前々回は自然遊歩道散策について述べたが、今回は街散策について述べる。
今の時代は、GoogleアースとGoogleマップというすばらしいツールを無料で使えるので、どれだけ机上旅行しているか、その時間を積算したらものすごいことになるとは自覚しているのだが、やはり足を使って歩くのは最高の娯楽だ。
歩いても歩いてもいくらでも歩くところが尽きないというのは、東京に住む最大のベネフィットだと思う。
また、東京都心に住むと、歩くところも多ければ、車もないので足は屈強になる。
こういった強みは海外旅行でも存分に生きるので、3日間1日に20キロ程度歩き続ければかなり大きな都市であってもかなりの場所を歩いてきたし、夏のヨーロッパならば明るい22時頃まではひたすら歩いてきた。
そして、一緒に歩いてくれる健脚なうちのご主人には感謝をしている。
もちろん、100%娯楽の散歩なので、観察結果を偉そうに語るつもりはないが主観で経年変化を観察をするのは楽しい。
自分の中で長年続けている仮想田舎暮らしシリーズの一貫で、以前に沼津・三島・熱海・湯河原に行った時の話になるのだが、熱海・湯河原は温泉が出るものの、沼津や三島のほうが住むには良いだろうなとは思った。
沼津は駿河湾と千本松原と沼津港がズルいと思ったものの、市街地は平塚と雰囲気が似ててなんとも元気のない街なのだが、沼津は車で東名を下りて走ったらロードサイド優位の街とすぐに気づくから仕方ないかとも思う。
沼津市は伊豆半島側の南にも広がっていて、過去に戸田あたりで絶景を見た記憶があるので車で行く機会があればまた攻めたいところである。
三島は湧水が有名で、小さい道々にも湘南地区に感じるような色気を感じたし、三嶋大社あたりの雰囲気もすばらしかった。
ここまで水が湧きに湧く街で他に思い浮かぶのは島原と忍野八海ぐらいなものだ。
ただし、有名な楽寿園がビミョーだったことと、道幅のせいか車が混んでいる気がしてそこは仮想田舎暮らし視点では少し気になった。
以下に、俺の街散策感覚での商圏の規模の比較を述べてみたい。
新宿・池袋・渋谷・上野&御徒町・銀座&有楽町&丸の内の5つの巨大商圏から外れると同じ首都圏にあっても中継的なターミナル都市があり、23区外で特に集積度が高いと感じる駅は横浜・川崎・千葉・大宮・吉祥寺・立川・町田の7駅であり、どこも勢いがある。
この6駅は甲乙つけがたい規模で、地方の50万都市に匹敵もしくはそれを凌駕する。
それに次いで、八王子・桜木町・本厚木・柏などの駅が集積している印象である。
さらにそれに次ぐのは、川口・浦和・所沢・府中・関内・相模大野・武蔵小杉・横須賀中央・松戸・船橋・津田沼あたりといった駅だろうか。
ついでに、23区内で栄えているのは、原宿&青山・日本橋&京橋・六本木・秋葉原・中野・自由が丘・下北沢・浅草・北千住・二子玉川といった、地方都市とは比較にならないほどに個性的な街々であり、だからこそ東京は人を引きつけるのである。
恵比寿&代官山・品川・蒲田・錦糸町あたりがそれに次ぐ感じだろうか…。
新大久保・新橋・赤坂・神田などの商圏も飲食街なだけに活気だけはあるものの、商圏としての集積度で判断して対象外とした。
他、赤羽・調布・藤沢・平塚・川越あたりをギリギリ選外としたが、所詮、これらは俺の主観にすぎない。
横須賀・藤沢・平塚あたりがさびれ、大崎・豊洲・二子玉川・武蔵小杉・たまプラーザ・辻堂・海老名・海浜幕張あたりは大規模開発で勃興している感があるが、イオンモールではないけど、街というのはリフォームするぐらいなら空き地を開発したほうが早いのだろうと思う。
もちろん、これまで写真はたくさん撮っているので、人があまり写っていない分だけでも、ネット上にアップしまくることは可能なのだが、多くの人にとってはこのような羅列は興味ないだろうなと思ってこれまでアップしていないし、世の中には街関連の専門サイトがたくさんあるのでそちらに任せることとしている。
ただし、東京見どころレーティングのカテゴリーの内容は実はこまめに見直して修正を加えるようにしている。
三島市内にて