朝ドラ鑑賞歴がそんなに長いわけではないのだが、朝ドラ「カムカムエヴリバディ」が終盤に入り、自分の中の期待値はマックスレベルである。
2作前の「おちょやん」の終盤も想像を絶するすばらしさだったが、もしかすると今回はそれを上回ってくれるのではなかろうかと毎日ドキドキしている。
ドラマというものは視聴者の願望を満たすべく終盤にきれいに「回収」されることが期待されるが、実際の世の中というのはただ時が過ぎるだけで「回収」されるというようなこともなければ奇跡も起こらない。
そうわかっていてもドラマがドラマであるゆえにドラマの世界でぐらいは「回収」されることを期待してしまう。
そしてその快感を味わいたいがゆえに長い時間を投じて鑑賞するのである。
駄話ついでに、朝ドラを観ていて気になっちゃうことを2つほど。
1つは死者が幽霊?となって出てくるパターンをかなり多く見かけることだ。
前作の「おかえりモネ」では亡くなったおばあちゃん役の竹下景子さんが終始ナレーターをやっていたぐらいに朝ドラでは死者が現世に姿を現す。
妄想シーンなのであれば俺も妄想は得意なほうだから理解できるのだが、幽霊に関しては一度も出会ったことがないし、俺は無神論者なので「なんだかな~」と思ってしまう。
でも、松村北斗さんが演じる稔さんの幽霊?のカッコ良さはガチでヤバいものがあったので全くネガティブには思わないんだけど…というかわしそのシーン観てガン泣きしてたし。
もう1点気になるのは奇跡の出会いが多すぎること。
これはドラマはどれもそうだからいいのだけど、「そんな偶然って…」「そんな都合の良い話があんのかい?」というぐらいにそうした展開が多い。
まあ、朝ドラというものは国民の皆さまの欲求を満たすために作られているものだし、俺だってそのために観ているわけだからそれにケチをつけちゃダメですわな…。
現実の世界においては言葉にならないぐらいに大変なことや想像を絶するような悲劇が起きている世の中だが、不謹慎なことに一番気になるのがドラマの結末だったりする今日この頃である。
【2022年5月11日追記】
期待値が高いと述べましたが、実際に高い期待にきちんと応えてくれたすばらしい作品でした。
近所月島のゆりかもちゃん
山下公園のゆりかもちゃん
皇居外苑で過ごすのにいい気温になってきた
築地川銀座公園のリュウゼツランの開花。30年から50年に一度しか咲かず、咲くと枯れてしまうのだが、咲くのをずっと待ちわびていた