GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

2度目のスノーボード(下)

今回は、Yahoo!トラベルから申し込んだ。

そこからキースツアーという会社のツアーに申し込んだが、1泊3日で11,400円という破格の安さのツアーだった。

一般的に個別で手配した場合、往復バスが10,000円、ペンションが2食付が6,000円、リフトが2日で7,000円、ボード・ウェア・ブーツは2日で7,000円、合計30,000円といったところが妥当な価格なのだろうが、これらが全部含まれているのにそれを3分の1強に抑えているのだからさまざまなところに無理が来るのはしょうがないところではある。

 

しかし、宿のT&C北志賀INNはなかなかしびれる宿だった。

昨年に泊まった北志賀グランドホテルにも「これでホテルかい!」と思ったものだが、今回のは完全に想定外だった。

 

まず、早朝に到着した客が宿内に殺到して、宿内の廊下も狭い仮眠室も満員電車状態になってしまったため、座る場所すらなかったうえ、人が多いのでウェアを借りるのに2時間ぐらいかかり、借りたウェアは不潔かつ臭めで、お尻に水がしみこむ始末だった。

 

また、食事が2食ついているのだが、夕食は鍋とご飯と食後のアイスのみで小鉢などはなかった。

鍋は美味しかったけどご飯は古米っぽい感じだった。

朝食は小さなサバ一切れと漬物と納豆と味噌汁とご飯だったのだが、納豆が嫌いな私にとっては大変だった。

しかも、従業員が客に丸わかりな場所でメチャメチャ美味そうな飯を食べているのが印象的だった。

 

部屋は許せる部屋だったが、部屋にカメムシが入り込んで悪臭に悩まされまくるわ、寝ているところにカメムシに刺されてハチに刺された時かそれ以上の激痛に見舞われるという災難に会うわで大変だった。

 

あと、宿の定員は80名というのにフタ付の洋式ボットントイレが男女2個ずつ計4つしかないのにもしびれた。

旅館業法および施行細則において、80人の定員に対して定められている最少トイレ数は12個なのにである。

 

まあ、季節商売性が裁量されるのだろうとは予想できるとしても、法令違反の数を脳内で点検したら数え切れないほどあったわけだが、これを認可する役所の太っ腹ぶりには、役所の狭量さに辟易とさせられ続けた私にとってはうらやましくて仕方ない…。

身体障害者はおろか、健常者にとってもすごーく優しくない造りになっているわけだが、「こういった宿を見過ごして、東横インばかりをこれ見よがしに叩くマスコミは余程の無知蒙昧か?」という気持ちになる。

 

でも、これだけ安いツアーなのだから私はそれでも全然ガマンできる。

「役所がごちゃごちゃ言わずともカスタマーがそれで良いと思えばそれで良いのではないか?」という極端な例だろう…。

 

それにしても、休憩は高速道路のSAばかりだったし、このツアーはどこで採算を取っているのか考えてみたがいまだにわからん。

まあ、次回はグレードを上げようとは思ったけど…。