GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

東京医科大学の入学試験における男女差別について思うこと

アメリカの大学でペーパーテストで入試をしたら人格を捨ててガリ勉に励む中国人や韓国人ばかりになるので、私学がアファーマティブ・アクションによって合格者を選別するのは仕方ないと思う。

また、高潔な人格や志の高さや手先の器用さなどが求められる医学部生をペーパーテストだけで決めるのが適切だとは思わないが、アファーマティブ・アクションで男性を優遇するのはロジックとして難しくも思う。

私学が多少恣意的な選び方をするのは許されるかもしれないが、今回のように事前開示なく男女差別するのは完全にアウトとしか言いようがなく、正当化するのは難しいと思う。

 

しかしながら、「かくかくしかじかで男性を優遇しますよ」とうたっても到底社会的賛同を得られないものと思うので、これを機に徹底的に男女平等を推し進めて、その結果責任は社会が負えば良いと思う。

ほっといたら悪い結果が出ることを怖れて、求められてもいないのに勝手に忖度して犯罪まがいのことに手を染めるのは毎度毎度の日本人の悪い癖だが、何事も「わしゃ知らん」で行くべきなのである。

森友問題における財務省だとか日本ボクシング連盟における忖度ジャッジなど、こうした日本人の余計な悪癖は排除しなくてはならないと思う。

 

ところで、公立病院で外科医をしている俺の幼馴染みは、毎日朝の7時から夜遅くまで病院にいるらしい。

実質週7日出勤で休みの日も患者の様子を見に行っているらしい。

彼は子だくさんなのだが、専業主婦の奥さん抜きで家庭が回らないこのような働かせ方はあってはならないと思う。

 

働き方改革で医療従事者のブラック環境を是正し、多少は死者が増えても構わんので、当直や救急医療は大幅縮小もしくは大幅課金をするべきで、同時に医療現場での女性医師の優遇も止めるべきだと俺は思う。

命がかかっているからといってどれだけブラックになっても許されるというのはばかげた話であり、医師や看護師が例えば9時~18時で働いて回るように大学病院等の人員数を設定すべきだと思う。

医師や看護師が少なければ弁護士や歯科医のように増やせば良いだけの話である。

それで医師の待遇が悪くなっても今までが良すぎただけで、本当にやりたい者がすれば良いし、逆に看護師の待遇は上げて人を集めるべきである。

女性の医師が増えまくって、眼科・皮膚科、露骨に言えば、コンタクトレンズ医・美容科医・検査医・産業医・パート医歯科医師のように増えまくっても構わないわけで、それらは市場原理で淘汰されれば良いのだろうと思う。

また、集まりにくい科や増やしたい科があれば、点数を変更してインセンティブを高めれば良いんじゃないのと素人発想では思う。

 

なお、養成のために多額の税金をつぎ込む国公立の医学部は、出産後に職場復帰しない医師に対して学費の公費負担分の一部返還を求めるように入学前に取り決めをすれば良いようにも思う。

現に自治医大防衛医大の卒業者には卒業後の生活に強い拘束が課されている。

そして、体育会だけでなく医療現場のブラック組織も暴いて社会を変えて行くべきである。

それによって生じた医療費の増大等の負担は男女平等と医療業界の働き方改革の代償として国民が負担をすれば良いのである。

胃ろうや人工呼吸器など、人として不自然な終末医療の負担割合を10割にするなど、医療のあり方・哲学を根底から見直せばいくらでも構造は変えられるはずである。

また、親の年金を目当てに寝たきりの親を病院や施設に入れたままにするような事例を一掃できる意味でも一石二鳥である。

 

なお、日本社会は欧米と比べて異常な女性優遇と男女差別が同居しているのが問題なのだが、罰則と社会的制裁を駆使して後者の解消を徹底的に進めるべきである。

それと同時に前者の解消も推し進めていくべきである。

男女平等ランキング世界最上位の国は、女性差別も女性の甘えも決して許さない。

ノルウェーの徴兵制は男女同室であり、公共トイレの男女同室・全個室化も進んでおり、テロリストと女性の警察官が取っ組み合って戦闘をするのも当然とされる。

女性専用車両の導入などは男女平等後進国のすることである。

 

gooddays.hatenablog.jp

 

男女平等社会を真面目に推進したいと思う人は、男に媚を売るアイドル文化やグラビア文化を批判するべきであり、特に女性は男に媚びる獅子身中の虫の活動や存在を許容するべきではないように思う。

俺もそういった女性達の動きがあれば陰ながら応援したい。

もちろん、キャバクラ嬢パパ活嬢やアイドル活動を行う自由と多様性は認められるべきだが、それを批判する運動も多様性の一環として認められると思う。

また、北欧において専業主婦はフリーライダーとして軽蔑され、専業主婦でいることがとても許される雰囲気ではないらしいが、男女平等の観点からも少子高齢化の観点からも日本の社会もそのような社会に迅速に移行するべきである。

真っ当な男女平等社会を実現するために、日本の女性達は一致団結をし、強い気概を持って行動にあたって欲しい。

 

俺も男女平等推進の一環で男女同室のトイレになると、おちおち屁もこけなくなるので心底嫌なのだが、もし、女性達が真の男女平等実現のために男女同室トイレを訴えてきたら応じてあげるのもやぶさかではない。

自分の利益ばかりを考えるのは止めにして、それぐらいの男気は発揮しようではないか。

 

学業で男女を分けるのがおかしいのであればスポーツも男女別で行うのはおかしいし、LGBT差別の観点を持って突き詰めて考えると、更衣室・銭湯も男女に分けるべきではないように思うのだが、リベラルな俺もそこまで行ってしまうと落ち着かな過ぎて反対してしまうと思うので、自分の不寛容さに反省しきりである。

男尊女卑ながらも風呂は混浴だった江戸時代以下の己の不寛容ぶりをまことに情けなく思う。

 

数日前の夕方の雲