原子力規制委員会が東海第2原子力発電所の安全審査で合格を出したが、これは東日本大震災で被害を受けた原発では初めてのことだという。
北海道胆振東部地震のブラックアウトを見るに泊原発を動かしていれば良かったという意見を見受けることが多い。
北海道で冬にブラックアウトを起こしていたら被害は甚大だったことを予想できるだけにベースロード電源としての原発の有用さに関する議論や意見が出てくるのは当然だろうと思う。
エネルギーミックス戦略があるとはいえ、個人的には北海道の電力供給の半分を担っていた苫東厚真発電所が石炭火力発電所であることに驚いたが、これについて資源エネルギー庁は石炭火力発電の必要性について説いている。
日本国内でも3割程度を占める石炭火力発電は、端的に述べると最も経済性に優れており、石炭火力発電を使わざるを得ない国々のためにもクリーンな石炭火力発電の技術で貢献していく必要があるとのことである。
なお、J-POUERによると世界の電力の4割は石炭火力発電が担っているとある。
ただし、国際社会においては日本が石炭火力発電を続けていることが批判されているわけでもある。
俺は個人的には原発再稼働に消極的に賛成するのだが、高度な技術を用いている原発の安全性を素人がきちんと評価できるはずがないとも思うし、日本は地震国であり火山国なので断定的な意見は述べられない。
東日本大震災における福島第一原子力発電所の惨状をみれば、専門家でも判断を誤ったということがありありとわかる。
原子力規制委員会が責任を持って取り組んでいるとはいえ、原発の問題は難しすぎる問題だといつも思う。
でも、福島に貯められまくっているトリチウム水はそろそろ海に放出するの許そうよとも思う。
なお、車がガソリンからEVに変わればその分多くの電力が必要になるわけで、地球温暖化の議論の重要性も増していくだろうから、日本の人口が減っていっても電力政策の重要性は増すばかりだとも思う。
沖縄県知事選挙が近いが、沖縄の米軍基地について語る時に、軍備戦略上の理由で基地はどうしても沖縄になくてはならないという意見がある。
もし、本当にその選択肢しかないのならば基地を沖縄県に置くしかないだろうと思う。
また、戦勝国であり条約締結国のアメリカとの交渉においてどうしても沖縄でないとアメリカが許してくれないという場合も同様だろう。
しかし、そうではなく、他の県に置いても軍事的に問題がないという場合には他の県に置く議論が必要だと思うが、これは極めて専門的な議論である。
鳩山由紀夫氏はそういった部分についてきちんと詰めずに「最低でも県外」と言って、衆議院選挙で過去最高の308議席を獲得しながらも政権崩壊の方向へ突き進んでいった。
今回は沖縄県民が沖縄県知事を決める選挙であり、沖縄県知事が軍事政策を考えるわけではないが、政府がスムーズに手続きを進めていくためには重要な選挙である。
原発の問題と同じく、基地の問題についても軍事に精通していない人間にとっては判断し辛いといつも思う。
しかし、それでも民衆が決めていく厳しさを持つのが民主主義というものである。
昨年7月に亡くなられた作曲家の平尾昌晃氏の妻と三男で歌手の平尾勇気氏とで著作権の管理などについて係争中だが、巨額の遺産に加え、印税は年間1億円以上というからすごい。
別の問題で、JASRACと音楽教室でも著作権使用料の徴収について争われている。
「漫画村」によって多額の損失を被った出版社が賠償請求をしたら大変な額になるだろう。
米中貿易戦争は巨大な知的財産権をめぐる戦いでもあり、知的財産権というものはそれほどに大きいものである。
とたんにしょぼい話になるが、このブログに載せている画像は写真は全て、主にうちのご主人、たまに俺が撮っているものだし、絵は俺が描いたものだから著作権は我が家にあるとはいえ、文章における引用符の使用や出典先の明示などについては適切に行う所存である。
このような世の中において、知的財産権の使用について著作者側とサービス提供側とで包括的な契約を結び、その結果として映像や音響や雑誌・書籍などのコンテンツを利用者に利用し放題で廉価に提供するサービスというのは本当にブレイクスルーなビジネスモデルだと思う。
被災後の気仙沼