ハローワークの検索システムは、地域・月給・休みなどの条件以外では、「希望する職種」という「希望する産業」という条件から検索する仕組みになっているようだ。
それは以下のような感じである。
「希望する職種」
- 専門的・技術的職業
- 管理的職業
- 事務的職業
- 販売の職業
- サービスの職業
- 保安の職業
- 農林漁業の職業
- 運輸通信の職業
- 生産工程・労務の職業
「希望する産業」
- 農業
- 林業
- 漁業
- 鉱業
- 建設業
- 製造業
- 電気・ガス・熱供給・水道業
- 情報通信業
- 運輸業
- 卸売・小売業
- 金融・保険業
- 不動産業
- 飲食店・宿泊業
- 医療・福祉
- 教育・学習支援業
- 複合サービス業
- サービス業(他に分類されないもの)
- 公務(他に分類されないもの)
- 分類不能の産業
思わず、「『埼玉県』で『漁業』はやっぱないか…」だとか、「『東京都』で『林業』が1件あったけど、三宅島か…」だとか、「『東京都』の『農業』の11件全て造園業か…」というふうに、意味のないことを検索して遊んでしまったりしてしまうのが私の集中力のないゆえんである。
脱線している間にどんどん時間が経って、しかも疲れやすく飽きっぽいから、結局何もしないまま終わるのだ。
試しに、「専門的・技術的職業」×「卸売・小売業」で検索したら、引っかかるのは薬剤師ばっかりだった。
というか、さらに試しに「卸売・小売業」だけで検索してみても、「『卸売・小売業』って薬剤師のことですかね?」というほどに薬剤師しか引っかからない…。
職種のほうに「保安の職業」などというイマイチ意味のわからない職種があるのだが、「武闘派の俺はいざとなったらこういうのでいくしかないのかな…」と思って、よくよく検索してみると、守衛や警備員の職業が多くて、しかも、年齢・経験・学歴は一切不問&給料がかなり低い仕事ばかりだった。
「いかにも倒れそうなおじさんがなんとか倒れずに踏みとどまって警備していたりするあれね…」と気づいたわけだが、別にヨボヨボでもできる仕事内容で、武闘派なんぞお呼びにもなっていないわけである。
しかしながら、自分が住んでいるマンションの管理人を見て、「俺も掃除が大好きだから、立ちっぱなしの警備員とかでなければ、ああいった感じの仕事は確実に俺に向いてるよな…」と思ったりもする。
とはいえ、向いてはいても給料が低すぎるから、あれは最終手段だといえるのだろう…。
しかし、こういった就職するための条件の垣根が低い職種があることがわかると、行き詰ってもホームレスにはならずに済むことがわかってとても安心できた。
結局、「希望する産業」のほうは比較的イメージが湧きやすいのだが、「希望する職種」のほうはイメージがなかなか湧きにくいから検索が難しいようなのである…。
「専門的・技術的職業」というのにはエンジニアの求人が多いみたいで、「生産工程・労務の職業」というのには○○工・○○オペレーターが多かったりするのだが、世間知らずな私にはこういうイメージが今一つ湧かないのである。
「世の中ってずいぶんと専門職に満ち溢れているのね…。みんな、コレという生きる道を見つけて、おのおのがその自分の道を歩んでいるのね…」と自己分析中の大学生のようなことを一人で思い、うなずく。
しかし、30歳目前になってこんなことを言っているモラトリアム野郎なんてそうそういるわけがなく、「俺ってつくづくヤバいなー」と思う今日この頃である。
でも、何故か、いまだに悲壮感を抱いていないのだが、このように根拠がなくとも楽観的でいられるところは私の大きな欠点なのであろう…。
なんか、上下で書いた割には、冗長なだけで、何のオチもなくてすみませんでした…。