私が通っているジムの会長である新田明臣選手の試合を見ることを主な目的に後楽園ホールで開催されたJ-NETWORKのキックボクシング興行へ出かけた。
やはり新田さんは他の選手とは華・人気の度合いともに、一桁も二桁も違う。
新田さんが試合に出る場合、新田さんがフリーのキックボクサーであるのにも関わらず、どこの興行で出てもメインイベントになることがほとんどだが、それは新田さんがビッグネームであることはモチロンのこと、新田さんの人気がありすぎて、試合順を途中に回してしまったら、試合後に席がガラガラになってしまったり、盛り上がらなくなることを心配してのことだと思われる。
他のカードもJ-NETWORKにしてはなかなかないぐらいに豪華なカードばかりで、新田さんのお客、TARBO選手のお客、我龍真吾選手のお客、全日本キックファンのお客などが集まったため、J-NETWORKらしくなく、ほぼ満員となっていた。
第1試合目の寒川直喜選手の試合は壮絶かつ見事なハイキックKO勝利であったが、寒川さんはジムでしょっちゅう私とマス・スパーリングをしている選手なので感情移入して見たが、この日の全試合の中で最も鮮烈な勝ち方をした。
他の試合内容としては、レベルは高いものの決め手のない判定の試合が続いた中で、新田さんはいつものような熱い試合を見せ、怒涛の右ローキックがニック・ヒョード選手の左足に突き刺さりまくっていた。
しかし、試合後は相変わらず、勝ったくせに自分へのダメ出しをしていた。
だが、それぐらいでなくてはK-1MAXへの道は開けないのだろう。
新田さんがK-1MAXのトーナメントに出場できて活躍できるよう願いたい…。