自給率低下について叫ばれているが、農家は猛烈な米余りと米の価格下落に悩んでいるそうで、行政も消費減と減反が進まないことに悩んでいるらしい。
矛盾してるよね~。
過去にも述べているが、そもそも自給率の問題というのは、石油がストップしたら全て終わりだし、結局は自由貿易体制においては高い価格で買えるほうが勝ちなのだからどうなんだかとは思う。
だからこそ日本は自由貿易体制を守らなくてはならないのに、いつになっても保護に必至で、アメリカ大統領との短い首脳会談で牛肉市場について言われるぐらいだから笑える。
俺はBSEの問題は確率の問題で気にすべき問題とは思わないし、逆に日本国内の偽装のほうが気になる。
自分らが子供のときは資源を持つ国より、加工貿易ができる国が強いと習ったものだが、今は昔に戻って、とにかく資源を持つ国がやたらと強いんだから別の意味で隔世の感を持ちますなぁ~。
論理的に考えれば「自給率はいくら低くてもいいんだ」という解の答えは「YES」になるんだけど、時代によって状況が変わることはこの資源国が優位になったことを見るだけでわかるから、時代背景をきちんと見ずに何事も断言するのはやめたほうがいいなと思うようになった。
農業でもバイオ燃料の問題のように思いもよらない問題が降って沸くわけだし…。
そうそう、前にも書いたと思うけど、それでも、自給率をカロリーベースで書くのはいいかげんにナンセンスだからやめたほうがいいと思う。
これは、貧困にあえいでいた戦前戦中や戦争直後の発想であり、今の時代にはそぐわない。
金額ベースでの自給率は70%超えているし、カロリーの低い野菜などの自給率はかなり高いわけで、そういう観点から論じるほうがフェアだと思う。
それと、人類が肉食を控えたならばいくらでも養えるというのは有名な話で、肉を生産するという行為はそれほどまでに効率が悪いということですな…。
話題を変える。
少し前にイオン社長の岡田元也氏が「大都市と都心と地方との格差は開くばかりだ。大都市と地方都市で消費税率を変えるべき」というようなことを言っていたが、「地方衰退の大きな要因はあんたらじゃん!」と思わずツッコミを入れたくなりました。
弟の民主党元代表のことも悪く言うつもりはないが、イオンのパワーに地方の商店街はタジタジってのはおそらくイオンのある地域の人はみんなわかってるんでしょ…。
まあ、オイラの地元の宮崎にも日本最大級のイオンがあってカスタマーとしては助かっているように思いますがね…。
話題を変える。
茨城の当選宝くじの落とし主が現れたらしいが、20人目だったらしいですね…。
19人の嘘つきさんたちを一人一人確認してみたい。
次の話題。
僕は基本的に意味が変わる略称を使うのがとても嫌いなんだが、新聞はそれを使うのが大好きなようで、最近やたらと気になる。
例えば、文部科学省を「文科省」と呼んだり、経済産業省を「経産省」と呼んだり厚生労働省を「厚労省」と呼んだりするのはとても嫌だ。
俺は絶対にそういうふうには呼ばないようにする。
そもそもこの役所のネーミングからして日本語的におかしいのでとても嫌だ。
そして、知的障害者競技を「知的○○」と普通に書く新聞のセンスは許せない。
知的障害者のオリンピックを「スペシャルオリンピック」と呼ぶのは略でもなんでもないけど、これにも違和感を持つわな…。
かといって対案があるわけでもないのだけど。