GOODDAYS

世の中をかいくぐって逆張りの人生を歩む俺の意見

定額制について③ 定額制とシェア

定額制に用いられる用語として「○○放題」という言葉があるが、意味を調べた。
コトバンクによると以下のような意のようである。

 

  1. 常軌を逸していること。自由勝手にふるまうこと。
    また、そのさま。
    放埒(ほうらつ)。


  2.  育ちや品位などがいやしいこと。
    また、そのさま。


まさしく、まさしく、1はおろか2もあてはまる気がする。

上手い言葉の使い方だなあと感心する。

 

定額制サービスは広がっていく一方だが、デジタルコンテンツ以外においてもいろんなものがある。

考えるといろいろあるものだなあと思わされるが、以下に例示していく。

  • 上限をクローズすることで安心を買うもの
    定額保守サービス・OA機器レンタル・携帯電話通話無制限・坪単価定額制リフォーム・観光スポットフリーパス・鉄道パス・定額タクシー・定額脱毛・定額結婚式

    →そもそも保険というのは全てこの種の安全を買うものですわな。
    オーストリアのウィーンでビエナパスというパスを買えばほとんどの名所にフリーで入れるフリーパスに感動したが、これなどは特にすばらしい例。


  • パスポート型
    スポーツジム・遊園地の年間パスポート・ゴルフ打ち放題・会員制図書館・コワーキングスペース

    →右肩下がりの銭湯業界などはこれを導入すれば様相は変わるのではないかと思ってみたりする。


  • サービス型
    定額クリーニング・定額コーヒー・定額食堂・定額うまい棒・指定ライブ行き放題・授業受け放題・研修受け放題

    →先日、野郎ラーメンが定額サービスを行うってあったけど、いくらなんでも健康に悪すぎですわな。
    漫画家と並んでラーメン評論家の若過ぎる死の記事を目にすることが多いから心配だ。
    どうせならタニタの食堂あたりでやって欲しいが絶対にやるはずがない。
    うまい棒含め、この種の定額制が増えてもジャンクばかりでしょうな。
    とはいえ、サービスを伴うだけに、来てくれなければ来てくれないほどありがたい提供側と、使えば使うほど得になるカスタマー側の思いがこれほど相反する分野はありませんわな。


  • 場所とモノのシェア使用
    定額シェアサイクル・カナダに例のある貸し傘


  • モノの使用や借り換え放題
    アート・玩具・ワイシャツ・女性服・バッグ・家具・家電・クルマ乗り換え

「場所とモノのシェア使用」「モノの使用や借り換え放題」などは流行りの「シェア」と組み合わせた定額制サービスといえる。

「モノの使用や借り替え放題」のほうはシンプルライフを追求し続ける僕には全く響かないサービスだが、この種のサービスは広がる一方だろう。

もしかしたら、従量部分のない定額制カーシェアリングももう間近かもしれない。

いや、ヘビーユーザー揃いになるからこれはないかな?


定額制とシェアと相互評価とIoTが効率的に結びつけばまた新たにとんでもない世界が出現しそうな気がする。


1回目に書いたが、定額制を使うと途端にありがたみがなくなるのはユーザーにとってありがたくも悲しいところである。

そして、キャッシュフロー上、前金を取れることと一定額を受け取れること、事務処理が簡略化できることという大きなメリットがあるにせよ、徴収した後の支出の計算が難しいと思うので提供側のウマミも少ないように思う。

しかし、ユーザー側には時間という有限な資源があるわけで、そのおかげで大きな損がないと踏んでいるからこそ定額制は広まる一方なのだろう。

皆、仕事に時間資源を大きく奪われているのだが、結局のところ、定額制においては暇人こそが最大の恩恵に預かれるわけである。


このシリーズを3回に分けて書きましたが、全体的に雑だったうえ、特に最後はなんだか尻すぼみになってすみませんでした。


最後に余談。

モバイル・フリー・定額制・シェア・相互評価・IoT・AIと次々と新たなサービス概念が広がっていくなかで、世の中にはおそろしく遅れてどうにもこうにもならない分野があることをつくづく不思議に思う。

例えば、私の故郷の宮崎のテレビ局がいまだに2局しかないこと、NTTのナンバーディスプレイに未だに別料金がかかること、ジャニーズタレント写真のネット上での使用を認めていないこと、電話での世論調査など数多くあるが、今のような世の中が到来すると、こんなに酷い話はないと思ってきたこれらのことがどうでも良く思えてくるのだからありがたいものである。

とはいえ、時代遅れで許されるのは民間の話で、時代遅れの法律や役人の裁量がいつまでもまかり通ることで日本が世界から大きく遅れそうな気配があるが、こちらはどうにかして欲しいものである。

中国にて。シェアされていないのに用いている例