GOODDAYS

  世の中の歪みをかいくぐってひたすら逆張りの人生を歩む俺の意見

K-1 WORLD GRAND PRIX 2005 決勝トーナメント [2005/11/19]

全体の感想

今回は予想以上に予想通りの結果になってちょっと興が失せてしまった。
なので、感想も短めにします。

 

レミー・ボンヤスキー選手と武蔵選手がああいった敗れ方をすることによって少なくとも過去の2大会は否定されたことになったのはとても残念である。

セーム・シュルト選手には技術ではいかんともしがたい差を感じるもんなあ…。

 

というより、開幕戦でセーム・シュルト選手VSグラウベ・フェイトーザ選手のカードが組まれた時点で、「何で2大優勝候補をここでやらせる…」と思ったのだが、くしくもこのカードが決勝のカードになってしまうとは…。

 

セーム・シュルト選手が危ない選手である片鱗は2002年に国立競技場で観戦した初回Dynamite!!から感じていた。

 

その時にセーム・シュルト選手が全盛期のアーネスト・ホースト選手に勝利気味のドローを収めた時に、「これはヤバい…」と思ったのだが、この時にやたらとつかみの多い戦い方をしたために、石井館長セーム・シュルト選手のことを嫌っているように見えたが、そのことおよびPRIDE参戦によって、長期欠場を余儀なくされていたから表に出ていなかっただけの話なのだ。

ちなみに、この試合をきっかけに首相撲が禁止になった話は有名である。

 

その後、セーム・シュルト選手は立ち技ではK-1ではないとある大会でアレクセイ・イグナショフ選手に1RKOで負けたことがあるという話ぐらいにしか負け話を聞かないまま今日に至っている。

 

まあ、そんなセーム・シュルト選手もちょっと前まで主戦場にしていたPRIDEのリングではセルゲイ・ハリトーノフ選手に「これは死ぬんじゃないか…」と思うぐらいに餌食にされ、あれは残酷すぎて放送禁止モノだったが、寝技がある総合では長い手足が時として邪魔になることはあるものの、立ち技では長い手足や高い頭部位置というのは絶対的に有利になる条件となる。

あんなに身長が高かったら、腕が邪魔になって顔にパンチはあたりにくいし、また、届きにくい。

また、あんなに背の高い選手につかまれて簡単に届くヒザ蹴りを顔面に入れられてまともに耐えろというのが無理というものである。

 

セーム・シュルト選手を倒せるような選手が早晩に出現するということはあるのだろうか…。

このまましばらくは技が身体・身長を上回るような状況は生まれないんだろうなと思う。

 

セーム・シュルト選手はローキックのカットがとても上手だし、空手家を自認しているだけあって根性があるからおそらくローキックでは崩せない。

なので、彼を倒すには少なくともアゴに当たれば1発で倒せるフック系のパンチを持つことと、彼の腕に邪魔をされずに彼の顔にパンチを打ち込むために190cmを超える身長を持つことと、彼がつかんでヒザ蹴りを出してきても前かがみにさせずに済むような体幹の強さとガードの固さが必要になるものと考えられる。

だから、それらをすべて兼ね備えたアレクセイ・イグナショフ選手は勝てたのだろう…。

それか、つかみからのヒザが一切禁止になるかぐらいしかセーム・シュルト選手が負ける構図は思いつかない。

 

今回、シュルト選手に敗れた3選手は特に強い絶望感を抱いたに違いない…。

さて、K-1はこの難所を乗り越えることができるのだろうか…。

キックボクサーが空手家達にさんざんに蹴散らされたのもちと悲しい…。

 

ところで、リザーブファイトではバダ・ハリ選手がステファン・レコ選手を1RKOで破ったようだ。

私は会場観戦をしていないのでバダ・ハリ選手の強さを目で確認できていないのだが、この選手は昔からとにかく評判が高かった選手なので、今後の活躍がちょっとだけ楽しみである。

ただ、現状では94kgと体重が軽すぎるので体重をアップさせる必要があるだろう…。

 

バンコクのショッピングセンターにて