GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

ミッション・ステートメント

日本人は宗教への信仰心が極めて弱い場合が多いので、絶対的な価値観を持ちづらいことが多い。

 

絶対的な価値観が確立していなければ、余程しっかりとしたエデュケーションを施す後見人でもいない限りとんでもない過ちを犯しやすい。

小さい頃は親、成長期には教師や友人、大人になってからは恋人や伴侶、場合によっては子供などがエデュケーション役として大きな役割を担うのであろう。

というより、大人にもなれば、自分自身で自分が守るべき精神的支柱を自分の中に確立するものであろう。

 

私とて宗教的なものはほとんど信じてはいないが、だからといって自分を律する支柱的なものを持たないわけではない。

宗教ほど絶対的なものではないが、個人的に定めている原則的なものがある。

 

昔から漠然とそういう概念は自分の中にあったが、それをはっきりと意識づけしてくれたのは、名著中の名著であるスティーブン・コヴィー著「7つの習慣」に書かれている「ミッション・ステートメント」である。

 

自分が人生において成し遂げたいことや大事にする価値観や決めを「ミッション・ステートメント」として書き出しておき、それを振り返りながらそれに忠実に生きるようにすれば自分の望む自分でいられるし、なれるという考え方である。

 

例えば、私のミッション・ステートメント内容の中に「反社会的行動はしない」というのがあるので、反社会的行動はせずに済んでいるし、困っている人がいれば見てみぬふりをせずに助けてあげることができる。

 

また、ミッションステートメントは間違っていた場合には修正可能なこともすばらしい。

仮に、「浮気はバレなければあり」というような間違った認識考えを持っているのなら、反省を元に、「浮気は一切しない」と書き換えることもできるのである。

 

ところで私はミッション・ステートメントは過去に何度か書いたことがあるものの、最近はそれに目を通すことも、改訂することもなくなった。

こういうことでは原則を踏み外した自分になりかねない。

きちんと考え直し続けて改訂し続けないとなあ。