GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

アイドルになる理由とアイドルを好きになる理由の接点

常に主観で書くのが本ブログの特徴だが、今日は本当に100%主観であり、また、違う意見があることも認めるので、違う意見の方は読まないか、腹を立てないでいただきたく思う。

 

商売でやっていることであり、商売が成り立っているわけだから別にいいといえばいいのだが、やはりアイドルという文化はおかしな文化だと俺は思う。

なお、アイドル批判やオタク批判については随分昔に3度も書いている。

 

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山口達也氏の事件で松本人志氏が「高校生になんで電話聞くのか。連絡先を聞いた時は少なくとも酔ってなかったんだから」「やっぱりおかしい。50手前のおっさんが気の合う高校生おるけ?」と言っていたらしいが、これはもっともだと思う。

 

女子高校生と話が合うおっさんがいたらある意味危険である。

ティーン誌を読んでみればわかるし、女子高生カルチャーを見ていればわかるが、女子高生のほとんどは中年から見たらあまりにもあまりにも浅い。

「韓国っぽ」とか何なの?と違和感すら抱く。

女子高生の見た目のかわいらしさについては大いに認めるが、余程の読書家だったり、IQが高いという要素でもない限りは、間違っても話を合わせる気になどならないし、人生の先輩として相談に乗るというような事情でもない限り、自分の程度に対するプライドがあればこそ、こちらから真面目にアクセスする気にならないと思うのが普通だと思う。

 

女子高生ですらそうなのに、アイドルについて言えば、俺はそれに輪をかけてその存在に違和感を持つ。

先日、「アイドルという、おそらくは当人が最も嫌悪するであろう層から過激なまでに性的な目で見られる存在になりたがる」と述べたのだが、俺にはアイドルになる理由もアイドルを好きになる理由も全くわからない。

 

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あまりにわからないので、俺なりに以下に理由を整理してみた。

 

アイドルになる理由

 

  • 有名になりたい。
  • 世の中の人に自分の生き様を知って欲しい。
  • 自慢の顔や身体や歌を鑑賞されたい。
  • アイドル経験をきっかけに女優などに成りあがる。

 

アイドルを好きになる理由

 

  • 見たり、歌を聴いて楽しむ。
  • 妄想してオカズにする。
  • 生き様に惹かれ惚れる。
  • ロリコン願望を満たす。

 

アイドルは恋愛禁止という人権侵害で理解不能かつ幼児性の象徴のような契約をさせられ、どこかの大金持ちの社長ででもない限り、ファンが絶対にアイドルと結ばれることはなく、この両者に直接的な接点はない。

生き様といっても、若い女性の生き様にいい年したおっさんが共感するのはどうかしているというのは先に述べた通りである。

アイドルになる理由とアイドルを好きになる理由の接点を見いだすと、その結果は以下の通りとなる。

 

アイドルは、有名になって、有名税を払って、オカズになって、秋元康氏を儲けさせて、メンバー数で頭割りしたギャラをもらい、あわよくば成りあがる。

ファンはアイドルをオカズにするが、カネを使い、異性からモテなくなる。

グラビアアイドルは、有名になって、有名税を払って、オカズになる。

地下アイドルは消耗して何も残らず、オカズにされるだけということになる。

 

人生はやりたいことをすればいいし、何を好きになろうが自由なので何も言わんが俺はどうしても共感できない。

 

また、個人的に最も理解できないのは、何故にアイドルがグループを組まなくてはならないのか、組むとより儲かるのかということだが、まず、歌が下手なアイドルが何人集まって歌っても上手い歌にはならないわけで、特に女性アイドルが黄色い歌っている曲を聴くのは正直辛い。

グループの意義はAV女優でいえば単体でなく企画といった位置づけに近いのだとは思うが、仮にグループで儲かったとしても、5名ぐらいまでならともかく、それ以上になると分け前が減る一方だろうから利益観点で見て大いに不利であろう。

そして、アイドルも日本人でなければそういったことはないが、言語の母音と子音の少なさ発声法や生活習慣といった宿命に近い要素のせいファン異常な期待値の低さのせいなので仕方ないのだが、日本人歌手の平均歌唱レベルは歌手・アイドル問わず、俺の知る限りでは世界最低クラスである。

アジアの場末のバーの歌手の超絶的な歌の上手さには何度も心を揺さぶられてきたが、そのあまりにもの差と、フィリピンあたりの出身に見える歌手の歌唱力に対してのあまりの報われなさに心から泣けてくる。

 

したがって、歌に関してはグループを組むメリットはないのだが、もしかすると、グループ内の人間関係だとか役割だとかシナジーという部分に対してファンは注目しているということなのだろうか。

ところで、俺はカフェに行くのが全く好きではないのでカフェには行かないのだが、その大きな理由に女子トークビジネスマンの営業トークを聞かされたくないというのがある。

俺は若い女子メンバー間のトークなど、カネをもらっても聞きたくないし、その内輪の女子女子した人間関係になどあまりにも興味が持てない。

そもそもグループというのはプロデューサーが恣意的に作ったものにすぎないわけだし、団体の対抗だとか若い女性の生き様だとかトークだとか人間関係を気にするおっさんが多いとしたらどうかしているとしか思えない。

同じような理由で俺はスポーツですらチーム単位では本気では応援できないのだが、アイドルであれば何をかいわんやである。

 

そして、ここで核心に迫る。

商業上の理由で、アイドルになることやアイドルを好きになることが全く批判されないどころか奨励されがちな世の中であり、いい大人がアイドルのファンを名乗ることが恥ずかしいことと見なされない世の中である。

未成年と不用意に接点を持つことを極めて強く禁じる世の中にあって、この矛盾には、アイドル商売が単なるオカズ屋さん商売であるにせよ、どうしても違和感を覚えてしまうのだ。

 

ところで、最近はカネを使うファン層の高齢化が進むにつれて、男性アイドルの高年齢化が止まらないが、アイドルを40代後半までやるのも、執着するのも、やらせるのも、ファンがついて商売が成り立つのもすごいなと思う。

当人はアイドルでいなくなった自分がどうしていいかわからないからアイドルであることにしがみつくのかもしれないが、結婚をしたいタイミングに自由に結婚できないような人生や、いつまでも徹底的に虚像として品行方正であり続けることが求め続けられる人生は不自由極まりないように思う。

 

それにしても、「アイドルを目指す」という娘を持つ親はどうにかして止めさせんと、どう転ぼうが残るのは虚しさだけだろうと俺は思う。

最後に余談。

最近、岡田奈々さんというアイドルをどこかで見た時に目を疑ったが、スクールウォーズなどに出ていたあの神々しいまでの美貌を誇ったあの岡田奈々さんと同じ名前を名乗るとは本名なのだろうが、これまたたまげたと思ったわね。

 

アジアの場末の歌手がどの日本人歌手よりも上手いのは悲しいが冷酷な現実

 

山崎寿人氏著「年収100万円の豊かな節約生活術」に学ぶ豊かな生活

今シリーズはとりあえず、ここまでで一区切りとなる。

 

寝太郎さんは月に2万円の生活をBライフと呼んで実行されていて、今もB’ライフとでも呼ぶべき生活をされておられるが、「年収100万円の豊かな節約生活術」を著されている山崎寿人さんは月に8万円程度の出費で豊かな生活を送っておられる。

 

寝太郎さんは小屋暮らしの際には、山梨県の人里に近い森の中にある自作の小屋に住んで、自作のコンポストトイレと湧き水とソーラー発電とカセットコンロというインフラで生活されているが、山崎さんは親御さんから相続した川崎市西部あたりの持ちマンションで生活をしておられ、また、親御さんから相続したマンションの賃貸収入から諸経費を引いた年額100万円程度の不労所得が収入となっていたそうである。

そして、今は年金受給開始から逆算する形で必要額を算出して、貸していたマンションを売ってキャッシュに変えて、それを切り崩して生活されているようである。

 

相続という幸運な要素はあるが、不労所得の額といい、快適なマンション暮らしをされているところといい、楽しく節約ゲームに励むこと以外に全くがんばっているところがないのが山崎さんの生活の特徴である。

また、独身生活を貫き、徹底的に好きなこととやりたいことしかしないということをモットーにされている。

寝太郎さんと同じく思索に耽ることを好む傾向にありつつも、生来の性質は違うようで、外では飲まずに自宅に友人を頻繁に招くなど社交的で、友人数が多く、ストレスもなく、幸福度も極めて高いように見受けられる。

 

また、寝太郎さんと山崎さんの共通点はお二方とも東京大学を卒業されているということであるが、山崎さんは大手飲料メーカーの広報という花形中の花形職種に就き、退職後は日本新党の立ち上げと広報に関わったとあり、当時の日本新党の躍進を知るものとしてはその広報能力に舌を巻くわけであり、その経歴からは本当にデキる男だったとしか思えない。

そして、小説を書くためにフリーになったらしいのだが、プータロー生活が楽しくて楽しくて、ついぞ小説を書かず、プータロー生活こそが天職と思うようになって、プータロー生活を20年程度されてから友人の誘いに応じる形で文藝春秋より本書を出版されたようなのだが、俺の知る限り、書いた本がこの1冊のみで、売れた後も他に書いていないことに相当な好感を抱く。

山崎さんは、お父様が亡くなられた際に相続したのだが、お母様は海外で悠々自適の独り暮らしをされているようである。

 

そんな山崎さんの最大の特徴はとにかく食いしん坊であるということと、料理にかける情熱や手間や所持する道具のプロっぽさが半端ではないことである。

一流企業に勤めておられた20代には相当な食道楽で美味いものを徹底的に食べ歩き、今のプータロー生活に入られてからそこで培った確かな舌に頼って「あの名店の味」をどんどん再現し、かつ、自ら料理を探求し、楽しく作って美味しく食べて毎日を生きておられる。

 

これは我が家の話だが、うちのご主人は、カナダの大学を出た後に帰国して料理人になるべく調理学校に通ったのだが、「料理は顔がわかる相手に作りたいのであって不特定多数のために作りたいわけではない」ということにふと気づいたために料理人になるのを止めて、IT関連の職種で働き始めて今に至っているのだが、料理が好きなこともあって、実は山崎さんの著書はどちらかといえばうちのご主人の蔵書であり、何度も読み返しているようである。

なお、我が家では二人とも料理をするのだが、俺はうちのご主人が作るプロの料理を日々食べながら生きている実にラッキーな人間でもある。

 

というわけで、本書には山崎さんの生活スタイルや経歴についても多く書かれているものの、節約術の実際と料理のレシピにかなり多くのページを割いておられる。

 

寝太郎さんの真似は無理でも、山崎さんの生活なら真似できるな、これは豊かだなと心から思うのである。

 

なお、All Aboutのサイトに山崎さんのインタビュー記事があるのでリンクを貼っておく。

 

allabout.co.jp

 

以上、中野孝次先生著「清貧の思想」をバイブルとして、高村友也氏著「自作の小屋で暮らそう-Bライフの楽しみ」に究極のシンプルライフを学び、山崎寿人氏著「年収100万円の豊かな節約生活術」に豊かな節約生活術を学び、内山直氏著「幸せの確率」にアーリーリタイアへの道と実際について学んだというわけである。

 

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