毎日相当な量の活字媒体に目を通すので活字媒体では見たことは多々あれど、そもそもテレビを見ないし、特にバラエティーは全く見ないので、ベッキー氏をテレビで見た記憶がほとんどないが、ベッキー氏・「ゲスの極み乙女。」川谷氏の騒動の件はさすがに気になる。
個人的には浮気云々だとか、表の顔と裏の顔が全然違うとか、ヤバめの続報が出たとかそういったことはどうだっていい。
表の顔がきちんとしていて、それが世間にわからない限りは法にでも反さない限りは何をしようと俺の知ったことではない。
どうしても気になるのは携帯電話上のLINEの画面が週刊誌に出され、それを垂れ込む側やそれを晒してしまう出版社側を批判する議論を見当たらないことである。
尾行だとか隠し撮りならまだともかく、俺はどう考えてもこれを晒すのはやりすぎだとと誰もが思うのではないかと思うのだが…。
もちろん世の中における垂れ込みや晒し行為は何もこの件だけではなく、良くあることなのだが、こういった行為こそゲスの極みで、訴訟リスクにさえ耐えうる資金や弁護士を用意すればここまで個人的な情報をこれでもかと晒して良い、それを見てこれやりすぎじゃないか?という意見が大勢とならないことのほうが個人的には百倍気に障る。
CM起用している会社が怒るのだけは当然と思いながらも、メールのやりとりを全てを晒されて平気な人間なんているのか?
まあ、いまだにガラケーユーザーで月の携帯電話料金が2,000円台の俺は妻以外にはめったにメールをせず、妻にも「帰る」「トレーニングして帰る」の2種類しかメールしてないから他人に見られても全然平気なんだけど。
などというようなことをくどくどと妻に言っていたら、「そんなくだらない記事をクリックするあんたがゲス」と軽くあしらわれた。
確かに俺はこうしたくだらないゴシップ記事や、崖っぷちタレントの引退商法記事だとか、意味のないハウツー記事だとかをついついクリックしてしまうのだが、妻は信念でそうした記事は一切クリックしないようにしているので、確かにそっちのほうが正しいといえば正しいが、やはり俺はクリックしてしまう。
あと、妻がWEDGEの記事に俺が知りたいことが載っていることを教えてくれたのだが、どちらにせよ、資金と弁護士を用意してリスクを織り込んでやっているのだからどうにもならんのだろうなと思ってしまう。
浮気も悪いことといえば悪いことだが、愛情がないのに夫婦生活をするほうが個人的にはずっとおかしいと思うのと、こんなことは当事者同士が民事裁判なり和解なりでどうにかすれば良いと思う。
婚姻は単なる法的な形に過ぎず、結婚していようとしていなかろうとカップルは愛情で結びついているべきだと俺は思う。
でも、ずっと芸能界育ちで青春時代のないまま30歳過ぎて訪れた青春で勢い余って、仮にそのままゴールインしたとしてもそういうのって大抵は上手くいかないんだよなあ…。
別件になるが、SMAP騒動で思うのは芸能界というのが、事務所の力だとかしがらみだとか、わかってはいるけどヤクザなどと同じくつまらん縄張り意識がひしめき合っている俺が最も嫌だなと思っている世界であることが再確認されただけのことと個人的には思っている。