紅葉は函館で十二分に堪能したし、20日の日曜日にも石神井公園でも楽しんだのだが、風流なものは何度楽しんでも良いに決まっているから高尾山に行ってきた。
高尾山は東京近郊にありながら旅行者風情でいられる数少ない場所であるのが良い。
また、ここのリフトというのは12分間もの長さにわたって乗ることができ、そのうえ、かなりのスリルがあるのがすばらしい。
あくまで絶叫系が大の苦手の私にとってはだが…。
リフトを下るときの景色にはなかなかに圧巻なものがある。
しかし、一年でもかなりのトップシーズンであることには間違いなく、リフトは30分ぐらい待ちでやっと乗ることができた。
もちろん下りも同様である。
行列嫌いの私にとってはいっぱいいっぱいのラインであった。
頂上では美しい紅葉と景色を楽しむことができたが、全体を通して、紅葉を楽しむというより「花より団子」で、串団子だとか酒まんじゅうなどといったものを食べることに集中していたような気もする。
本当は名物のとろろそばを食べたかったのだが、休日なこともあって、人が多くて行列ができていたので即あきらめた。
晩秋のなごり惜しい気分を十分に楽しんだ日であった。
