Windyという世界中の気象を見ることができるとてつもなくありがたいサイトを見るのが大好きで、GoogleマップやGoogle Earthなどと同じくかなり頻繁に見ている。
今年はエルニーニョ現象が起きていることもあって、様々な発見がある。
Googleで「ヨーロッパ 暖冬」などと色々と試して検索してもほとんど引っかからないのだが、2019年冬のヨーロッパの気温は俺が見ている限りでは明らかに日本よりも高かった。
特にイギリスやスカンジナビア南部の気温の高さに驚くことが多かったが、北大西洋によほど強力な暖気が滞留していたのだろう。
シリアよりもイギリスのほうが暖かい日すら度々あった。
今年は東京も暖冬気味で雪もほとんど降らなかったというのにヨーロッパの気温のほうが高いように見えたのだから、相当な暖冬だったのだろうと思う。
また、過去のヨーロッパの気温の統計データと今冬のヨーロッパの気温があまりにかけ離れているのに、Google検索でそのことに触れたトピックにほとんど引っかからないところを見ると日本語での検索における限界を感じた。
ひるがえって、今冬の北米の寒波は事件でもあったので多少はニュースで伝えられていたものの、これまた異常としかいえないレベルの寒波であった。
俺がウォッチする限り、特にモンタナ州とノースダコタ州あたりでは常にマイナス20度程度の気温が続いていて、今現在もそうなのだが、一体、どういう暮らしをしているのだろうと気になってしまう。
当然、日本語では現在のかの地の暮らしやインフラの様子についてあまり知ることができないのだが、英語で調べようという気までは起きずにいる。
2018年の冬はラニーニャ現象に見舞われたこともあって記録的な寒さに見舞われ、特に1月下旬には8日連続で氷点下を記録したが、東京でどんなに寒くてもやっと氷点下を記録するところまでしか気温は下がらない。
もちろん、西東京だとか埼玉にまで行けばもう少し下がるのかもしれないが、俺が住む湾岸部ではそこら辺が限度である。
つまり、上は37度程度、下はマイナス3度程度の40度のレンジ間で気温が動いているといえる。
昨冬に氷点下を割ったときに、「零下になると外気の冷たさの段階が違うな」と思ったものだが、マイナス10度だとか20度だとかいう世界については全く想像がつかない。
この北米の寒さを見るとトランプ氏が地球温暖化について過激な発言をするのもやむなしかとすら一瞬思ってしまう。
ところで、1月の全豪オープンの時に暑かった記憶のあるオーストラリアはまだ全土で灼熱が続いている。
日本でいえば9月に入った頃だと思うのだが、一体、どうなっているのだろうかと思う。
昨年はショッキングピンク、今年は黒づくめなように見える中国人観光客