GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

朝青龍引退

「知ってドッキリ民主党 これが本性だ!!」

民主党には秘密の計画がある 民主党にだまされるな」

 

というキャッチコピーの自民党のパンフレットを作っていたのは産経新聞系の会社だったというニュースがネットで出ていたが、これが少しも話題にならないのは「産経ならしょうがないわな…」という見た人の諦めなのか?

俺は右か左かと言われれば右だと思っているし、昔は産経新聞には好感を持っていた。

でも、今の産経は言論機関であっても報道機関とはとても思えない。

自民党が与党から転落してからというもの、焦りと余裕のなさが表面に出すぎている。

まあ、あれほど品のないビラを作るグループに対して何を言ってもしょうがないけどね…。

仲間うちの自己満足に浸ってこのまま誰からも相手にされなくなるのではないかとすら思う。

 

話は変わるが、ジョン・レノンミュージアムが9月末で閉館らしい。

俺も長らく行こう行こうと思って昨年になってやっと行ったのだが、予想をしていたよりもずっとすばらしい空間だっただけに本当に残念だ。

スポンサーの大成建設の社会的活動を評価していたけど、この不況の時代だから仕方ない…。

でも、埼玉方面に行く機会があったら是非とももう一回行っておきたい。

 

小沢氏と検察の件。

検察は2度も騒ぎを起こしておきながら結局小沢氏を起訴することができなかったわけだ。

マスコミをも巻き込んで小沢氏の評判を貶めるだけ貶めておきながら自分らは何の痛みも受けないのだから気楽なものだわな…。

検察も社会の不正を徹底的にあばきたいなら恣意的にターゲットを決めるのではなく、公平にやらんとなあ…。

まあ、そんなことしたら足がつかない政治家のほうが少ないのだろうけど…。

とはいえ、民主党のことを考えたら小沢支配が続くのはいかがなものかとは強く思うが、検察官僚が引導を渡すのは不愉快だわな…。

 

で、本題。 

朝青龍の引退はなんだかんだでショックだ。

白鵬朝青龍の取り組みの場合、妻は圧倒的に朝青龍を応援するなか、俺はなんとなく白鵬を応援していたのだが、それでもショックだ。

どんな競技でもヒールがいるほうが盛り上がる。

石井慧・亀田兄弟・秋山成勲青木真也・昔の魔裟斗・昔の清原和博らをヒールと言ってよいかわからないが、ヒールはいたほうが断然おもしろい。

間違っても友達にはなりたくないが…。

それにしても朝青龍はずば抜けていたわけで、もうこんなヒールはそうそう現れないだろう。

本当に惜しいキャラを失くしたものだ。

でも、朝青龍好きの妻は「相撲協会はこれまで何度も表に出ないような悪事をかばい続けたのだろうけど、さすがにもう無理と判断したんだと思うよ…」と冷静に分析していたが、確かにそう言われればそうだ。

 

相撲なんてのは見る人間もやる人間も減る一方で、普通に考えれば将来的にはジリ貧だ。

それでも、ヒールの朝青龍、その対比としての白鵬、挙動不審な高見盛やくみつるや内舘さんといった天敵、何かと目が離せない貴乃花といったキャラに支えられて話題性を保ってきたが、これからはそうは行くまい。

それを考えると、昔の日本人の価値観を現代人や外国人に品格だの伝統だのと押しつけて未来はあるのかとも思うが、さすがに朝青龍には打つ手がなかったのでしょうなあ…。

 

それに、話題性を持って世の中を盛り上げてもそれが相撲協会のカネにつがなるかというと否だとも思う。

実際に相撲界にカネをもたらすのは実際に国技館に足を運ぶ客層であり、その多数派は朝青龍の数々の行為に対して苦々しく思っているのだろう。

そう考えれば、実際におカネを払う客の意向に沿うのが合理的とも思えますな。

 

そういや、朝青龍の件でのモンゴルの反応はバカバカしいものですな。

こんなふうに本質を理解できていない人たちが日本の相撲で勝手に盛り上がってくれていたのだろうが、まあ、どこの国との関係であれ、国際理解なんてものの多くはこんなレベルなのだろうから、何というわけでもないですわな…。