GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

新型コロナウイルス禍と自分の生活の変化

俺はサラリーマンではなく、しいて言えば滅多に売買を行わない長期運用の個人投資家、もしくは無職、もしくは真の自由人ということになるので、基本的にはずっと家にいる。

なので、新型コロナウイルス禍によって何が変わったかといえば、投資でかなりの含み損を抱えたということ以外、生活の変化はあまりないともいえる。

変化があったのは以下のことぐらいであろう。

 

  • うちのご主人は普通の会社員だが、3月頭から最短でも5月まで完全なテレワーク勤務になり、家の中にずっと二人でいるようになったこと。
     
  • 2月中旬からスポーツジムに行くのを止めて、休会していること。
     
  • 感染防止のために電車に乗るのを一切止めているため、遠くに散策に行けなくなったこと。
     
  • 旅行や帰省はおろか他県に簡単には行けなくなったのが残念だが、そもそも電車にすら乗っていない。
    我が家は海外旅行の予約を半年前には行うのだが、今年に限っては嫌な予感がして何もしておらず助かった。

  • 外食も以前はガラガラで店の窓が開いている店には入っていたが、最近はテイクアウトしかしなくなり、外食の楽しみが大きく減ったこと。

なお、以下のような部分では変化がないといって良いと思う。

  • 食料品以外の買い物は以前からほとんどしないし、ネットで買うことのほうが圧倒的に多い。

  • 図書館が閉鎖されたのは残念だが、読まずに放置している電子書籍や本が山ほどある。

  • 徒歩で回れる範囲の混雑していない場所の散策は自由かつ、気候が良いので、以前と変わらずに散歩をしまくっている。

 

このような大変な世の中で通常通りに生活できていることに対して日本の社会に心から感謝するばかりである。

 

…と、ここまで述べた通り、かなりの損害を被った相場以外でコロナウイルス禍が俺の生活に与えた影響は軽微なのだが、それでも入ってくるニュースを見ると暗い気持ちになる。

疫病との戦いに集中するべき状況でありながら、感染を防ぐことと経済活動が残酷なまでにぶつかってしまうこと、長期的な収束の見通しが立たないこと、欧米諸国から悲しいニュースが次々に入ること、自粛経済の中で経済的苦境にあえぐ人々のことを考えると気が重くなること、世間の怨嗟の声の山あられ…などなどに俺まですっかり参ってしまっている。

こうしたニュースにやられないよう上手く情報量をコントロールしているうちのご主人から「コロナのニュースばかり見るのやめたら?」だとか「コロナ脳」だとか言われているのだが、ひたすらニュースやコラムやTwitterを朝から晩まで読みまくっていて、勝手に自爆していらぬストレスを溜めてしまっている。

まあ、その中でもあちこちに噛みついて論争を挑む池田信夫氏や、池田氏と藤沢数希氏の小競り合いなんかは色々な知見が入り乱れる知的エンタメとしてかなり楽しんでいるけど…。

 

“終息”とまではいかずとも、疫病がどうやって“収束”するかは俺にはわからないし、経済のダメージの予測もつき辛いが、これだけは確実だなと思うことは、今後、飲食業や国内客向けの旅行業が持ち直したとしても、外国人客向けの旅行業はいったん壊滅的なダメージを被るであろうというこということだ。

新型コロナウイルス禍が世界的に収まらない限り、各国は隔離期間を設けないかたちでは国境を開けないし、オリンピックも難しいと思うし、外国人向け旅行業界はその頃までは持ちこたえられないだろうとも思う。

 

あと、俺は配当目的でREIT不動産投資信託)を小口で多銘柄所持していて、その下落の度合いがかなりのもので参っているが、もし、テレワークの定着によって社会のあり方が変容して、都心のオフィス需要が減ったり満員電車が解消したり人が地方に移住しだしたりしたら、俺のREITの損失は戻らないままとなるかもしれないが、それでもそれはとてもステキなことなのではないかと思う。

なお、完全に優待目的で飲食業界の株式を小口で多銘柄所持していて、こちらの下落の度合いもかなりのものがあるが、こちらはどうにか乗り切って欲しいし、少しでもテイクアウトなどをして応援したいし、そもそも新型コロナウイルス禍が収まらないと家にわんさかとあってしかも有効期限のある株主優待券を使えないままとなってしまう。

 

それと、今回のブログで現在の自分のステータスについて言及をしたが、妻が稼いで俺が主夫をやっているという意味合いで「うちのご主人」という言葉を用いているわけではない。

うちのご主人と述べることにした理由については以前に述べているのではあるが、男のことを「主人」と呼ぶ世の中に反感を抱いているがゆえに逆のことをしているだけである。

家計は二人で一つと考えて包み隠さずにやっているが、完済した住宅ローンを含め、マンションの管理費・修繕費も固定資産税も家の光熱費も自分の社会保険料もずっと俺の口座から引き落としているし、相互の口座間で送金もしていない。

また、我が家がとにかくお金を使わない家であることも事実である。

 

それにしても、自分の生活はさして変わらなかったとしても、世の中がコロナウイルスに打ち勝たない限りは気持ちが心から晴れるということはないよなあ…と思う。

 

f:id:gooddays-shumai:20200412152137j:plain近所の散策はいくらでもできる。気候も最高である。ゆりかもめの頭も黒くなって北に帰る準備が整ってきた。いなくなるのがさびしい…

 

価値観が変わりゆく日々

43年間生きてきて、特にインパクトが強かった出来事をいくつか挙げる場合、漸進的な変化としてはインターネット革命と携帯電話の普及と中国の大膨張を挙げるが、突発的なトピックとしては、冷戦終結およびバブル崩壊東日本大震災を挙げる。

そして、今回の新型コロナウイルスによるパンデミックはそれらに並ぶか、もしかしたらそれ以上のインパクトを世界と日本に与えていると思うし、誰もがそう思っているものと思う。

パンデミックがこれから新興国や途上国において本格的に広がっていくことによってさらに大きなネガティブインパクトが世界に及ぼされるかもしれないし、そもそもいつになったら収束するんだ?と思うと本当に気が重くなる。

そして、俺だけが気が重いのではなく世界中の人の気が重くなっていると思うとさらに気が重くなる。

 

現在起きていることは後になって多くの人から総括・整理されるだろうが、数十万人~数百万人の命と医療を人質に取って世界の経済活動を止める疫病の恐ろしさ世界全体が同時にストップする危機グローバリゼーションの脆さ、自国民および外国民に対する国家の薄情さ、それでいながら最後はどこまでも国家であるという事実、政治決断のとてつもない難しさととてつもない判断ミスといったことは、現在起きていることとして真っ先に列挙できることである。

過去8回の俺のブログに証拠が残っている通り、俺も新型コロナウイルスを当初は舐めていたが、俺は何の権力もない市民にすぎないため、認識が間違っていたとしても誰のことも不幸にせずに済んでいる。

 

政治のとてつもない決断ミスというのはもちろん中国共産党の初期の隠蔽欧米諸国が招いたオーバーシュートである。

政治は結果責任が重要だが、前者はプロセスと結果の双方、後者は結果のミスが甚大すぎた。

もちろん、議論に上がっているBCGの影響だとか人種による耐性というような政治ではどうにもならないような側面が後でわかってくるかもしれないので断定はできないのだが、これだけ多くの人々を死なせてしまったのは該当国にとってはあまりに大きな政治的悲劇と言わざるを得ないと思う。

プロセスの部分でふらふらしている日本国は結果ではクラスター対策スタッフや医療スタッフの方々の奮闘があって今のところ持ちこたえているのだが、その結果がどう出るかは近未来に残酷なまでにはっきりと判明することになる。

本日時点でこれまで93名が亡くなったのは残念だが、他国に比べれば2桁少ないし、感染確認者数が増えていっていても、全国の重症者数を64名に抑えられているというのも他国と比べると格段に少ない。

また、感染確認者数の増加と比べて重症者数と死者数がさほど増加していないのも驚くべきことだと思うのだが、これもまた近未来に結果が明らかになる。

ドンピシャの「8時だョ!全員集合」世代としては、これまで都内で亡くなった30名、言ってしまえば46万人に1人の確率の中に志村けん氏が入っていたのが本当に残念である。

 

それにしても現実に起きている出来事が従来の価値観を次々に塗り替えていっている。

冷戦終結以降、グローバリズムこそが戦争を防ぎ、平和と経済成長と世界的な格差解消への正しい解だとされ、世界のグローバル化が進み、そのおかげで世界の貧困は30年前より格段に減った。

グローバル資本主義の正しさは北朝鮮がこれでもかと反面教師として教えてくれていた。

しかし、グローバル資本主義が進む中で、各国の国内での格差が拡大したためにトランプ政権の誕生やブレグジットのような反グローバリズムの流れが起きたのだが、新型コロナウイルスはその流れをある程度肯定せざるを得ないというところにまで推し進めることとなったと思う。

今回、人類愛を完全に抑えつけるかたちで国家のエゴが強烈に発揮されたが、今後はEUのような国を超えた連携は相当に弱まることになるだろうし、こういった事実を突きつけられてしまうと各国はグローバリゼーションと心中するわけにはいかないと考えざるを得なくなると思う。

俺は日本における農業従事者に対する過度な保護に対して、米・牛肉・オレンジ騒動以降30年来強い反感を持っていて、むしろ圧力団体としての「農民」に憎しみに近い感情を抱き続けてきたが、今回、グローバリゼーションに対する信頼が失われたことで食糧安保に対する考えを改めなくてはならないなと思った。

外国人労働者の受け入れなどについても同様である。

最近は人手不足のためかスーパーの野菜がどうしても高くなってしまっているが、生きるために必要な野菜や果物をきちんと供給してくれていることにものすごく感謝する日々である。

 

そして、国内において経済的な被害を被った方々の悲痛については前回に述べた通りである。

こういう時に国民が払う税金をどう振り分けるのか、キャバ嬢をどう救うのか?イベント業者は?飲食業経営者の営業補償は?居酒屋の従業員は?旅行業界は?外国ではでは?などと各方面でむき出しの議論が沸き起こっているが、国から貰う気がない部外者であっても納税者の一人としてあーでもないこーでもないと下世話なことをあれこれ考えてしまう日々である。

このような時にYahoo!ニュース下のヤフコメを読むことだけは、精神衛生のため、もとい、うちのご主人の「ヤフコメ読むな!」という厳命によって、ヤフコメ非表示鍵をかけて避けている。

なお、日本国憲法と戦後の反動によって、日本は他国と比べて国家の強制力が著しく縛られているということについては本ブログで何度も述べてきているのだが、こういう非常時になるとそうしたことがありありとわかるなあと実感させられている。

 

ここ1ヵ月以上、俺とテレワーク中のうちのご主人の二人でずっと家に籠って、スーパーでの買い物と飲食店でのテイクアウトと人が少ないところを散歩する以外は外に出ない日々を過ごしているが、家に籠って気持ちが内に内にいかないようにうまく発散させていきたいと思う。

 

f:id:gooddays-shumai:20200406221958j:plain近所の桜と全く稼働しておらず運河に停泊したままの屋形船