あたりまえのことを述べてもおもしろくないし、意味がないと思っているので、これまでも少数派としての意見を述べてきたつもりである。
例えば、眞子さんと小室圭さんの結婚に対して当人以外がごちゃごちゃ言うな!と述べ(ついでに言えば「一時金ぐらい別に出せばええじゃないの!」と思う)、福島第一原発のトリチウム水は即時排出せよ!と述べているのだが、世論調査の結果を見ると俺の意見は見事に少数派の意見である。
これまでも少数派であり続けてきたのだが、新型コロナ禍になって自分の考えと世論的な意見の乖離があまりにも大きくなってしまい、さすがに困惑している。
俺は法ではなく空気で縛る政治のあり方に対して反感を持ち続けているので、緊急事態宣言などと言って空気で縛ると言うのであれば、逆に空気を一切読まずに「3密を徹底的に避けつつも逆にガンガン外を歩いてやろう!」と考える天邪鬼なのだが、こんなことを言ったら少数派どころか不謹慎扱いされるので、簡単には口にできない。
インターネットを主にサイトやSNSを見ていると、新型コロナ禍という世相においては識者や有名人とされる人の声を含め、短絡的で、深く考えず、脊髄反射的で、ひがみっぽく、妬み深く、心に余裕がなく、差別的で、極度に平等やゼロリスクを求め、成果よりも態度の良さばかりを求める声のあまりに多いことよ…とさびしくなる。
議論を深めれば必ず論破されてしまうような浅い意見が大量に跋扈している世相にもほとほと呆れる。
俺が見ているサイトやSNSにこうした意見が偏在しているだけで世の中全体としてはそうではないと信じたいが、おそらくはそうではないのだろうという気がしている。
今の俺自身が足るを知って誰のこともうらやましく思わないマインドセットで生活できているので、浮世離れしてしまっていることは否定できないのだけど、これだけ多くの短絡的な意見や怨嗟の声を目にするとさすがにさびしく思う。
俺とて、1日のうちかなり多くの部分を情報を取ったり知識を深めるのに使っているので、世の中の理不尽に対して怒りが湧くことが多い。
しかし、怒りが湧くポイントとそうでないポイントがあまりに人と違うことに驚いてもいる。
以下、俺も人も怒るポイントについて述べ、その後にそうでないポイントについて述べることとしたい。
俺も人も怒っているであろうポイントは以下のようなポイントである。
国民に夜に会食をするなと言って国民を縛ろうとしておきながら、ちゃっかりと会食をしていた政治家に対して怒るのはわかる。
また自民党の部会などでは密になって会議をし、公務員の7割がテレワークできているわけではないのに、民間企業に7割の「ステイホーム」を押しつけることに怒るのも当然だし、新型コロナウイルス接触確認アプリCOCOA不具合に関する厚生労働省の対応の遅さや注射器でワクチンを取れる人数の積算を間違っていたことで省組織に対して強い違和感を持つのも当然だと思う。
俺は腹が立たなかったが、腹を立てた人が多かったように思ったのは以下のようなポイントである。
昨年、100日以上休まずに日本で一番の重責を担って執務にあたっているなか、おそらくは終始スタッフのアイデアで行われたであろう安倍前首相の「うちで踊ろう」動画があそこまで大炎上した理由がわからなかった。
また、昨年の12月11日に菅首相がインターネット番組で「ガースーです」と言ったことがどうしてあんなに炎上したについてもわからなかった。
国会や官邸で「ガースー」発言をしたのならともかく、普段から冗談もろくに言わなそうな令和おじさんが柔らかめのインターネット番組に出て、スタッフの筋書き通りに発言した、もしくは、サービス精神を出しておもしろいことを言おうとしたけどヤバいほどにスベってしまったというだけの話であろう。
おそらくは「鬼滅の刃」を全く見ていないのに「全集中の呼吸で答弁」と述べてスベったこともあったが、あれと同じであろう。
また、首相の原稿棒読みを批判しながら、原稿を読み間違えた時にも徹底的にこき下ろすのだから参る。
このところ、森喜朗氏が極めて不適切な発言をしたことで辞任を迫る動きが起きているが、過去の「あの子、大事な時には必ず転ぶ」や「子供を一人もつくらない女性を税金で面倒見なさいというのは、本当におかしい」など、森氏の失言は今始まったことではないので、俺は「彼ならやるミスだわな…。まあ、それでも彼に会長をやってもらいたかったんだろうし、功績もあったわけだからな…」「半径数メートルでは右に出る者がいないというほどにサービス精神と気配りがすごいと言われる彼だが、切り取られて可視化されると昔から最弱なタイプだからな…」と思った。
もちろん、他人に許されない発言が森氏には許されるのかと言われれば否としか述べようがないのだが、首相経験者の森氏が無報酬かつ病気と高齢をおしてこの役職を引き受けて、これまで人に頭を下げる調整などで相当な働きをしてきたのに、それらを一顧だにせずに、ひたすら正論を盾にして叩く世相には怖さを感じた。
俺は 昭和のオヤジを相当に憎んでいて「 昭和オヤジの衰退を願う」と以前に述べたし、これは森さんに対してというよりオジサン的な組織文化に対しての怒りの爆発なのだろうと思ったが、それでも既に発言を撤回して謝罪した森さん個人をここまで血祭りに上げるようなことか?とは思った。
ちなみに、日本学術会議の人事権は内閣総理大臣にあり、東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の人事権は内閣総理大臣にはないのだが、両方とも予算委員会では逆の方向性で大きな話題にされているようである。
そして、逆に多くの有権者が腹を立てないのに、俺が腹を立てるポイントで代表的なものは小池百合子氏の行動や言動に対してである。
「5つの小」だの「コロナかるた」だのやってる感ばかりのパフォーマンス、「20代・30代の皆さんへ」というプラカードを持って「昼も夜も外出を控えてください」と人としてあり得ない無茶な呼びかけをするなど、行動や言動に大きな疑問符がつき、かつ、昨春の中国へ防護服進呈および急転直下の緊急事態宣言呼びかけに続いて、今冬も自らの失策を打ち消すために近隣の知事を引き連れて国に緊急事態宣言を迫るような小池都知事の政治手法には昔から相当な違和感と怒りを覚えている。
もちろん、「女帝小池百合子」を読んで「こんな俗物中の俗物が都知事をやっているなんて…」という先入観はものすごくある。
また、政治家ではないが、新型コロナ患者をろくに受け入れていない団体である日本医師会の中川俊男会長の主張を見聞きするだけでいつもイラっとしてしまう。
しかしまあ、新型コロナ禍によって暗い話題ばかりの世相にあって、こうも怒りの感情ばかりがうごめいているのを見ると明るい春は遠いなと思う。
でも、中国では北京に到着する乗客などに予告なしで強制的に肛門へ綿棒を差し込む新型コロナ検査が行われているという恐ろしすぎる報を聞き、「これと比べたら大抵のことはずっとマシだわ…」とも思っている次第である。
【2021年2月11日追記】
小池氏はIOCが提案した4者協議を欠席する意向を表明したようだが、呆れるほどに扇動家らしい行動だと思った。
今だったら人が少ないだろうと渋谷スカイに行ってみた
渋谷上空に飛行機が飛ぶようになったようだが、ここからだとより近い
ここから六本木方面の景色は絶景だなと…
気温が16度まで上がったのでソファで気持ち良く過ごす
屋上の下の階も展望台でバーなどもある。ガラスギリギリに立つとマジで超怖い
おそらくは普段は密であろう中目黒のスターバックス・リザーブ・ロースタリー東京へ
思っていた通りだけど広い!
2階から見るとこんな感じ
フロアは4階まであり、吹き抜けでぶち抜かれている
2階の様子。各階に売り場があり、上の階はアルコールも提供。屋外テラスの席もある
とても気分の良いひとときを過ごせました。帰りに普段は行列、この時期はガラガラのラーメン屋でラーメンを食べましたが…