GOODDAYS

東京の真ん中で仙人のように生きる俺のつぶやき

亀田興毅選手の世界タイトル奪取について(下)

今回の試合を見て、私が思ったことは以下のようなことである。

 

  • 第1Rのダウンはマイナス2点にすぎない。
  • 手数・技術はランダエタ選手、有効打数は微妙、一発の力強さは亀田選手。
  • 序盤と終盤はランダエタ選手が優位だが、2~10Rの多くは亀田選手が優位か?
  • すべてのRで1点差以上つけるルールだが、丁寧に見ていけばどうか…?
  • そもそも、このルールが事情を複雑にしている気がしてならない。
  • 魔の第11Rも、その他のRも全部10‐9なのが大きすぎるのかね…。
  • ランダエタ選手は「勝った」と思って中盤はちょっと消極的になった。
  • 亀田選手は毎度ながらジャブが少ないが、ランダエタ選手のジャブは多かった。
  • ランダエタ選手のジャブはガードの上から当たっていたが、採点に響かなかったのか…。
  • 減量苦から解き放たれたランダエタ選手のスタミナは意外にあった。
  • 逆に亀田選手はパフォーマンスからして減量で苦労をしたようにも見えた。
  • 緊張したことと、序盤にダウンを取られた焦りも動きの悪さにつながったのだろう。
  • また、はじめからいつもより動きが悪いように見えた。
  • ランダエタ選手は打たれ強さが身上だが、まさしくその通りだった。
  • ランダエタ選手のパンチは軽く見えたが、亀田選手をぐらつかせた。
  • 亀田選手は意外に打たれ弱いのかもしれないと思った。
  • 亀田選手は顔に感情が出すぎていたし、ごまかしが上手くない印象があった。
  • インターバル毎に全国にその表情が流されているのには「どうなの?」と思った。
  • 終盤に亀田選手が見せた根性は立派だった。
  • とはいえ、第11Rのクリンチはダーティーだし見苦しいものだったといえる。
  • でも、背負うものが大きすぎて負けられないのだから仕方ない。
  • 実況は亀田選手を持ち上げながらも、終盤は諦めモードだった。
  • 亀田選手が勝ったことに多くの人は驚いたのであろう。
  • もちろん私も大いに驚いた。
  • ついでに、朝青龍のパフォーマンスにも驚いた。
  • 「ボクシングって八百長じゃん!」とにわかファンが思わないことを望む。

 

前回に述べたが、私は、ジャッジの採点にケチをつけるつもりはない。

それに、なんだかんだいって、亀田選手が勝ったことは素直にうれしいし…。

 

ところで、この試合の視聴率はおそらくおそろしいものになるのであろうが、それにしても、何故にここまで亀田兄弟は人気が出たのだろうか?

 

第一はTBSのくどいほどのプロモーションによるものだろうが、以下に、私なりに亀田兄弟の人気がある理由について考えてみた。

  • どの年層からもお茶の間ウケするキャラクター。
  • 長男も次男も同じぐらいにキャラが濃い。
  • 大阪は西成出身のコテコテのキャラ。
  • 親父さんは解体屋だったようで、一家に貧乏の経験もある。
  • 庶民的で時代遅れなキャラだから嫌味がない。
  • そのようなキャラのサクセスストーリーはウケる。
  • 愛嬌があるキャラだし、3人兄弟という構図がおもしろすぎる。
  • 中卒でボクシング一筋で、しかも、西成の天下茶屋中卒。
  • 親孝行で絆の深い兄弟像が事細かに描かれている。
  • 「親父のボクシングが世界に通用することを見せたい」という姿勢は立派すぎる。
  • 親孝行で兄弟思いだからヤンキーでも許される。
  • ヤンチャなキャラなのに、君が代斉唱時には胸に手を当てる真摯な面もある。
  • 興毅選手の趣味はパソコンで、大毅選手は絵が上手かったりする意外な一面もある。
  • 親父さんはビミョーだが、「大」「和」を「興」すという意のネーミングはユニークである。

 

これらの要因が、敬語を使わないデカすぎる態度・持ち上げすぎなマスコミへの辟易感・未知数な実力などを割り引いても人気があるゆえんなのであろう。

 

ところで、母親のことはほとんど話題に登らないけれど、教育方針の違いなどが原因で数年前に史郎氏と離婚しているらしい。

そういう意味ではボクシングが家庭を壊したとも言えるのである。

家族愛がテーマなだけに、このことにはあまり触れられていないのかな?と思う。

あと、亀田家には6歳の姫月ちゃんという妹がいるらしいが、この子も親父が引き取っているのかな?ということも気になる。

また、和毅選手は中学校不登校でボクシングに打ち込んでいるらしいが、テレビ局としてこんなんでいいのかな?とも思う。

 

なにはともあれ、この試合で亀田選手への風当たりは相当に強くなったといえる。

作られたチャンピオンと思われないためにも真価は次戦以降に試されるであろう。

「初防衛はチャンピオンになるより難しい」とはよく言われることである。

 

これで、日本のジムの所属する世界王者は6人に戻ったのだが、先日、わずか8戦目にして世界王者になった名城信男選手の試合をテレビで見た。

昔に書いた田中聖二さんの事故に関わった点では陰のあるボクサーだが、ユニークな戦い方をする名ボクサーなので、大物王者の長谷川穂積選手とともにかなりの要チェックだと思う。

 

【追記】

もう1度試合を見直したのだが、私の採点で亀田選手優位なRが3R・6R・8R・9R・10Rの5つ、ランダエタ選手優位なRが1R(2点差)・11R・12Rの3つ(第12Rの亀田選手はコンビネーションは出まくっていたけど、ふらついていたので負けということで…)、微妙なのが2R・4R・5R・7Rの4つであった。

ちなみに、ジャッジの採点でフルマークは、亀田選手が3R・6R・10Rの3つ、ランダエタ選手が1R(2点差)・11Rの2つであった。

結論としてわかることは、全体的に難しい試合だったということである…。