GOODDAYS

東京の真ん中で仙人のように生きる俺のつぶやき

亀田興毅選手の世界タイトル奪取について(上)

仕事から帰ってきて録画を急いで見た。

 

結局、亀田興毅選手がファン・ランダエタ選手に2-1の判定勝ちを収め、WBA世界ボクシング協会)世界ライトフライ級王者となった。

 

私の判定では数点差で亀田選手の負けだと思ったが、そもそも、ボクシングの判定はとてつもなく難しいものであり、現場の至近距離ではなくテレビで観戦している素人がとやかく言うものではないと私は思っている。

それに、私は、3R制かつ、ラウンドごとの手数や有効打数や技術力より、トータルのアグレッシブさやダメージを優先するK-1判定を見すぎているので、この感覚できちんとした判定はできないと思っている。

 

協栄ジムは外国人王者を駒のように扱うイメージもあるが、抜群の営業力を持っていて、世界戦を持ってくる力も、裾野を広げる力もあるが、亀田兄弟を得てからというもの、その勢いは止まらない感じがする。

確かに、協栄ジム・不祥事の多いTBS・WBAというのは怪しげなコラボな感じもするが、私は裏があることが実証されない限り、裏を認めたくない人間なので、背後で大きな力が働いたとは思わないことにしている。

 

だって、自分がジャッジだったらいくら積まれても金なんて受け取らないし、そのことがバレたら社会的に死ぬでしょ…。

とはいえ、あの会場の空気ではホームタウンディシジョンによって、スプリットディシジョンとなったとしても仕方ないところではあったのだろう。

本来ならば、WBAの本部はベネズエラにあって、ランダエダ選手はべネスエラの選手だから、そういう意味ではランダエダ選手にも追い風がなくもなかったのだろうけど…。

 

ところで、先ほどWBAも怪しいコラボの中に入れたが、ちょうど良い例がある。

スポーツナビに以下のような記事があったが、さすがにこれにはしびれてしまう。

 

試合後の記者会見場にはWBAの立会人が足を運び、亀田のトレーナーを務める父親の史郎さんに「WBAのメンドーサ会長から特別のチャンピオンベルトを贈ります」と報道陣の前でプレゼントを手渡した。亀田の家族愛、父親と3兄弟の努力は素晴らしい。だが、中立であるべき世界の統括団体が事前にこのような準備をしていたこと自体、見識を疑われても仕方ない。

 

ところで、私はすぐに「八百長」だとか意地悪なことを言う人間が大嫌いだし、スポーツに打ち込む者がどれだけのリスクを負い、どれだけの苦労をしているかについて理解しているほうだと思うので、「八百長」だとかそういったことを言う気には一切なれないのだ。

 

そのような中、薬師寺保栄氏が呈した苦言程度ならまだ理解できるが、以下の毎日新聞のネット記事におけるガッツ石松氏の発言は不用意なように思う。

 

「まいったね。なんでこの人が勝ちなの」
「亀田兄弟は人気があるかもしれないけど、この試合で勝てるのなら、ボクシング界は何をやっているのかと思われる。日本人は立っていれば、チャンピオンになれるの?全世界のボクシング関係者に見せて、判定してもらえばいい」
「日本のボクシングはタレント養成所ではない」
「これがまかり通るなら、僕はボクシング関係の肩書は何もいらない」

 

「ボクシング関係者がボクシングの八百長を疑っちゃいかんだろ!」と思う。

でないと、その世界そのものが疑われて成り立たなくなる。

ボクシングが汚されてはいけないという強い思いから「正直に勇気のいる発言をした」とも思えなくもないのだけど…。

 

世論やTBSを敵に回したくないがゆえに、いつもなら歯に衣着せぬ発言をする竹原慎二氏が気味悪いぐらいにヨイショしていたのは見ていて異様に映ったが、それは仕方ないであろう。

鬼塚勝也氏はタノムサク・シスボーベー戦をはじめとして、世界戦では毎回判定に助けられまくってたからこちらも仕方ない。

 

亀田選手のほうが分が悪いように見えたといっても、2年前のK-1MAXで、魔裟斗選手対ブアカーオ選手の試合で明らかにブアカーオ選手が勝っていたのに延長になり続けた時ほどに明らかではないし、1Rごとを区切って見るボクシングの結果なのだから、積み重ねのイメージで見てはいけないだろうとは強く思う。

それに、いかに判定が不当に思えたとしても、あの時の魔裟斗選手同様、亀田選手自身には何の罪もないのだ。

 

次回に続く。

 

gooddays.hatenablog.jp