せっかくやりたい放題の3年間を手に入れたのに何事にも慎重すぎる感じがするのにはイライラさせられるものの、原発再稼働・鎖国状態の緩和・新型コロナ対策の緩和等々、懸案を前進させていないわけでもない岸田内閣は、個人的に支持はしないけど積極的に不支持というわけでもないという中途半端な内閣である。
この岸田内閣、ずっと謎の高支持率で推移してきたのだが、旧統一教会と国葬の問題とやらで著しく支持率を低下させている。
一日中テレビを観ている高齢有権者がテレビから垂れ流される情報に影響を受けまくったせいだと思うのだが、正直あまりにもどうでもいい問題=些事ではないだろうか。
この国には他に論じるべき問題、進めるべき問題がたくさんあるのにどうしていつもどうでもいい問題で立ち止まるのかと本当に情けない気持ちになる。
日本はこんなどうでもいい問題で止まっていられるほど余裕しゃくしゃくの国ではない。
どうせ支持率を落とすならば、医療費負担一律3割とか原発全稼働とか国民に嫌われてでもやらなくてはならなかった政策を断行して堂々と落として欲しかったものだが、現都知事と同じく、総理大臣になることが目的で総理大臣になってやりたいことがあるように思えない岸田氏にそんな蛮勇を発揮できるはずもない。
ただただ人気者で居続けたい、そう思ってきたのに、こんなにもどうでもいい問題で支持を失ってしまって、岸田氏はさぞかし無念であろう。
4,000万人超の年金受給者が一日中テレビの前でぼーっとしてだんだんと頭が壊れてきて、何が重要で何が重要でないかの判断力すら失ってしまっているのを政治家は甘く見ていたのかもしれない。
かといって、頭が壊れた人達の歓心を買う政治を続けたならば日本国の衰退は加速力を増すだけである。
国民も政治も経済力も国力もこうして壊れていくのだろうか…と暗澹たる気持ちになる。
敬老の日を明日に控えて述べることでもないのではあるが…。
こうした状況にある日本に必要なメンタリティーは「だからどうした!」と逆ギレしてみせる精神なのではなかろうかと思う。
有象無象の細かいクレームなどガン無視する精神があらゆる分野において必要であろう。
そうでないとさして重要でもない細かいことで何事においてもいちいち足を引っ張る流れや重苦しく陰湿な空気を断つことができない。
まず日本が良くなっていくために必要な精神はこのあたりにあるのではなかろうかと思う次第である。
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