GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

俺自身の弱みについて

前回、自分の強みについて述べたが、今回は弱みについて述べる。

 

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満員電車と行列に並ぶことが病的に嫌いであるとことあるごとに述べているが、それ以外の弱みを述べる。

 

俺は甘い食べ物が手の届くところにあれば我慢できずに食べ尽くしてしまう。

甘いものでなければ作り置きしておくことも可能だが、甘い食べ物を家に保管しておくことはできない。

これは完全に病気だと思っている。

子供の自制心を測るマシュマロ実験をしたら完全にOUTと言いたいところだが、同じ甘いものでもマシュマロはそんなに好きではない。

また、砂糖とかハチミツとか飴とか果物ならばなんとか家に置いておける。

しかし、それ以外の甘い食べ物を家に保管しておくことはできない。

 

こんな俺がデブにならずに済んでいるのは単に家に甘い食べ物を置かないようにしているからであり、割高になってもすぐに食べて良い分しか買わないようにしているからである。

甘いもの我慢偏差値は27ぐらいだと思う。

世の中に麻薬中毒の人がたくさんいるが、もし、甘いものが麻薬だったら俺は再犯者になるかもしれない。

人の家にお菓子の買い置きがあったり、机にお菓子を入れている人を見ると心の底からその自制心に対してうらやましく思う。

 

甘いものを我慢するのが苦手なだけでなく、食欲全般の抑制も苦手で、衝動食いもするが、これが食べ物ではなく、お金となると極めて計画的にしか使わないし、衝動買いしようとする気にも全くならず、それでストレスは溜まらない。

この長所に関しては非常に助かっている。

 

世の中の人は実に上手にスマホを使う。

しかし、俺はどんなに世の中が進化してもマウスを使ってしまう。

タッチパネルで誤操作をしてしまうことが怖くてどうしてもスマホ主体の生活にできないのである。

しかも、手先は器用なほうだと思うのだが、指が大きいためか、指先の感度が悪いのか、タッチパネルの操作を今一つ正確に行えない。

また、世の中の人はいろんなアプリを実に器用に使いこなすが、俺には知識もないし、何より使う用途がないし、意欲も湧かないので使いこなせないままである。

電話・メール・Gmail・LINE・Chrome・マップ・カメラ・フォト・Kindleアプリ・メモ帳・時計・カレンダー・電卓だけで俺がスマホに求める用途は全て事足りてしまう。

世の中の人々に対しての遅れ意識というか化石人間になりたくない意識は結構強いのだが、スマホ偏差値も32ぐらいだと思うので焦りはある。

なお、Kindle本体に関してはスマホよりもヘビーユーズしている。

 

俺はたとえ座れたとしても満員電車に乗ると気が狂いそうになるので、上京以来、満員電車に乗ることにならない方向にある街に住んでいるのだが、仮に、電車内でイヤホンをしてスマホで映画を観て趣味の時間を楽しむように電車内の時間を楽しめるような人がいたとしたら、その人は家賃の安い郊外に住むことができるわけであり、人生のコストを相当抑えることができるので、こういう人はある意味において勝者といえるだろうが、立ちっぱなしで車内を過ごすこともあるだろうから立ちっぱなしでも苦にならない脚力というものも求められるであろう。

そして、郊外ならば広い家に住め、緑も多く、車も持てて、ドライブやキャンプにも行きやすく、子育てなどもしやすく、生活において都会と郊外の両方のいいところを堪能できるという意味でも勝者である。

しかし、何故に自分の至近距離に数多くの他人がいて精神的に普通の状態でいられるのか俺にはどうしてもわからない。 

 

病的に行列が苦手な身として、行列が得意な人は人生に勝ったも同然だなと思うことがある。

女子トイレの行列を見ると、あの行列に並ばなくて良い、かつ、気軽に小便できるという利点だけで、他で多くの損をしているのにも関わらず、男に生まれて良かったと思うことがあるのだが、あの行列が気にならなければそれを無効化できるわけである。

俺が女だったら並ぶのが嫌すぎて我慢して漏らすこともあったろうにと思うから危ないところだったと思う。

まあ、水がぶ飲み野郎の俺はトイレが近いが、それに対して、うちのご主人は俺が5回トイレに行く間に1度も行かないぐらいで、一緒に出かけても家を出て帰るまで大抵はトイレに行かない体質だから、それなら女でもええわなと思う。

 

また、行列ができる店というのは確実にコスパが高く美味しい店であるということでもあり、行列に並ぶのが苦ではない人はそういうベネフィットを確実に得られる。

行列に何があっても並べない俺はそういう店には一生入れないままであり、大損をしているのである。

 

なお、俺はバス停の列に3分並ぶぐらいなら3キロ歩いたほうがマシと思うほどにバス停で待つのが嫌いだが、裏を返せば3キロ歩くのは苦ではないということでもある。

もしかしたらこれは俺の強みなのかもしれない。

また、列に並ぶという行為が嫌なだけで道端に3分立つのはそんなに苦ではない。 

 

ここまで述べると都会生活に向いてないように思われるかもしれないが、地方での生活も向いているとも言い難い。

特に虫が苦手というわけではないが、家に虫が入るのはとても嫌だし、行列やと満員電車が嫌いなのと同レベルに渋滞が嫌いだからだ。

また、ドライブのように景色を見るのが目的ならばともかく、運転という行為は徒歩や自転車と違って何の運動にもならず、電車移動と違ってながらでできることも少ないので、運転は人生の無駄だと思っている。

また、車は運動不足をこの上なく誘発し、ものすごくカネを食うツールでもあり、人を殺してしまうかもしれないリスクを負わせる悪魔のようなツールでもある。

 

それにしても我ながら面倒くさい人間なものである。

 

f:id:gooddays-shumai:20201227001150j:plainスイーツは我慢できない…

 

俺自身の強みについて

そんじゃそこらでは負けないと思う自分の強みについて述べるが、自分では掃除と整理整頓にだけは自信があるつもりだ。

単純に俺よりも掃除と整理整頓を徹底的にしている人間を見たことがないからそう思うのだ。

もちろん、これを神経質の超A型の潔癖な性格と言ってしまえばたちまち弱点にもなる。

10日に1度程度の元気がある日に、Podcastの番組を聴きながら、90分かけて床・レンジ周り・ベランダの手すり・窓の桟などを全て拭き掃除をしているし、掃除機は毎日かけているし、モノも一切散らかしたままにしないようにしているので、いついかなる時に人が来ても片づいた状態で応対できるし、そもそも、来客があるからという理由で特別な掃除をすることを自分自身に禁じている。

俺はこの90分掃除を「家事スポ」と呼んでいるのだが、スポーツほどではないにせよそれなりに体力を消耗量する。

でも、70㎡弱のマンションの部屋だからやれるだけで、一軒家で我が家より断然広い実家で同じことをやれと言われたら絶対に無理である。

 

うちのご主人は断捨離だとかシンプルライフの本は読みつくして何週もしているような人間なので、その種の分野に関しては似た者同士である。

ちなみに俺は徹底した拭き掃除志向で、使うのは数枚の雑巾とモップハンドルとはたきとアルコールとカビキラー程度、うちのご主人は重曹クエン酸・塩素系&酸素系漂白剤といった粉や液を駆使するタイプなので相互補完ができているのだが、水拭きとアルコール拭きで満足する俺に甘いと思うこともあるらしい。

なお、機器を解体しての掃除などもうちのご主人のほうが得意である。

なので、掃除魔とはいっても俺はダスキンのような仕事には不向きだろうと思っている。

 

掃除分野では似た者のうちのご主人に俺の強みを聞くと、俺の認識とは違う回答が得られた。

「不快なまでの嗅覚の良さ」と蓄積的な意味で「地図・地理・街散策を愛する情熱はすごい」との回答だった。

確かに嗅覚には絶対の自信がある。

でも、誰もわからないような臭いに一人だけ反応して臭い臭いと言っていることのほうが多いので、これはむしろ有害だと思っている。

地図・地理・街散策に関してはネット上で、もはや情念としか思えないほどに極めたる猛者を見ることがあるので個人的にはまだまだと思っている。

両方ともうちのご主人の得意分野でないがために突出して感じられたのだろうと思う。

 

ちなみに俺がうちのご主人のここがすごいと思うところは、「地獄耳」と「これはと思ったことがあればしつこく調べ続ける能力」だとと思う。

飲食店で隣の人が話している内容なんて、俺はそんなに耳が良くないし、目の前の人と話しているときですら考えごとをし始めると上の空になるシングルタスク人間なのに、うちのご主人は俺と普通に会話しながらでも隣の席の人の会話の内容を毎回完全に聞き取っていて、帰り道に話の内容をわかりやすく再生してくれる。

しかも主語や目的語や話の背景が抜けまくる俺と違って順を追って話すことができる。

隣の席との距離があって俺にはほとんど聞こえていない場合でもそうなので心底驚くのだが、要は俺は嗅覚と裸眼視力が、うちのご主人は聴覚と話の再生力が異様に良いというだけの話である。

また、俺もうちのご主人も「知ること・学ぶこと」が何よりも好きな人間だが、俺は意識や対象が散漫なのに対して、向こうは集中力と執着力があるのでかなわんなと思う。

掃除で俺が全箇所網羅拭き掃除志向なのに対して、うちのご主人が各所根治志向なのと似ているかもしれない。

 

また、俺の強みに関して、うちのご主人から「体格の良さと格闘技をやっていたことによるフィジカル面についてはそうなんじゃない?」と言われたが、長らく格闘技をやっていたら格闘技が強くなるのはあたりまえだし、骨太で身長が高い人間が格闘技をやったらゴリになるのはあたりまえだし、それでもアムステルダムを歩いたらたちまち普通の人になってしまうわけだし、そもそも身長が高くてゴツいと、座席は狭く感じるわ、フェミニンな男子がモテる日本では相手に無用な威圧感を与えるわでメリットを感じることがないので、これも嗅覚の場合と同じである。

 

ついでなので、リングではなく路上で取っ組み合いになったと想定した場合に、俺がどういった事前脳内シミュレーションをしているかということについて、次回に述べたいと思う。

 

また、俺とうちのご主人の共通の強みは住む部屋に対する自己満足度の高さではないかなあと思う。

万人がそれぞれそうであって欲しいと思うおめでたい部類の話である。

同居して10年強で、今のマンションの部屋を購入して住んで7年弱になるのに、完全に満足してしまっているがために、部屋のモノや内装は百年一日のように変化がなく、変化がないのに自己満足度も極めて高いままである。

リノベーション直後に浮足立って自己満を語ってもしょうがないと思っていたのだが、7年近く全く変化のない状態を保てていればそろそろ良いかなと思ったこともあって、今後、少しづつ我が家のリノベーションとインテリアの詳細についてシリーズで述べていこうかと思う。