消費をすればするほど経済にとっては良く、環境にとっては大抵悪い。
したがって、消費は美学でもあり、消費は罪でもある。
貯蓄をせずに散財するほどすればするほど、経済にとっては良く、家計にとっては悪い。
したがって、散財は美学でもあり、散財は罪でもある。
借金をすればするほど、経済にとっては良く、家計にとっては悪い。
したがって、借金は美学でもあり、借金は罪でもある。
特に、日本経済とアメリカ経済の底力の差はこれらの徹底度の違いによって生じている。
そして、資本主義経済や会社というものは常に拡大を前提としている。
誰がなんと言おうと拡大のみを善としている。
もちろん、経済が発展することには、負の側面ばかりがつきまとうわけではない。
経済縮小は貧困を呼び、経済拡大は貧困層の生活を助ける。
インフレは全体がダメージを受けるが、デフレは職にあぶれた弱者のみが徹底的にダメージを受ける。
こうやって経済活動に関するさまざまな矛盾について考えると、経済発展を望むこと自体が喜ばしいことなのか?もしくはそうではないのか?それらについて考えれば考えるほどわからなくなる。
そして、株を買う人は、経済が拡大することを喜び、株を空売りする人は、経済が縮小することを喜ぶ。
一般的に、空売りをする人への風当たりは強いが、このように考えると、どちらが善で、どちらが悪なのかはわからないともいえないだろうか…。
ハハハ、こんな無意味な話をしてもしょうがないですけどね…。