スカイツリーができてからというもの、隅田川の屋形船の数が増えた気がする。
もちろん、前から多かったのだが、最近は家の窓の外に同時に5艘見えるようなこともある。
スカイツリーが需要を創造したということだと思う。
それにしても屋形船からもれる歓声を聞いていつも思うのは、屋形船の宴会というのはどうしてあんなに異常に盛り上がっているのかということだ。
居酒屋であそこまで盛り上がっている宴会の様子を見ることはあんまりないというぐらいにどの船も盛り上がっている。
定期遊覧船があり、典型的な屋形船の宴会があり、結婚式クルーズの賑やかなパーティーもあれば、クルーズ船でのリッチな盛り上がりもあるが、騒音といえば騒音ともいえるけど、船からもれてくる歓声を聞くとこちらも楽しい気分になれるので俺は結構好きである。
そして、需要の創造と言いながら俺はまだ屋形船に乗ったことがない。
ええ、家の向かいの築地市場に早朝のせりを観に行ったことも、これまた家の前に見える東京タワーの一番上の展望台に登ったこともありませぬ。
話は変わるけど、家で気軽に炭酸水を作れるソーダストリームを導入して1ヵ月近くが経つが、導入したときは「家に置いたところでそんなに炭酸飲むかな?」と思つつ、好奇心で投資しただけだったのだが、実際はこれが飲む飲む。
そんなに炭酸水を飲む習慣がなかったのに今では炭酸水がぶ飲みっす。
家でガンガン炭酸を作れるようになると今までにない自分内需要が起きるものだと思った。
自分内需要といえば、TSUTAYAでビデオの旧作レンタル代が100円になってからというもの、映画を週に2本~3本程度観るようにしているのだが、2時間観ると途中で眠くなるので、観る日は1時間ずつ2回に分けて観るようにしている。
昨日、かなり久々に「バッファロー’66」を観たのだが、ヴィンセント・ギャロが演じる主人公の直情型の性格や浅はかな行動パターンがあまりに自分に似ていると俺も妻も強く思ったみたいで二人で苦笑しながら観た。
もちろん俺は女性を誘拐するようなことはないが…。
そして、クリスティーナ・リッチは劇中で男の趣味の悪い女性を演じれば良かったのだが、協調性がなく我が道を行き、人になかなか同調せず、そのくせに小心者で優柔不断でくよくよと後悔しやすく、自分勝手 な性格の俺を夫に持つ妻はリアルで趣味が悪いのだからご愁傷様である。
ちなみに、俺にはおもしろいのだが、おもしろいかつまらないか賛否が分かれそうな映画である。