GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

4度目のスノーボードで、もう降参

菅平高原へスノーボードをしに行った。

 

とはいえ、長野へ行った主な目的は結婚したのにまだ顔を見せていなかった妻の親戚に挨拶することだったのだが、ついでに新幹線と宿とリフトやボードなどのついたツアーを予約したのだ。

妻の実家は、真田幸村ゆかりの地でもあり、映画「サマーウォーズ」の舞台にもなっている上田市なのだが、菅平高原は上田駅から普通の路線バスに1時間ほど揺られたところにある。

とはいえ、菅平高原も上田市なのだが、上田市は北は菅平高原から市の中心にある上田城や観光地の別所温泉を挟んで南はビーナスラインの北のほうまで続いているわけで、合併市にありがちだけれど、上田市はとても広い。

 

この日に宿に泊まった人間で全く滑らずに宿にチェックインしたのは俺らだけだったと思うが、筋肉痛になってやるのは嫌だから1日滑れば十分なのだ。

夕食を食べて部屋でビールを飲んだら眠くなったので少し昼寝したら今度は目が覚めてしまって、持ってきた本を夜中遅くまで読みこんでしまった。

そして、妻は体調が思わしくなくずっと寝てた。

 

去年もスノーボードをやったのだが、今年は去年よりずっとダメダメだった。

雪の表面はさらさらしているのだが、晴れた日が続いていたためか、その下が石のように固くなっていて怖くて、スピードは出せないし、コケるのを極端に恐れるしで、ただでさえ下手なのに去年よりさらに下手になっていた。

前向きから後ろ向きに身体を返すのはスムーズにできるのだが、後ろ向きから前向きに返す時に何故かそのつど怖さを感じてしまった。

前に倒れるときは膝をつけばいいから痛くはないけど、後ろに倒れると尻もちをつくから痛いので、怖く感じてしまったのだ。

「コケることを怖がってしまうとここまで動けなくなってしまうのか」と自分のチキンっぷりにもビックリした。

また、もっと早い時間から滑ればもっといいコンディションで滑れたのだろうが、夜更かししたこともあって到着した日に全く滑っていないくせに10時過ぎになってやっとゲレンデに出るおバカっぷりだからどうしようもない。

 

そして、ビビったというのも確かにあるのだが、去年より1~2キロしか太っていないはずなのに、それにしても身体が全然思ったように動かなかった。

そういえば、俺がキックボクシングのジムに全く行かなくなって1年以上経つが、こうまで下半身の筋力が衰えているとは思わなかった。

一応、最近は会社まで片道15分の道のりを歩いて出勤しているし、休日はいろんなところを出歩いているのだが、運動がそれだけだから弱くなったのだろう。

 

…とはいえ、若い女の子が上手に滑っているのを見ると、あながち下半身の筋力の衰えをダメダメな理由にするわけにもいかない。

でも、スキーは年配の人でもやっているが、スノーボードは本当に若い人しかやっていない。

俺はスキーは1度しかしたことがないのだが、昔からやっている人はスキーで、それ以外はスノーボードをやるのが普通な気がするのだけど、スキーはスノーボードほどには体力を消耗しないのではないかと推測する。

そして、家族連れや年配のスキーヤーは結構いるが、俺らと同じぐらいの年齢の人はスキー場にほとんどいない。

俺がスノーボードをやるのはまだ4回目だが、20代だった1・2回目の頃は多少寒くても足が疲れても筋肉痛でも楽しんでいたが、3・4回目は楽しさより苦痛が上回ってきたように感じてきた。

3・4回目は妻と来たからそんなことを言うと妻に怒られるが、単に体力と気力が低下して「スノーボードなんて辛くてやってられんわい」となってしまってきたのだ…。

たぶん、これは30代の人間全般に当てはまっていて、だからこの年代の人間がスキー場にいないのだろう。

 

ちなみに、妻は小さいころから何度もこのスキー場に来ているし、バンクーバーに6年も住んでいたので悔しいことに普通に上手いのだが、別にスノーボードが好きというわけでもなく、俺が行きたいというからついてきているだけである。

 

とはいえ、滑っていると時間が経つにつれ少しは慣れてくるもので、1回降りるのに1~2回しかコケなくなってきたのだが、昼の15時前に派手に尻もちをついた。

パットをお尻に入れていたのにも関わらず、あまりに痛くてブチ切れてしまい、「もう今日はヤメ!っていうかスノボはもうヤメ!」と怒りだしてそこでとっとと切り上げて帰った。

始めたのは遅いくせに、切り上げるのは周囲より早いのだから我ながらヘタレだ。

こんなに踏んだり蹴ったりだったわけだが、はたして、次、スノボに行く日は来るのかな?

ちなみに妻は俺のキレっぷりがハート様ばりものだからもう一生行かなくていいと言っている。