GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

てるみくらぶ

来月、初めて韓国に行くつもりで予約を完了していたのだが、そう、うちが申し込んで代金を振り込んだのはてるみくらぶだったのでした。

 

ギャグかよ?と思ったけど、悪い宝くじにあったと思うしかないわな。

 

「昨年のブレグジットでのFXの535万円の大損と比べれば金額的にはかわいいもの」「夏休みじゃなくて2泊3日の韓国だったから被害は8万円弱に抑えられた」「今、海外に行っている人のほうがずっと悲惨」「旅行で良かったじゃん!病気が見つかったとかじゃないんだから」と思うことにした。

 

あと、過去に年末年始にアンコールワットとグアムに行くのにてるみを使ったのだが、この時期にしては他では考えられない安さだったんだよな~。

アンコールワットもグアムもかなり満喫したから、多少は元を取っていると思うしかない。

 

俺って前向き!

 

苦し紛れに弁済の申請は妻が行ったものの、まあこの事情だと金が返ってくるとかそういうことはほぼ諦めた。

でも、顧客のカネをここまで使い込んで、しかも倒産直前まで集めてそれを全て返さないって、勝手に使い込み詐欺じゃん。

 

昨日引き落とされた人でも今日になったらもう返さないってことでしょ?

社員80人の倒産寸前の会社なのに無謀に50人もの人に内定出してこの時期になって急きょ取り消しでしょ?

始めからこんなに採らなきゃいいのに、どれだけ人の人生かき回してるんだよ!と思う。

 

旅行している人は自力で帰ってこいでしょ?

弁済業務保証供託金の1億円は返金よりも現在海外を旅行中の人を助けるのに使ってよ~と思う。

 

倒産は倒産でも人としての所業として悪質すぎやしないか?

この社長や経営陣にそれなりの罰を与えられないのかな~。

まあ、個人で訴訟する気がないので当事者ではあっても傍観者にならざるを得んのだか、その悪質さに腹が立つ。

 

この種の会見では被害者でなくても当事者がどんなに反省したような態度を取ろうと全く同情は起きんが、被害を受けた当事者となってしまうとなおのことで、いくら泣こうがわめこうが詐欺的行為に対する怒りしかわかない。

それに油を注ぐのが、あの申請代理の弁護士の態度。

 

破産管財人の成和明哲法律事務所の土岐敦司弁護士については破産裁判所から依頼されて設定されるものだから仕方ないにせよ、倒産者に依頼された申請代理人の西村あさひ法律事務所の柴原多弁護士の腕組み会見には驚いた。

後ろにいる顧客や取引先に対して1ミリも想像を働かせずに仕事をしているのだろうと思わずにはいられなかった。

弁護士としての仕事ができればあんなに尊大でも食べられるものなんですね~。

まあ、弁護士センセは何一つ悪いことをしたわけではないので怒っているわけではないのだけど、感じ悪いと思わずにはいられませぬな。

 

しかし、金と同じぐらいに痛いのは、手間がフイになったこと、予定がキャンセルになったことである。

ネットとはいえ、旅行って商品を探して手配するのは面倒だし、海外旅行は直前に取れるものでもない。

働いている夫婦そろって季節の良い時期の金曜日に休みを取るというのは、年に4回ぐらいしかないチャンスなので、すかさず別の国内旅行を申し込んだけど、それでさらに出費は増えるし、予定が狂うのはなんともね~。

せっかく手配ができたので気を取り直して楽しむこととします。



【追記】

後日談ですが、三菱UFJニコスのVIASOカードで代金の振り込みをしていたのですが、カード会社が全額返金してくれました。

長年、メインで使っているのですが、VIASOカード、すばらしいカードです。

これからもメインのカードとして使い続けたいと思います。

  

アンコールワットの旅行もてるみだったなあ…

 

本質を突けていない残念な政策

どんな政策にも哲学というものがあると思うが、ふるさと納税という政策に関してはこんな愚策ないだろうと思うぐらいに本末転倒な策だと思う。

僕も恩恵にはあずかったが、本来ならば世話になっている中央区に払うべき税金を郷里の宮崎市に払い、代わりに受け取った宮崎牛は美味しくも負い目もあった。

僕は郷里に納税しただけまだマシだったと思う。

 

住んでいる自治体へ払う税金を返礼品目的で全く縁もゆかりもない自治体への納税に振り替えることを可とするなどという納税行為の根底理念を覆すような政策をよくもまあ実行に移したものだと逆の意味で感心する。

確かに、寄付と控除というスキームを使っているが、実質行われていることはそういうことである。

 

もちろん、住んでいる自治体に払うと何ももらえず、住んでいない自治体に払うと美味いものにありつけるのであれば人間は得するほうに動くのが常だから納税者には非はなく、非があるのは制度の実施側である。

年末、パートナーにもふるさと納税をしないかと誘ったが、パートナーは僕以上にこの愚策が許せないようで応じなかった。

 

プレミアムフライデーも本末転倒の代表といえる愚策だ。

まず、大抵の企業では月末は忙しい。

次回のプレミアムフライデーは年度末日だというからブラックジョークだ。

本当に必要なのは総労働時間の抑制と有休の消化の促進による休日の分散なのに、この政策は真の目標に対して何の成果ももたらさない。

金曜日に早く帰っても他の日に残業すれば同じで、論じるべきは総労働時間以外にはあり得ないはずである。

ただでさえ飲食店が最も混む金曜日に消費を促す意味もわからない。

真面目に考えていくと、無意味に多い国民の休日をむしろ減らし、企業に有休を完全消化させる、もしくは有休の買い取りを義務づけて休日を分散させることのほうが、国民の人生を充実あるものとし、サービス業にお金を落とすことにもつながると思う。

特に一年で最も良い季節に混雑を作って逆にどこにも行けなくしてしまうゴールデンウィークは国民を不幸にする愚策なので即刻廃止して欲しい。

国民が平日に有休をきちんと使って幸せな休日を過ごすことこそ生活の質を上げることにつながるのである。

日本以外の先進国では豊かな人生を歩むための過ごし方としてこういった休日の使い方がなされているのである。

 

昨今議論が激しい過労死対策等の問題で総労働時間規制だとかごちゃごちゃ言っているが、残業代の徹底支払いを命じること、サービス残業行使者に対する禁固刑等の罰則を強化すること、インターバル規制を徹底することこそがこれらに絶大な効果をもたらすことは明らかである。

徹夜をした者が9時から働くから過労になるのである。

仮に11時間のインターバル規制を義務づければ、22時に帰らないと翌日の9時に出社をすることは許されず、0時まで残ってしまうと11時まで出社できなくなるのだからこれで過労死は防げるようになるし、9時出社の会社では事実上22時以降の残業を止めさせることができるようになる。

サービス残業に関しては録音や文書の証拠を集めて労働基準監督署に提出できる窓口でも作って逐一対処すればそのようなブラック企業と上司は淘汰されるであろう。

政権の選択肢が事実上ないから平気でその場しのぎのような愚策が実行されるのか、官僚的な発想からなのか、どこかの代理店が考えるキャンペーン的なノリの策なのか、木を見て森を見ない日本人の民族性のなせる業なのかわからないがどうにかならないかと思う。

 

もちろん、労総生産性の向上だとか、同一労働同一賃金だとか、時差通勤の推奨だとか、働き方改革の基本の方向性は正しいのだから本質に迫る政策を施して欲しいものである。