マイケルが亡くなったのはとても残念だったけど、全く驚かなかった自分にも驚いた。
ところで、今日はそれとは全く関係がなく、それぞれも全く関係のない話題をいくつか。
コンビニの値下げ販売について
優越的地位を乱用して見切り販売を不当に制限している独禁法違反の疑いで公正取引委員会がセブンイレブン・ジャパンに排除措置命令を検討している件について。
欠品をなくすという目的以上に豊富に陳列して顧客の購買意欲をかき立て、その代償として出る多くのロスを仕方ないこととするマーケティングを行うコンビニ商法に対して、個人的には社会悪だと思い、強い反感を抱いている。
たとえ近くのスーパーで見切り販売をしていたとしても、コンビニで見切り販売をしたら定価で買わなくなる人が続出するのは火を見るよりあきらかで、それが長期的な利益を食うことに気づかないオーナーがいるとしたら認識が甘いだと思う。
ちなみに俺は池袋西武のデパ地下で寿司を買うときは絶対に半額でしか買わなかった。
近くのスーパーでもよほどそれが食べたかったり、例えば花見の惣菜を買うようなときででもなければ値引きされていない商品は買わない。
このように、コンビニで値引き販売をやってしまったら多くの人は定価で購入することにちょっとした躊躇を覚えるようになるであろう。
朝・昼は変わらないにしても夜の売り上げは確実に減るだろうと思う。
もし、利益を追求するのであれば、買い切りシステムにあっても、本部が廃棄分の補てんを行うなどの妥協こそが本来やるべき手立てであったのに違った方向に進んでしまったようだ。
本部にあまりに取りつく島がないから、このように社会問題に発展させるという手荒い方法をとることでしか対抗できなかったのだろうと思う。
もちろん、それが最終的にはコンビニ業界を苦しめることになると覚悟してやったものではなくては話にならないと思う。
オーナーの声には利益云々よりも食べ物を大量に廃棄するという行為が許せなかったという声も多かったようだが、この意見に対しては感情的にはとても理解できる。
俺も大学のときにコンビニでバイトしていて大量の食品を廃棄するのが辛かった。
それと、俺は純カスタマーなので値引き販売には大賛成である。
東国原氏の自民党の総裁候補発言について
本音で何を考えて行動しているのかまだきちんと見えてこないが、宮崎の広告・広報以外に東国原氏が何か目立った成果を上げたのかとは思う。
東京に住む宮崎人の俺のような人間にとってはとてもありがたい存在であるが、過大評価されていることは間違いないであろう。
自分の名前も宮崎の名前も上げてこれまではそれは良かったが、元が芸能人なだけに目立ちたがり屋の一面が出るのかもしれないとは毎度ながら思う。
個人的には、宮崎の経済が独力でやっていける経済でないのにも関わらず地方分権をバラ色のように語ることについての違和感がある。
確かに地方分権には大賛成だし、大企業もアメリカみたく地方都市に本社を置いて欲しいと強く願っているが、そんなに地方分権と叫ぶのであればその結果としてさらに経済が疲弊したとしてもそれを受け入れなければならないであろう。
中央の税金を流してもらって道路を作るのではなく、自分らで集めた税金で道路を作って欲しいものだ。
経過はこれから見ていくしかないが、この件で本質的に思うのはこういったことである。
ちなみに、俺は橋下氏については高く評価しているし、今回の彼の取り組みについても納得がいくと思っている。
二大政党の政策の違い?について
選挙が近づくと、新聞の社説や論説に「政策の違いがはっきりしない」というようなことが書いてあることが多いが、保守二大政党が行う政策に大きな違いがあったらそっちのほうが困ると毎回一人ツッコミを入れている。
保守政党以外の政党に政権を任せるという選択をするのであれば話は別だが、そうでないのならば、どっちのスタッフがより良い政治ができるかを競争するのがあたりまえの姿だと思う。
企業を経営するのにどっちに経営を任せようかというのと同じ話である。