GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

補助金とかポイントとかマジでウザい

昔から一貫して「小さな政府主義者」の俺は補助金漬けの政治に対してかなりの怒りがあって、ガソリン事業者に補助金を出すぐらいなら最初からガソリン税を減らせば良い、業界に補助金を出すのを止めて税を安くしろ、こういったことを好む政治や官公庁の仕事はクソ以外の何物でもない、そんな無駄な仕事をするなら税金と役人の数を減らせと思う(本当は業務過多なので、もう少し公務員を増やしたほうが良いと思っているのだけど…)。

補助金も児童手当のように世帯や個人に出して再配分をするのなら納得できるのだが、自民党や官僚はグリップしやすい業界や事業者補助金を出したがり、かつ、それで仕事をした気になる傾向があるからものすごく腹が立つ。

マイナンバーの活用が整っていくことで補助金もとい支援金の流れが業界・事業者から世帯・個人に移行していくことを願いたい。

 

先日、家に断熱性と防音性に優れた樹脂製の内窓を設置したのだが、全ての窓に内窓を設置するのに50万円弱がかかった。

そこに、環境省の「先進的窓リノベ事業」東京都の「省エネ改修促進事業」に申請して(申請作業は施工業者に有料で依頼)30万円弱の補助金を受給したのだが(さらに固定資産税も少し安くなるはず…)、個人的にはありがたいし、断熱性を上げて二酸化炭素排出を減らそうとする行政の意図も理解できるのだけど、正直、こんな多額の補助金を出すなら税金を減らせよと思う。

そもそも、こちらは補助金があろうとなかろうと近いうちに内窓を設置するつもりだったのだ。

むしろ、こんな補助金を打ち切った後に市場が枯渇することのほうが心配になる。

 

ふるさと納税も、税金から個人に配るなら最初から取るなとしか思わないのに、利用しないと損なので、「こんなクソもクソな制度は早く無くなってしまえ!」と思いながら嫌々ふるさと納税制度を利用している。

知っている人、あざとく使う人が得をし、結局は「いってこい」な各種補助金だとか各種ポイントが、官民関わらずマジでウザいのである。

 

次は民間について述べる。

恩恵を受けてはいるが、俺はポイントが大嫌いだ。

大嫌いだが、理解して使わないと損をするから嫌な気分になりながら使っている。

本音では世の中からあらゆるポイントが消えて欲しいと心の底から思っている。

ポイント付与をしてその対価として得られる情報にマーケティング的な価値やビッグデータ的な価値がある程度あろうことは理解しているのだが、小売りの現場で売り手と買い手の双方に面倒くさい作業を発生させて生産性を下げまくって、それでもそれに見合う価値が得られているのだろうかと思う。

 

炭酸水製造機のソーダストリームのガスシリンダーを交換するためにららぽーと豊洲ノジマに出かけた。

少し前までは銀座ロフトで交換していたのだが、毎回、ららぽーとポイントカードを家に忘れてしまって(三井ショッピングパークならどこでも使え、銀座ロフトでも使える)4,760円(2本分)で購入していたのだが、少し前からららぽーと豊洲ノジマで交換をするようになったら、かなりの額が浮くようになった。

若い外国人女性の店員さんから促されて、面倒ながらもノジマアプリを入れると、初回から500円安くなり、初回以降はソーダストリーム社の台帳(危険品だからだと思う)への記帳も不要になり、さらに何故か毎回572円分のポイントがつくので、自動的に572円安くなった。

さらに、ららぽーとポイントカードを提示して38ポイントがついた。

そして、今日対応してくれた別の若い外国人女性の店員さんから「PayPayクーポンなら5%ポイントが戻ります」と言われたので、促されるがままにクーポンを取得して、PayPayで支払い、229ポイントがついた。

したがって、銀座ロフトだと4,760円を払っていたのに、ノジマであれこれしていくうちに4,760-572-38-229=3,921円(839円の得)しか実質的に支出しなくて済んだのである。

別の店の日本人店員はこんなことを教えてくれないのに、外国人店員だから気が利いているのか、ノジマの店員だから気が利いているのかはわからないが、面倒くさい手間をかけることでこんなに得をしてしまったのだけど、売り手側にとって、あれこれ手間をかけて、さらに839円もおまけして、ノジマはその対価に見合う利益が得られたのだろうかと疑問には思う。

だいたい、アプリに登録して提示するだけで毎回572円ポイントを付与してノジマに何の利益があるのか全く謎であるが、俺がガスシリンダー交換する店を銀座ロフトからノジマに変えたことだけは間違いない。

 

今回のPayPayクーポンの件について「こんなもん知らんかったよ~」と友人二人にLINEしたら、二人ともPayPayのクーポンは細かくチェックしていると返してきて驚いた(妻は俺以上にポイント嫌いなので全くチェックしてなかった)。

細かくチェックしている者だけに得をさせてPayPayに何の利益があるのか全く謎であるが、PayPayが楽天カード経済圏をこうした細かい手で打ち崩しているのも事実なのだろうと思う。

 

ノジマ以外には、グランブッフェで2,198円分の飲食をし、すかいらーく株主優待カード2,000円分を使って、実質の支払いは198円だったのだが、ららぽーとポイントカード提示で19ポイントが付与され、無印良品で1,372円分を買って同様に12ポイントが付与された。

家に忘れることも多いららぽーとポイントカードだが、持って行っただけで69円得したことになる。

しかも俺が持っているららぽーとポイントカードなんて15年ぐらい前に発行したもので、裏面には旧姓の妻の名前が記されたままなのだけど、それを我が家の買い物担当の俺が使い続けていて、厳密には違反なのだが、新しく作るのも面倒なのでそのまま使い続けている。

これを忘れずに持ってきて提示する者にだけ69円をおまけして三井不動産に何の利益があるのか全く謎である。

また、先日にユナイテッドシネマ豊洲で「君たちはどう生きるか」を観た後にグランブッフェで映画の半券を提示したら15%割引になったのだが、この割引も意味不明である。

 

帰り際に東武ストアで買い物をしたのだが、3,474円分買って、これまたTOBUアプリを提示することで16円分のポイントが付与され、さらに中央区発行の「ハッピー買物券」3,000円分を利用したので実質的には2,500円の負担で済み、516円が浮いたわけである。

なお、「ハッピー買物券」ではなくPayPayで払ったならば、TOBUポイントとは別にこれまた16円分のPayPayポイントが付与されたはずである。

 

ところで、この「ハッピー買物券」というのがクソもクソなシロモノで、中央区に申し込むと(抽選というタテマエだが外れたことがない)、12万円分の紙のクーポン券を代引で10万円払って受け取れる(2名分)のだけど、一体何のためにこんな事業が必要なのか全くわからない。

申し込まないと損をするから嫌々ながら申し込んでいるけど、こんなバカげた事業を考えた議員や役人も、作業に当たって仕事した気になっている役人や業者も打ち首モノだろとマジで思うほどのクソ・オブ・クソ事業である。

マクロ経済的観点で考えても今は需要創出や雇用対策は一切不要な状況なのである。

これを止めることを公約にする区長候補がいれば投票を考えるほどである(とはいえ、先日の区長選は23区長選史上前代未聞の無投票再選だった)。

余談だが、このクソ事業、昔は区役所で先着順で販売されていたようなのだが、2020年にはコロナ禍なのにも関わらず、欲しい人(主に老人と主婦)が大量に群がって区役所の前にすさまじい行列ができて「密」ができたと全国ニュースになって、それ以降、WEB優先の申し込み制になった。

こっちはWEBででも申し込めない限り、5分と並ぶ気にならないのだが、WEBで申し込めるので嫌々ながら申し込んでいる。

 

それにしても、ポイントの海、ポイント無間地獄を上手く遊泳しないと損をしてしまう理不尽な社会である。

 

この種の話で「ハッピー買物券」と並んでクソなのが近所のドラッグストアのやり方で、専用アプリ提示でポイントが付与されるのだが、このアプリ内にPayPayと同じく使い手に探させるクーポンがあり、さらに会計後に店員から手渡しされる紙のクーポンがあり、はたまた郵送されてくるハガキのクーポンもあり、それぞれを良く見ないと顧客は利益を最大化できないようになっている、かつ、この割引率がバカにならなくて、この前、紙クーポンを提示したら、レジで店員が作業に詰まって10分近く待たされたのだが、こんな感じで現場の店員と顧客双方に相当な負担を与えてしまっている(人手不足で店員募集しているのにも関わらず…)。

こちらが「もう、割引券利用なしでいいですよ!」と言っても店員さんは「ちょっと待ってください。ちょっと待ってください」と言って、超焦りながら10ページぐらいある紙のバーコード表の中から当該の商品のバーコードを必死に探して、10分近くかかってやっと見つけて事なきを得たというありさまである。

ここのアイスが安いのでアイスを買うことも多いのだが、たまたま買ってなくて助かったというものである。

さらに、その近くにある別のドラッグストアでも専用アプリを入れさせて同じようなことをしているのだが、こちらのチェーンにはアプリ内に「くじ引き」があって、これもしないと損をするのだが、余計に時間がかかって、俺も店員さんも時間を浪費するのだが、スマホの中には店の数だけ余計なアプリが入っているというおかしな世の中である。

 

いっそのこと開き直ってポイントとかアプリとかクーポンとか一切無視して生きたいのだが(妻はこれに近いのだけど、日常の買い物は俺の担当である)、それだとかなり損をするのでものすごくイライラしながらアプリやカードを提示し続けている。

そして、現場での時間の浪費ぶりを見ていると、業者も付与しているだけのベネフィットを得られているとはとても思えないのでイライラMAXになるのである。

 

あと、「補助金もとい支援金の流れが業界・事業者から世帯・個人に移行していくことを願いたい」と最初に述べたのに、本文では個人向けの補助金を痛烈に批判してしまっていました…。

 

真夏の外出は夜の散歩だけになってしまう。豊洲大橋。左側は共立メンテナンスが経営する朝食が豪華なLA VISTAで盛況、右側は建設中の豊洲市場千客万来施設の万葉倶楽部。来年2月にオープンらしいがかなり電気が点いている

 

豊洲ぐるり公園での花火ならええわな。たくさんの若者が楽しそうに花火をしている。新型コロナ禍で失った青春を取り戻してくれ~い!

 

竹芝も夜の散歩の定番コース

 

湿っぽいけど海風が吹くので気持ち涼しい

 

東京湾納涼船が着岸している

 

東京湾納涼船に乗っていた浴衣姿の女性たち。ソフトバンクが入るポートタワーは電気が煌々としている

 

お気に入りのウォーターズ竹芝