GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

音楽観(上)

音楽の聴き方って色々あると思うが、私の聴き方を書く。

こんなテーマで何度か書いた気がするが、同じような記述があっても許してちょ。

 

オイラの音楽の聴き方はどこまでも「ミーハー」でどこまでも「ベタ」ということになる。

また、極めて独断的で思い上がりなことを言うが、私の音楽に対する評価基準はかなりニュートラルに近いのではないかと思っている。

 

いい曲はジャンルを問わず聴く。

ランキングには左右されない。

好きなアーティストでも全てを崇拝しない。

 

これを忠実に実行するのはアーティストに対する冒涜ともいえる行為なわけだが、遠慮も妥協もしない。

普遍的に名曲じゃない曲を名曲とは呼ばない。

それは簡単でもあり難しいことでもあるが、私はそれを忠実に実行してきた。

だから、自分の評価基準にそれなりの自信があるのだ。

 

野球で打率が3割を超えるバッターは名バッターだが、音楽においてもそれは同じ。

いや、むしろ音楽では1割打つバッターがいたら恐ろしいぐらいである。

どんなアーティストも9割はとるに足らない曲であることが多い。

 

打率ならぬ名曲率が他の追随を全く許さずに圧倒的に飛び抜けて1位であろうことは論を待たないビートルズですら、世に出した216曲のうち、数えてみたところ、本当に名曲といえる曲は90~100曲ぐらいなものだと思う。

もちろん、ここでいう名曲というのはランキングには基づかない。

ランキングだけでいえばマライア・キャリーはものすごい記録を持っているが、ビートルズより名曲の数が多いとはとてもいい難い。

もちろん歌唱力においてはビートルズはかなり下のほうであり、マライアは文字通りトップだと思う。

 

極端な例を言えば、日本の場合、ジャニがランキングでは上位に食い込めるのである。

というより、ビートルズというグループはシングルカットした曲をアルバムには入れなかったグループだからそういうランキングにはなじまないといえばなじまなかったし、最盛期にはランキングの5位までを独占して、自分の新曲で自分の曲の連続記録を塗りかえてしまっていたのだが…。

 

クラシック音楽の巨匠はどんなものか測定したことがないが、名曲数はともかく、名曲率は低いであろう…。

私はクラシック音楽が大好きだが、正直、クラシック曲の大半は眠くなる曲ばかりだ。

有名なベートーヴェン交響曲第九だってオイラは第2楽章と第3楽章では舟をこいで、第4楽章が始まった瞬間にビックリして飛び起きたぐらいである。

 

なので、普遍的に考えてまさにビートルズだけが特例中の特例であって、どんな有名アーティストも名曲が20~30曲もあれば上々ってところだろう。

 

オイラが大好きなビリー・ジョエルカーペンターズはこの上なくベタなかわりに名曲が多いが、それでも、本当の名曲は20~30曲程度じゃないかと思う。

邦楽だったら、サザンオールスターズがオイラの中ではダントツということになるが、まあこれも30曲前後といったところだろう。

 

私の厳しい名曲評価にかかれば、エリック・クラプトンマイケル・ジャクソンやマイケル・シェンカー・グループやセリーヌ・ディオンあたりで10~15曲程度、アース・ウインド&ファイヤービージーズあたりで5曲程度、エアロ・スミスやニルバーナあたりで3曲程度、ローリング・ストーンズセックス・ピストルズだと名曲は皆無ということになる。

もちろん、あくまで私個人の独断と偏見によるものだけど。

 

後編に続く。

 

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