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東京の真ん中で仙人のように生きる俺のつぶやき

安倍外交はけっこうすごい

なんだかんだ言って、アメリカ・インド・トルコと仲良くやって、中国・ロシアともケンカせずに上手くやって、イランとサウジアラビアという不倶戴天の敵の双方と仲良くやって、かつアメリカから怒られずに済むって、日本がすごいのか、安倍外交がすごいのかはわからんがかなりすごいことだよなと思う。

少なくともトランプ氏のようなおっさんを上手くいなせているのはすごいことだと思う。

このいなしによって得られる国益は計り知れないものがあると思う。

っていうか、世界で日本と仲が悪いのは南北朝鮮とだけというものすごい状態になってる…。

安倍内閣にも長期政権ゆえの弛みが出てきているが、外交は良くやっていると思う。

 

外交力とは経済力と軍事力を背景にするもので、アメリカと中国は双方、ロシアと北朝鮮とイランは軍事力という恫喝力によって外交プレゼンスを持ち、サウジアラビアやトルコも軍事力を背景にそうなろうとしているが、軍事力を背景とした恫喝は経済制裁を加えられやすいのでむしろどうなのかな?とも思う。

独裁国の北朝鮮とイランはともかく、経済制裁によるデメリットが計り知れないのに我慢し続けるロシアの有権者って何考えてるんだろうと思う。

もちろん、選挙が公正ではないというのもあるが、それでもプーチン政権が支持されているというのは事実としてある。

そして、軍事力は高いものの軍事力をアピールすることを極力抑えて経済力一本で勝負するのは日本とドイツだが、これは敗戦国であるという宿命によるものでもある。

 

日本が「金持ち喧嘩せず」で上手く世渡りできているからといって憲法9条の縛りをそのままにするのがベターな方法とは俺は思わないが、それはたまたま運良く上手く世渡りできてきたからとしか思わないからである。

ホルムズ海峡でのタンカー攻撃事件や中国・北朝鮮の領海侵犯を見ているといつまで現憲法の枠組み下における「調査・研究」というこじつけで乗り切らなきゃいけないのだろうと忸怩たる気持ちになる。

 

現在の憲法9条下で現実的に日本が取り得る道は、世界最強&最狂暴国アメリカとガッチリ同盟を結びつつ、その他の国と大きくケンカをしないという手しかない。

そういう意味ではアメリカの言いなりにならざるを得ないのは自明の理なのに、憲法9条大好きな人に「アメリカの言いなり!」と叫ぶ人が多いのは全くのナゾで、だからこそ俺は護憲派の人のことを全く理解できないのである。

もし、「9条大好きっす!日本はアメリカの言いなりになってればいいんだ!」と叫ぶ人がいたとすれば、意見が合う合わないは別として、そのロジックは理解できる。

 

俺は香港・ウイグルチベットに大変同情的だが、人権問題で中国に本気で対峙できるのは、軍事力と経済力を兼ね備えた国および多国間連合だけである。

つまり、強固な制裁をチラつかせてつつ人権問題の改善を本気で促されたとして中国が本当に困るのは、アメリカもしくはアメリカとの多国間連合、もしくは本気で結束したEUだけということにならざるを得ない。

 

残念ながら日本は中国を恫喝できる立場にはなく、軍事力を行使しないと明言している憲法を持ち、それを行使することを許さない国民を持つ日本にできることはせいぜい「人権に気をつけてね!」と発言する程度にならざるを得ないのである。

人権問題を口にして相手に対して効果を与えられるのは経済・軍事の両面で強いプレゼンスを持った国および多国間連合だけであり、その問題に本気で取り組むのはアメリカとEUに任せる他ないし、民主主義(=民主政)システムを生み出した彼らにお願いするしかないのである。

もちろん、日本がアメリカとの多国間連合もしくは同盟でアメリカと足並みを揃えて動くということであれば可能だが、中国は韓国と違って仲たがいするには存在が強大すぎる。

 

習近平国家主席国賓として招くことに反対という声があるが、何よりもメンツを重んじる中国に対して仮に国賓待遇を取りやめたらどれほどの報復と損害があるかを想定して反対しているのだろうかと考えざるを得ない。

韓国との報復合戦で日本が負う傷は少ないが、20年前ならともかく、日本は中国とはもはやケンカできないところまで差がついてしまっているのである。

 

このように考えると、日本がアメリカをキレさせない程度に中国と仲良くするのは選択として極めて妥当ということになる。

中国はアメリカと蜜月だと日本をないがしろにするし、逆またしかりなので、米中関係が悪い今はむしろ日中関係ボーナス期と冷めた目線で考えるしかないのであろう。

 

これで今年最後の記述になります…。

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