GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

世の中は良くなっている

ジャニーズ事務所にしてもビッグモーターにしてもまあ、よくもこんな酷いことをやっていたものだと思うが、そういう膿が出されて世の中がどんどん良くなっていくし、実際に良くなっていっていると思う。

俺は「昔は良かった」と思ったことがないと断言できるぐらいに世の中はどんどん良くなっていると思うのに、それを指摘する人が少なすぎることに不満がある。

約4ヵ月前の5月8日に新型コロナウイルス対策のくびきから脱した歓喜をもう忘れそうになりそうなぐらいに人の忘却スピードは早いので仕方ないのではあるが…。

 

ジャニーズ喜多川氏の性加害は酷すぎるが、その多くはかなり昔の話で、まあ、自分が子供の頃から考えても昔は無茶苦茶なことが平気でまかり通っていたから、こういった酷いこともあったのだろうと思うが、今の世の中になっても透明性が確保されていなかったり、パワハラ体質や隠蔽体質があったりする事例を見ると、こういうのはなるだけ潰していかんといかんわなと思う。

ビッグモーターの件は何もかも論外だが、その他の似たような不正、世の中における下請け会社に対する無用な圧力や無茶な依頼や過度な中抜きなんかもどんどん日の目を見れば良いと思う。

 

しかし、この種の不祥事が明らかになった際に、危機管理のコンサルタント会社がついていると思われるのにもかかわらず、不祥事を起こしたほうのリスクマネジメントがあまりに甘くて愕然とさせられることが多い。

不祥事発覚後にビッグモーターが今後立ち行くとは個人的には全く思えなかったが、普通に営業を続ける姿勢を見せたし、ジャニーズ事務所もまさか株主および経営陣の刷新や社名の変更なしに立ちゆくとは全く思わなかったのだが、こちらもそのまま続けると言っていて、「将棋の2手先どころか1手先すら読めないからこんな稚拙な経営をしていたのかな?」と呆れてしまった。

 

世の中にはジャニーズタレントが好きな人がたくさんいるからあまり悪くは言いたくないが、個人的には女子アイドルやジャニーズタレントにはずっと嫌悪感に近い感情を抱いてきた。

俺には演劇の上手い下手を判断する見る目がないし、「むしろ劇団系の俳優のほうが大げさでわざとらしい演技をすることもあるよな~」などと思ったりするので、事務所の強烈なプッシュとはいえ、彼らが俳優として出てくるのは許せたし、俳優としての彼らにも感情を移入してこれたのだが(最近では、「どうする家康」の松本潤氏は全く感情移入できないが、朝ドラでの松村北斗氏や、朝ドラと「silent」の目黒蓮氏には感情移入できた)、ジャニーズタレントの歌が全く上手くないのはあまりにも明らかで、あれを聴かされるのが何十年間も苦痛でしょうがなかったし、こういった存在が日本の音楽シーンのレベルをどれだけ落としてきたかと怒りに近い感情を抱いてきた。

もちろん歌が上手ければ問題なかったのだが、少し前までは本当に酷かったと思う。

とはいえ、最近のジャニーズグループはK-POPの影響なのか十分聴くに耐えうるものが増えているし、ダンスに関しては本当にすごいと思うグループが増えている。

なので、女子アイドルがいつになっても害悪な音楽をまき散らし続けているのと違って最近はあまり嫌悪感を感じなくなっていた。

でも、さすがに今回あからさまになった不祥事なども考慮すると「ジャニーズ事務所はこのまま衰退してくれんかな…」という感情がどうしても湧いてしまう。

 

これからは社内意思決定の透明性を高めることが強く求められる世の中になると思うのだが、テレビ局が営利面に目がくらんでジャニーズ事務所の無茶な要求に従ったり、BBCという外圧によって明確になるまで不祥事をタブー視してきたことは大きな罪だと思うし、猛省して欲しいと思うのだが、これまでの世の中であればさもありなんとも思う。

しかし、新聞はジャーナリズムを完全に放棄していたといえるだろう。

もちろんそれはテレビと新聞が系列会社だからそのようなことが起きてしまったのだが、ジャーナリズムを発揮したのが個人的には世の中を委縮させる害悪な存在と思っている週刊文春だったということがなんとも悲しい。

でも、マスコミの同系列や記者クラブ制度が生み出す問題点もSNSの発達によって十二分に埋められるようになっている。

 

世の中にはクソみたいなニュースが溢れかえっているが、こうして世の中が少しづつ良くなっていると思うしかないし、実際にそうなっているということだけは間違いないと思う。

 

【10月2日追記】

10月2日の会見とそれによって発表された新体制のスキームを見るとジャニーズ事務所側はきちんと腹を切ったと思いました。

あとは、知っていたのに隠蔽してきた、マスコミや広報がどの程度自浄作用を持つか、責任を取るかということになるでしょう。

 

近所に「パークタワー勝どき」というタワマンができたので敷地を散策させてもらうが、庭の豪華さがすごかった。なお、屋形船の船着き場もこちらに移転していた

 

住民でもないのにうろうろして申し訳ないが、デカいタワマンだから引っ越しはこれから半年ぐらいかけて少しづつ行われるのではなかろうかと…。外から共用施設を覗くとその充実ぶりがすごいことになっていた

 

黎明橋からの景色はこの10年で全く違うものになった。右側の2本が「パークタワー勝どきミッド」と「パークタワー勝どきサウス」

 

横浜の友人の家に遊びにいった帰りにみなとみらいを散策。赤レンガと夕陽

 

台風接近の前にはこの世の終わりのような夕陽が出現することが多いが、9月7日の夕陽はまさにそれ。数分間だけ出現する異世界

 

久々に劇団四季の「アナと雪の女王」を観劇。開演前に自席からの撮影は可能になったみたい。もちろんすばらしい内容だった

 

電通ビルの46階から。道路の様子やタワマンの本数は見るたびに変わる。「球場ができるのでは?」と近隣住民からすると物騒な話が出た築地市場跡地(左)と浜離宮庭園(右)の闇が際立つ

 

やっと浜離宮庭園を散歩できる気候に…。キバナコスモスが待っていました

 

9年前に訪れたモロッコマラケシュ。まさか震災に遭うとは…

 

いかにも地震に弱そうな建物ばかりなので心配です。意地を張り過ぎずに海外の支援を受け入れて欲しいところ。また、リビアには行ったことがないのですが、すさまじい洪水の被害があまりに心配…。こんな時なのに国家が分裂状態にあり、復旧もどうなるかこれまた心配…