今日は「Yesterday Once More」を深く聴いてみた。
「When I was young I'd listen to the radio Waitin' for my favorite songs」という歌詞で始まるこの曲だが、曲にこびりついた記憶ってのはいつまでも残る。
特に、「Waiting」じゃなくて「Waitin' 」ってところが頭に残りがち…。
匂いなんかもそうだが、曲は特に顕著だ。
人は恋をするとドキドキしてご飯も喉を通らなくなる。
夜に独りで片思いの相手を思うだけで、愛する二人がお互いに見つめ合って笑うだけでドキドキしてどうにかなっちゃいそうになる。
まさにこの歌の「When they played I'd sing along. It made me smile.」だな。
そして、あの止めようがなくドキドキした気持ちは、恋が成就しようと、失恋に終わろうと、やがて落ち着いた気持ちになる。
だけど、その時に聴いていた曲をあらためて聴くとあの感覚を思い出して人知れず胸がいっぱいになる。
前はあの気持ちを抱くのも嫌いじゃなかったけど、最近はあの気持ちだけは抱きたくないという思いが強い。
どうせ落ち着いた心境に戻るのならあんな気持ちになんてならなきゃいいのにって思う。
「まだ若いのにどうしちゃたんだろ?」とは自分で思うけど、どんどん臆病になっていってるんだと思う。
恋をするのも失恋するのもどちらも怖い。
でも、いつかは僕も恋をして再びああいう気持ちを抱いて、普段のリズムを見失ってしまうんだろうな…。
そう思うだけでも嫌だけど、あの気持ちを一回も抱いたことのない相手と結婚するってのはもっと嫌だなと思う…。
はぁ~恋ってのは嫌だね…。
「When they get to the part.Where he's breakin' her heart. It can really make me cry. Just like before It's yesterday once more.」って歌詞を思い出すと、「俺は曲を聴いて思い出し泣きなんてしたくないし、できないな…」と思うと同時に、この歌詞の通り「女性を傷つけてはいかんな…」という気にもなるが、実は女のほうが強いね…。
ところで、「Yesterday Once More」は多くの人にとっては子供の時に知る曲だから、苦い想い出なんて刻まれていなくて、子供の頃の懐かしい記憶がよみがえるだけでそういう意味では聴きやすい曲なのかもしれない…。
そうそう、今日の夕方にH師匠と浜離宮に行った際に写真をテキトーに撮ってきました。
郷愁のある季節です。