悪いニュースを読み続ける現代病のことを「ドゥームスクローリング(Doomscrolling)」と呼ぶらしい。
少し前に、自分と関係ない情報に接して不快な気持ちになったり怒りの感情を抱くのはとても良くないことだと思ったのでネガティブな情報の断捨離をした。
その結果、情報量を減らしても何の問題もなかったし、社会への無用な怒りがある程度減ったように感じる。
世の中の人は「仕事」「自分」「家族(子・親・配偶者)」「社会」に対して分散的に関心を払って生きていると思う。
でも、子供がおらず、親も健在で、個人投資家とはいえトレード頻度が少ない俺は「自分」と「社会」の2要素にばかり関心を払うようになってしまい、それゆえにほとんどの人よりも社会に関する不要な情報を浴び続けてきたと思う。
定年退職後の老人と似たようなものなのだが、健康でエネルギーがある分、始末が悪いのである。
長らく、ニュースフィードのInoreaderを用いて日に500件以上のニュースの見出しに目を通してきたし、dマガジンで週に15冊程度の週刊誌や月刊誌を読み続けてきたし、Twitterには頻繁に目を通しているし、日に4時間分程度の音声コンテンツを倍速で聴いている。
情報の渦に溺れているという確かな感覚を自覚しながらも、どれも必要な情報に思えて断捨離できずにきた。
モノの断捨離は得意なのに情報の断捨離は大の苦手なのだ。
また、得た情報の多くは右の耳から左の耳に抜けていっているだけなのだろうが、ネガティブな記事を読んだあとの嫌な気持ちは心のどこかに残ってしまっていたのだと思う。
そして、先に述べた通り、「とても良くないこと」だと思ったので、ネガティブな情報だけでも勇気を出して断捨離することにした。
勝間和代氏はことあるごとにニュースダイエットを唱え、「ニュースを見ない習慣を!」と述べているのだが、そこまでは踏み込めないにせよ、俺にはある程度のニュースダイエットが必要だとは痛感したのである。
まず、目を通すニュースサイトは「Yahoo!」「NHK」「CNN」「ブルームバーグ」だけに絞った。
本当は本丸の「Yahoo!」を止めたいのだが、そこまではまだ踏み込めない。
悪の巣窟である「ヤフコメ」を読まないようにするだけで精いっぱいだ。
コラムに関しては釣り見出しばかりの経済サイトのコラムを閲覧するのを止めたいと思いつつも、そこには石ころだけではなく玉もあるだろうと思うのでそこまでは断てず、代わりに「文春オンライン」や「デイリー新潮」など、不毛な情報を垂れ流すサイトには一切触れないようにした(「Yahoo!」のリンクは別として…)。
dマガジンに関しては、「Newsweek」以外の総合週刊誌を読むのを一切止めることにした(今、嘘つきました。「SPA!」に目を通すこともあります)。
これまでかなり長いこと主要な週刊誌には全て目を通していたので、これは自分のなかでは極めて大きな変化である。
経済誌に関しては全て目を通すのを止め、興味がある特集の号のみ読むことにした。
「Casa BRUTUS」「ELLE DECOR」「クロワッサン」「家庭画報」「OZmagazine」といった好きな雑誌はこれまで同様に読むことにした。
YouTube Premium(広告無し有料プラン。YouTubeはほぼ聴くだけで映像はほとんど観ない)・Podcast・Voicyといった音声コンテンツは大好きなので全然断捨離できず、常にコンテンツに追われているのではあるが、ここでネガティブな情報に接することは少ない。
なお、テレビニュースに関しては、心の平静のためと、恣意的な編集映像に触れたくないので、昨年から一切観ないようにしている。
「大谷選手のホームラン映像が見たいな~」「相撲の取組をチェックしたい」「H3ロケットの打ち上げ失敗を確認したい」と思った時に能動的に検索をして観ることはあるが、受動的には観ていない。
余談だが、WBCは全試合を完全に観た。
本当はもっと減らしたいのだが、今しばらくはこれで様子を見ようと思う。
今日は親の結婚50周年記念日。
エイプリルフールではあるのだけど、本当の話なのです。
先ほど「親も健在」と書いたのだが、二人とも元気なままこの日を迎えられて本当に良かったなと思っている。
3月20日の佃堀
月島川にて
毎年恒例だった千鳥ヶ淵ライトアップを3年ぶりに見るとやはり感動する。個人的には東京で一番の桜景色だと思う
花粉症だけど、春の訪れに心華やぐ気持ちをそのままかたちにしたような光景。来年ももちろん行きます
アークヒルズにて。金ぴかの米国大使館をバックに…
東京ミッドタウンにて
六本木ヒルズにて
青山墓地にて
芝公園にて
増上寺にて
佃の河川敷にて。ランニングも楽しい
3月10日にオープンした東京ミッドタウン八重洲に今日出かけた
同様にチューリップ。たまらん