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長崎

旅の概要

子供の時に家族で旅行したことがある長崎だが、大人になった目で確かめたくて20年ぶりに訪れた。
北は生月島の先端から南は島原半島まで、佐賀県に一歩も入らずに桜が開花した時期の長崎県内を隅から隅まで見て回った。

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旅の感想

佐世保にて九十九里クルーズ
 
10時過ぎに長崎空港に着いてレンタカーを借りて大村湾沿いに車を走らせてまず向かったのは九十九里クルーズを楽しめる佐世保西海パールシーリゾートであった。
ここで遊覧船に乗り九十九島(くじゅうくしま)を遊覧した。
宮城の松島の遊覧船と同じ1,200円だったが、松島は2階に上がるために上乗せ料金が発生するのにこちらは全席自由でしかも3階まで上がることができた。
どちらも50分乗って10分で客を入れ替えて正時に出発する点は同じだった。
微妙に晴れたり曇ったりする天気だったので、快晴の時のような爽快さはなかったであろうが、ここに行って乗らない手はどう考えてもないであろう。
遊覧が終わって佐世保バーガーや牡蠣を食べることも忘れなかった。
   
ハウステンボス
 
子供の頃に行った「オランダ村って立派なところだったよな~」思っていたのだが、そのパワーアップバージョンとしてできたハウステンボスには期待するものがあった。
私は基本的にテーマパークというのがそんなに好きではないが、クオリティーと哲学がしっかりしているのならばいいとも思っている。
ハウステンボスはその両者において結構なものがあるのであろうと想像していたが、実際にそういう印象を抱いた。
工場用地として埋め立てた後に誘致に成功せずに荒れ放題になった場所の土壌を入れ替えて自然との共存を願って作ったという哲学には共感できるし、敷地内にワッセナーという分譲住宅を組み込んだのには中途半端な気持ちでないことを感じることができる。
基本的には海外の猿真似テーマパークというものにはあまり感心しない部分もあるのだが、ここまでやってしまうのならばもう何も言うまいという気持ちになる。
あとはなんとか経営的に行き詰らないことを願うのみである。
アトラクション嫌いの散策好きな私にはここで再現されているリアルな街並みを十二分に楽しむことができた。
  
弓張岳からの南九十九島と本土最西端と冷水岳より北九十九島の展望
 
翌日に車を走らせて九十九島に囲まれた地域を見て回った。
朝に行ったのは標高364メートルの弓張岳だったが、ここまで高くに上るとはるか遠くの島々や景色が見渡せる。
九十九島が見える冷水岳展望台も303メートルあるから遠くは対馬のほうまで見渡すことができる。
冷水岳のほど近くには神崎鼻という岬があるがここが九州(本土)の最西端らしい。
がんばって海辺の最西端に立ちたいと思ったのだが、最西端を釣り人が陣取っていたので九州で2番目に西に立っている人にしかなれなかった(笑)。
   
平戸と生月島のさいはて
 
島がたくさんある長崎県でさいはてらしいさいはての地というのはないようなものなのかもしれないが、平戸島の北側にある生月島の突端はしいてさいはてと言うならばさいはて的な場所であり、何故か昔から行ってみたかったので車を走らせて行くこととした。
春先だったこともあり途中の道も爽快だったし、北端に大バエ鼻灯台というあまり良い響きでない名前の灯台があるのだが、この周辺の景色は絶景だった。
平戸は南蛮文化・キリシタン文化が残るイメージの強い街だが、街の雰囲気からもそれを感じ取ることができる。
   
西海橋
 
大村湾というのは極めて閉鎖的な海で、外海の佐世保湾とつながっている2本の水路だけである。
2本の水路のうち片方が、幅が最も狭いところで10メートルしかない早岐瀬戸で、もう片方が西海橋があり狭い部分の幅が180メートルある針尾瀬戸である。
この2本の水路がなかったら「大村湖」になってしまうところだったわけで、そういう地理的要因、橋付近の針生瀬戸の渦潮、昔においては珍しい形状・工法の橋などで一大観光スポットとして存在し続けている。
まあ、橋そのものについてはその後にいろんな橋ができたことで話題にできなくなってきているのだろうが、それでも観光地としての西海橋は健在といった感じはする。
また、子供のときから西海橋と聞けば「九州屈指の自殺の名所」というイメージがあり、そのイメージこそが人をひきつけるのかもしれませんわな。
あと、今回は時間的に行けなかったのだが、ここにある「1億円トイレ」というものはすごく気になっている(笑)。
   
長崎
 
西彼杵(にしそのぎ)半島の西岸を走り長崎市に入った。
大浦天主堂グラバー園を夕方に散策し、夜にオランダ坂・唐人屋敷跡周辺・新地中華街・観光通り・眼鏡橋・出島ワーフ・水辺の森公園を散策した。
翌朝に出島・長崎原爆資料館・原爆中心碑・平和公園大浦天主堂を見て回った。
再訪してわかったことは日本に数多くある都市の中でも長崎はかなり魅力的な都市であるということだ。
主観的に思ったことであるが、街に情緒があるかが魅力を左右するわけで、この街の何ともいえない情緒は400年の歴史が育んだ南蛮・中華文化と坂と港の街が育んだものなのであろう。
 
島原・霧の雲仙


島原半島の北部を回るように車を走らせて島原に到着したのだが、事前情報はあっても、これほどまでにここが水の街であるとは思ってもみなかった。
市内中心部ではいたるところに清流が湧いていて水路が張り巡らされている。
水路や池の水があまりに澄んでいて、深い水底の砂の一粒一粒が見えるのがなんともすがすがしい。
また、水が豊かだからか石垣などが苔むしていてそれが風情をかもしだしている。
天草四郎の悲劇もあったせいか、小さい街なのになんとも情緒のある街である。
雲仙のほうも楽しみにしていたのだがこちらは霧がすごくて観光どころではなかった(笑)。
   
小浜温泉
 
霧の雲仙を越えて、島原半島の東部に来ると湯煙を上げる小浜の街にたどり着く。
子供の頃にこの湯煙の光景が原風景的に頭に焼きついていただけに感慨深いものがあった。
子供の時にはここで温泉に入ることができなかったのだが、やっとここで海辺スレスレにある展望露天風呂に入ることができた。
もちろん、景色も湯も期待していた通りにすばらしいものであった(眼下にテトラポットが入ったことだけが残念だが…)。
温泉に入った後はそのまま長崎空港へ向かった。
長崎県を隅から隅まで回ったが、走行距離は3日で450キロメートルしかなかったわけで、その分自由に散策できて良かった。