GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

求人には目を通してます

急に寒くなってきたが、これで都内も紅葉してくるのだろうか…。

 

最近、県知事が逮捕されるニュースが目立つ。

18歳で上京したため直接県知事選に投票したことはないものの、宮崎県出身の私にとって、宮崎県知事が官製談合がらみで退陣しそうになるというニュースには、福島県知事や和歌山県知事の場合よりもさすがに強く反応してしまう。

 

談合という背信行為を平気でやる意識の低さには辟易とさせられるが、世間では談合なんてどこでもあたりまえに行われていることは、人づてに手に入る情報でも簡単にわかるから根が深い。

自治体などの発注案件の入札額を比べれば怪しくないものを探すほうが難しいぐらいかもしれない。

とはいえ、官製談合は民間企業同士による談合なんかよりずっとタチが悪いので、同情する気は全くないのだけれども。

しかし、仮にすべての談合を暴こうものなら、とんでもない規模になるであろう。

一度、本当に何もかも暴いて欲しいと思うのは私だけではないと思う…。

 

日本という国は、不正会計にしても、インサイダー取引にしても、談合にしても欧米諸国と比べると比較にならないぐらい罪が軽いと聞く。

プロ野球の裏金でもそうだが、2位球団に大差をつけて松坂投手を60億円もの大金で落札するアメリカの公正さを少しは見習ってほしいものである…。

 

話は変わる。

 

最近、就職活動をしているというわけではないものの、求人に目を通すようになったとは先日書いた。

 

そこで気づいたことに、自分が大学を卒業しているからか、「高卒以上」「学歴問わず」と書かれた求人を見るとものすごく尻込みしてしまうということがある。

22~23歳の若者にアゴで使われるのならばまだしも、下手すると十代の若者にアゴで使われることにだけは心情的にガマンできないというのもあるし、学歴を問わない分、仕事がきつくかったりエグかったりして離職率が高いか気になるというのもあるし、その仕事はキャリアになりづらいのではないかと思ってしまう面なども心配なのだ。

今から始める仕事がキャリアにならなかったら年齢的にオシマイだと思っているだけにコトは重大である。

なので、意識的に「大卒以上」と書かれた求人にしか目を通さない自分がいる。

 

また、私は「営業」という言葉に強いコンプレックスを持ってしまっている。

「自分は営業にはそれほど向いていなくて、どちらかといえば机に向かってやる仕事のほうが向いている」と思いこんでいることと、「営業」という言葉から受けるプレッシャーにつぶされそうになるのだ。

 

前の会社ではリサーチャーをやりながら営業もやってはいたのだが、ほとんどは既存客へのフォローだったし、閑散期に新規開拓に行くといっても、全くこちらに用がなさそうな会社に行くというわけではなくて、仕事を発注してくれる可能性のありそうな会社に対して、会社のパンフレットや手作りの提案資料等を片手に持って、「お役に立てることがあったらお手伝いさせてください」と笑顔で愛想を振舞って挨拶してくるだけで、こうやって種を蒔いた会社からずっと後に仕事の電話が鳴ればラッキーといった感じだったので、新規の会社への訪問をする時にはそれほど気は進まなかったものの楽といえば楽であった。

 

しかし、文系の人間にとって求人の半分以上は営業職である。

営業職を希望することを放棄するということは求人市場の半分以上を拒否することになるのだが、それでもなかなか勇気が湧かない自分がいるのである…。

 

【追記】

本当に力があってどこに入っても抜け出られるぐらいの力があれば学歴不問・完全実力主義の世界に飛び込んだほうが良いと思うのですが、自分にそれほど自信がないからこそ今回のようなたわ言を抜かすのだと強く自覚しております。