最近、大学時代に一番仲良かった親友2人がほぼ同時期にそれぞれ、建てた家に入居し、購入したマンションに入居した。
片方は結婚して子供がいて、もう片方も同居中の女性と結婚間近である。
片方は県庁の公務員で、片方は大学卒業以来同じ医療機器メーカーに勤めるビジネスマンである。
「大学時代は2人とも私より頼りないぐらいだったが人はまっとうに生きるものだなあ…」と心から感心した。
オイラは仕事では新人だし、オフタイムは自己研鑽を含むものの趣味と遊びばっかりで、将来設計のようなものはゼロだ。
自分の人生にプライドがないわけでもないから、自己否定するところまではいかないが、なんといっても周りがえらく人生経験を積んでいるように思えた。
まあ、オイラも不動産とかの本は人並みかそれ以上に読んではいるけど、すべて机上の空論にすぎない。
賃貸派でいくか、購入派でいくか悩みはするが、なんといっても今のオイラが住んでいるのは25㎡ちょいの単なる1Kのマンションだ。
話の規模は急速に小さくなるが、このところ、「自転車を買わなきゃ!買わなきゃ!」と思いつつ、サイトで勉強したり、ネット通販を検討しまくったり、店に足を運んだりしていたのだが、一昨日の日曜日の夜の19時半頃に、急に「こんなことで悩むのは時間のムダ。よし!今、自転車屋に行って、俺の身長サイズに合う4万円ぐらいのクロスバイクがあったら衝動的に買ってやる!」とキレ気味に思って近所のトリトンスクエアにあるセオサイクルで自転車を買った。
身長が高いからそもそも選択肢があんまりないというのもあるが、デザインも色もスペックもあれほど悩んでいたのに、「そんなにカッコ良くないし、色もベストじゃないけどもうこれでいいや!」って感じで買ってしまった。
シルバーのほうがカッコいいかもと思ったのに、「シルバーだとお取り寄せに3日ぐらいかかります」と言われた瞬間に「もう青でいいや!」と青に即決してしまったぐらいに衝動で買った。
こんな小さな買い物にあれこれ考え込む自分が嫌だったからそうしたのだが、それにしても早かった。
救いだったのは後で調べたら通販よりも安かったことかな…。
これまで10万円弱のドロップハンドルのランドナーに乗ってきたが、4万円弱のクロスバイクにレベルダウンする。
結局は、後ろにバッグをつけたり色々やってたら5万ぐらいになったのだが…。
多くの人にとってはクロスバイクやシティーサイクルの普通のハンドルが普通なんだろうが、私はドロップハンドル暦が15年と長かったので逆に慣れない感覚を抱いている。
前かがみじゃないから楽な気はするけど、体重がうまく下に伝わらないというか力のロスがあるような気がして仕方ないのである…。
でも、思ったより断然スピードが速くて満足した。
少しこぐだけでビュンビュン風を切る感覚を味わえた…。
このたび退役した自転車には12年弱乗り、私と弟がそれぞれ東京→宮崎に重い荷物を積んで旅行したりもして、言葉に表せないぐらいの愛着があるが、最近のチェーンの不調は目に余るものがあり、「このままでは絶対に事故る」と思ったので退役はやむを得ないと思い込むことにしている。
自転車を買う前日にも当日にもそれぞれ走っている途中にチェーンが外れたわけで、「もう嫌!事故る前にどうにかしなきゃ!」と思ったのも急いで買った理由なのである。
でも、この先仮にマンションを買うようなことがあれば、いくら悩んだ末とはいえ、不動産の衝動買いだけは避けないとね…。
それより大事なのは将来のパートナー選びなわけだが、それには逆に勢いも必要な気もするし、多分もっと難しいっすね…。
「まあ、何はともあれ、この立場の身軽さは武器でもあるわよね…」と自由な自分を肯定することにしてみる。
俺と弟がそれぞれ東京から宮崎まで走った自転車
浜松で出会ったブラジル人の方と
さらば!わが愛車!