に行った。 以下、可能な限りネタバレにならないように書くように努めた。 4DXで鑑賞したので2,800円も支払ったのだけど、社会勉強として日本国内歴代興行収入第1位の映…

「鬼滅の刃」を観てちょいネガティブ感想

ネタバレ的なことはほぼ書いていないに等しいので最初にことわっておきます。 日本社会において、「鬼滅の刃」を観ていることを前提として話がなされる「『鬼滅の刃』ハラスメント」すなわち「キメハラ」になんとなく押され、今頃になって「鬼滅の刃」をAmaz…

オペラ座の怪人④

新型コロナ禍の中であるが、先日、ウォーターズ竹芝にある四季劇場秋でミュージカルを観劇した。 四季劇場春・秋は今年建て替わったばかりで、オペラ座の怪人はこけら落とし公演となる。 観劇する数日前になんとなくサイトを見たら空いている席があったので…

今の暮らしがいいが、音楽とその時代の空気感には憧れる

先日、映画「ボヘミアン・ラプソディ」を鑑賞した。 映画は家で観てばかりなので、映画館に行ったのは1年半ぶりぐらいだが、さすがにこういう映画は映画館で観ないともったいない。 クイーンが大好きだし、映画の出来もすばらしかったが、上映中なので映画に…

オペラ座の怪人③

「オペラ座の怪人」がやっと関東に戻って来たので、5回目ですが5年ぶりに横浜のKAATで観てきました! 劇団四季はスターシステムではなく作品主義を採用していてその日のパフォーマンス・体調等を考えてベストなメンバーで臨んでいるのと、俳優のワーク・ライ…

ロボットレストラン

ロボットレストランに行ってみました。 TRAVEL ZOOで少し安くなっているから一度だけ行ってみるかということで妻と行きました。 何の予備知識も興味もなかったので全く期待していなかったのですが、ハッキリ言ってすばらしかったです。 客の9割は外国人で、…

WELCOME TO SAMBA TOWN

ブラジルワールドカップだ。 日本はともかく、世界4大リーグのあるスペインやイングランドやイタリアが早々と敗退してしまっていいのか?と驚いてしまう。 コスタリカなんてこれまでナマケモノのイメージが強すぎたが裏をかかれた。 でも、夜中にやっている…

結局、3たびポールに会いに行きました

前々回に阪急交通社について書いたが、やはりどうしてもポールのコンサートに行きたくて、情けなく思いながらも結局はヤフオク出品者から購入した。 だって、ポールのコンサートなんてそうそうないもん。 東京ドーム2日目の19日のチケットの原価が16,500円S…

ポールのコンサートで阪○交通社が転売屋顔負けの広告

俺は1993年と2002年の過去2回、ポール・マッカートニーのライブに行っているのだが、今度のコンサートは最後だろうと思うので当然ながらチケットを買おうと発売日の発売時刻からネットにアクセスしたのだが、すぐに売り切れてしまって買えなかった。 ドーム…

半沢直樹最終話を見てドラマは見るのは止めとわめく

半沢直樹の最終話を観て、もうテレビドラマというものを観るのはしばらくやめようと思った。 テレビ局や広告業界に左右されることが宿命づけられているドラマを観るのはやめて、作り話を観るのは映画でだけにしようと思ったのだ。 話の内容がどうとか、終わ…

代々木忠・村西とおる・マンマミーア

先週の水曜日、会社の同僚とポルノ映画・アダルトビデオの代々木忠監督の自伝的ドキュメンタリー映画、「YOYOCHU SEXと代々木忠の世界」を銀座シネパトスで観た。 AVに出ることで救われる人や心の病気を抱えて出ている人などが出たり、さまざまな展開があっ…

THIS IS IT

6月27日に「マイケルが亡くなったのはとても残念だったけど、全く驚かなかった自分にも驚いた」と書いたのだが、先日、「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」を観に行った。 もちろん映画だからねらいもあるのだろうが、彼がいかに周囲に愛され、彼がいかに周…

ジョン・レノンミュージアムとビヨンセのコンサート

秋が深まっているとはいえ、まだ、長袖を着た日がないのだが、例年こんなものだっただろうか、それとも俺が暑苦しくなっただけだろうか。 昨日はビヨンセのコンサートに足を運んだ。 来週も友人の結婚パーティーでさいたま市に足を運ぶ予定とはいえ、さいた…

住吉神社例祭と南十字星

佃島にて3年に一度行われる例祭に行ってきた。 例祭は毎年行われるのだが、3年に1度の例祭は例大祭とも呼ばれる大きなお祭りとなる。 行ってきたというか佃島と月島全体が祭状態になっているわけで、私が住む旧公団系の古マンションでも相当盛り上がっていて…

歌舞伎鑑賞

歌舞伎を鑑賞した。 家から歌舞伎座まで徒歩20分、会社から徒歩5分の場所にあるのに初めてのことだ。 この日は海老蔵も團十郎も出演したのだが、注意して見ているからとはいえ、舞台栄えのする顔と周囲より大きな体格ゆえに海老蔵の存在感に目を見張った。 …

WICKED

やっぱり超おもしろかった。 ウィキッドは既にアニメまである「ライオンキング」や古典の「オペラ座の怪人」とは違ってネタをしゃべってはいけない気がするから何も書かないが、わかりやすくもかなり重厚なストーリーでした。 今回はストーリー的に泣きはし…

“いつも”映画で泣く俺にとって、SC内のシネコンは危険?

僕の休日の過ごし方の原則は天気と季節に大いに左右される。 冬はインドア派になってどちらかといえば文化的な活動に精を出す。 まさに「文化の冬」だ。 夏は外に出たいけど暑くて出られず、でも家でひっそりとインドアに徹するのも癪なので一番過ごし方に困…

僕にとっての音楽の神様たち

松坂屋と大丸がアッキーこと中川晃教氏を起用してクリスマス曲を流すそうな…。 最近はアーティスト活動を休止してミュージカル俳優として活動しているが、好みの問題はあるものの、僕が聴く限り、日本人男性歌手では彼が一番歌唱力があると思う。 日本人なの…

今日は「Yesterday Once More」

今日は「Yesterday Once More」を深く聴いてみた。 「When I was young I'd listen to the radio Waitin' for my favorite songs」という歌詞で始まるこの曲だが、曲にこびりついた記憶ってのはいつまでも残る。 特に、「Waiting」じゃなくて「Waitin' 」っ…

ライオンキング③

昨日はライオンキングを観に行った。 先々月のジーザス、先月のウエストサイド、12月5日にチケットを取ったWICKEDのつなぎとして観に行ったかたちだ。 ライオンキングを観るのが何度目なのかは忘れたが、やはり涙ぐんだ場面があった。 今回も一番安い3,000円…

ウエストサイド物語

昨日は劇団四季のウエストサイド物語を独りで観てきた。 四季劇場「秋」では、エビータといい、ジーザス・クライスト・スーパースターといい、入った瞬間に客席に入った瞬間に生演奏でなくてガッカリしていたのだが、今日は入る前に管楽器の音合せの音が聞こ…

ジーザス・クライスト=スーパースター

木曜の会社帰りに四季のジーザス・クライスト=スーパースターを独りで観に行った。 会社から四季劇場へは自転車で5分程度の場所にある。 キャッツよりは全然マシだが「うーむ」といった感じであった。 エルサレムバージョンだったからジャポネスクバージョ…

オペラ座が汐留から姿を消す

怪人が“汐留オペラ座”から姿を消した。 公示地価が発表され、東京の地価は軒並みアップしているようだが、オイラの中では汐留の地価はバブル崩壊並みに下がった…。 そりゃーステキなイタリア街もだんだんと整備されてきていて全街区完成に近づいているけど、…

音楽観(下)

世の中には「ベスト版」を聴くことを恥ずかしく思う人たちがいるとは思うが、私はむしろベスト版以外を聴く余裕なんてあんまりない。 全アルバムを保有しているアーティストはビートルズだけだ。 中にはマニアックにいい曲があってもそんな曲を探すぐらいな…

音楽観(上)

音楽の聴き方って色々あると思うが、私の聴き方を書く。 こんなテーマで何度か書いた気がするが、同じような記述があっても許してちょ。 オイラの音楽の聴き方はどこまでも「ミーハー」でどこまでも「ベタ」ということになる。 また、極めて独断的で思い上が…