GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

盆の彷徨い

妻がたまに友人らとジャズを聴きに行く。

 

俺は妻としかジャズを聴きに行かないのでズルいと思っており、「じゃあ、俺はキャバクラにでも行ってやる」と悪態をつきつつも、日頃から「なんで金払って女性を楽しませなきゃならんのだ?そんなところ行く日にゃ逆にこっちが金欲しいわ」と言っているだけに実際に行く気も起きず、ららぽーと豊洲あたりにもで行こうかなと思った頃には17時ジャストに会社を上がったくせに、既に20時近くになっていて、しょうがないから自転車で近所を散策。

 

そういう時は豊海埠頭へ行って夜景を見ることが多い。

オリンピックで変化が予想されるこのエリアにおいて、物流倉庫街をなしているため、おそらくは変化することがないであろう豊海埠頭。

でも、ここの景色は豊洲や晴海埠頭よりもずっといいと思う。

もしかしたら東京で一番海辺の景色が美しいかもしれない場所だ。

東京海洋大の船をはじめとする大型船がたくさん停泊しており、目の前にレインボーブリッジが大パノラマで見え、海を挟んで至近に竹芝埠頭があるので近所なのに妙に旅情をそそる。

天王洲アイルではなくこういうところにTYハーバーのような店があったらしびれるんだけどなあ…。

といいつつ、物流拠点だし、交通の便はこの上なく悪いし、日本人は海辺があまり好きではないようなので無理な話なんですがね。

 

その後、勝どき→月島→築地→八丁堀→銀座と気の向くままに自転車を漕ぎ、銀座のつけ麺屋「いし井」で22時の遅い夕食を取るが、明日の昼は「Furutoshi」のランチビュッフェを予約しているので本当はもっと控えめにしたいところだったなあと思っていたら俺が最後の客だったらしく、店主が「もう閉店で余った麺を足して大盛りにしときましたので、遠慮せずに残していただいて結構ですので」と粋な計らい。

400gはあったと思うが、俺はそんな愛情麺を残すほど無粋な人間ではな~い!

 

その後、用もなく丸の内経由で数寄屋橋の阪急前を通ったら、なんともステキなジャズの生演奏をやってるではないか!

これが実に良かったので生温くも気持ち良い夜風に吹かれて座って聴いていたら、いかんせん風が強くて演奏するほうも色々と大変そうでした。

長めの曲を3曲演奏して終了したので、500円ほどカンパしようと財布を見たら硬貨が50円しか入っておらず、内容が良かったので結局1,500円でCDを購入した。

 

俺はCDはデータとして取り込んだ後、1枚残らず実家に送ってCDゼロ枚の生活をしているのだが、どうせ生演奏とは比べるべくもないとわかっているのだけど、こうやって路上ライブのCDだけは買ってしまっている。

でも、路上で趣味の良い音楽を弾いて周りをいい気持ちにしてくれる人には是非ともがんばって欲しいからカンパは惜しみたくないのでこれでいいのである。

 

家に帰って一人でそのCDを聴いていたら、青山でジャズを楽しんだ妻からコンビニで何か買って来ようかコールがあった。

実はさっき、自分でアイスを買って食べたばかりだったのだが、アイスを買うよう指示。

いし井の大盛りつけ麺+アイス+アイス+今から飲むビール+明日のFurutoshiランチビュッフェのコンビネーションで日頃の節制を持ってしてもプラ+マイ=プラ間違いなしっす。

 

ちなみに路上での生演奏ジャズグループは「JAZZ KLAXON(ジャズ・クラクション)」というグループでした。

 

豊海埠頭からの光景

 

ジャズを聴く時は近めのコットンクラブに行くことが多い