GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

「鬼滅の刃」を観てちょいネガティブ感想

ネタバレ的なことはほぼ書いていないに等しいので最初にことわっておきます。

日本社会において、「鬼滅の刃」を観ていることを前提として話がなされる「『鬼滅の刃』ハラスメント」すなわち「キメハラ」になんとなく押され、今頃になって「鬼滅の刃」をAmazon Primeで鑑賞した。

1話20分程度で全26話9時間程度のアニメ作品なのだが、この分量でコミック全23巻中、7巻の途中までだという。

大ヒット中の映画は「映画館に行って観るほどでもないかな?そのうちテレビとかでやるっしょ?」と思って止めているところだが、「キメハラ」時流に乗って観に行くべきか悩んでいなくもない。

ちなみに、日本国内歴代興行収入第1位「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」7巻の途中から8巻の途中までなのだそうだが、「このわずかな部分を題材にして歴代1位って何すか?今まで出た名作の数々を超えるというんですか!」と思ってしまう。

今のところ8巻の途中から最後の23巻まではコミックで読むしかないらしいが、「途中のごく一部分を映画にしただけ、かつ、観る前からストーリーがわかっている、かつ、アニメ版の続きで歴代1位とかってあり得なくない?」とも思う。

 

ここからは個人的な全体所感。

ネタバレはほぼないけど、ネガティブなことを書いているので嫌な人は読まないでください。

9時間もの時間を割いてしまったことを思うと最初からコミックを読めば良かったとも思うのだけど、コミックを買うほどの気持ちにはなれなかったので無料で観られるアニメから入った。

しかしながら、昔のドラゴンボールのあり得ない尺の長さよりはずっとマシとはいえ、子供向けアニメを大人になって、かつ、倍速視聴当然の時代に観ると間延びした感じがして正直暇を持て余す。

また、いかんせんギャグなどが子供向きで、大人になって志村けんのコントを観るのと同じくしんどく感じてしまう面があった。

 

そして、衝撃的にしんどかったのは19話~20話の部分。

アニメ全26話のうち第19話目にして主人公と妹が奇跡を起こしてここまでで最強の敵の首を刈り、ラストに「竈門炭治郎のうた」という新曲(しかも感動的な名曲)まで披露したのに第20話に入るとそれが敵に全く効いていないという超絶無念な展開。

絶望の淵に陥り、今度こそ絶体絶命という瞬間に、味方(味方であることは後でわかる)がひょっこりとやってきて、最強の敵をほんの1秒で倒してしまうのである。

主人公と最強の敵の雑魚ぶりに衝撃を受けてしまい、「今までの20回分を返せ!」とぶつけどころのない感情を抱いてしまった。

ショックでしばらくの間、観るのを中断してしまったからな…。

 

でも、子供時代を思い返すと、ヤムチャフリーザの強さの差だとか、ジェシーメイビアとキン肉マンスーパーフェニックスの強さの差といった、「これまではほんの序章」的リセットを普通に受け入れ続けてきたのである。

大人になって俺が偏狭になって、過去の蓄積を一掃する行為に苦しさを感じただけなのだ。

これは伸びしろしかない子供と、もう衰えるしかない中年の違いによるものとしか思えない。

ずっとゲームはしていないのだが、こういうことがわかると、この歳になってロールプレイングゲームをするのは絶対無理だなと悟るのである。

 

また、主人公が課題を片づけたかと思えば間を置かずに伝令のカラスが次の指令を告げに現れるのだが、毎回命を懸けているのにいつになっても終わりが見えない感じがして、実に重苦しい気持ちになるのである。

そんなわけで、今のところはアニメの26話だけでお腹いっぱいなので、映画やマンガはそのうち気分が乗れば観るかも読むかもって感じなのです。

 

ところで、先日、気温が13度まで上がった日に中央区内を散策したのだが、帰りは両国橋から自宅まで隅田川沿いを歩いて帰ったのでその際に撮った中央区内に掛かっている橋を写真を以下に載せておきます。

 

gooddays.hatenablog.jp

 

f:id:gooddays-shumai:20210127195106j:plain黄色の柱が印象的な新大橋。本当はこの一つ北にある両国橋も中央区内に掛かっていたのだが撮り漏れた

 

f:id:gooddays-shumai:20210127195114j:plain新大橋と清州橋の間に斜めに掛かる首都高の架橋があるのだが、橋と認識せずに撮り漏れ。こちらは特にデザインが美しい清州橋。重要文化財

 

f:id:gooddays-shumai:20210127195123j:plain隅田川大橋は上が首都高、下が一般道の二層構造になっている

 

f:id:gooddays-shumai:20210127195130j:plain永代橋(えいたいばし)は夜の様子も美しく、ここからの南方向の夜景は絶景の一言。重要文化財

 

f:id:gooddays-shumai:20210127195138j:plainカーブがかかっている中央大橋はデザインも周辺の景色も実に優美

 

f:id:gooddays-shumai:20210127195204j:plain佃大橋。この橋は片側3車線と幅が広いのだが、歩道も広くて渡りやすい

 

f:id:gooddays-shumai:20210127195211j:plain近所の自分にとっては最も馴染みのある我らが勝鬨橋。見るからに重厚だが、かつては跳ね橋でした。重要文化財

 

f:id:gooddays-shumai:20210127195219j:plain2018年に開通した最も新しく、かつ最下流の橋。本ブログの写真に頻繁に出てくる橋で、銀座に行く時は勝鬨橋浜離宮庭園・汐留・新橋に行く時はこちらを渡っています

 

f:id:gooddays-shumai:20210129205104j:plainこれは本日の夕方の様子

 

f:id:gooddays-shumai:20210127195229j:plain隅田川大橋と永代橋の間に流れ出る日本橋川の最下流の橋である豊海橋

 

f:id:gooddays-shumai:20210127195237j:plain中央大橋と佃大橋の間に流れ出る亀島川の最下流の橋である南高橋