昨日は大学の部活の後輩のSくんの結婚式に行った。
その帰り道に表参道を歩いていたら後輩が堺屋太一さんが一人で歩いていらっしゃるのを見つけた。
私はすかさず、立ち寄って「堺屋先生の大ファンなんです!」と言って握手を求めた。
すると、快く握手に応じていただいたうえ、名刺までいただいた。
名刺には肩書き無しで、「堺屋太一」という名が、それと、東京と大阪の住所・電話番号・FAX番号が書かれていた。
堺屋太一という名前は堺屋氏の本名ではないのだけど、「名前だけで世の中に通じる人ってあまりいないよな~。カッコいいよな~。それに住所だけが書かれているけど、これが事務所なのか自宅ではないだろうけど自宅なのかわからないところもカッコいいよな~」とつくづく思った。
ところで、私がインストラクターとして働いている六本木の某スポーツジムにも大物な方は多数いらっしゃるが、立場上、その方達とコミュニケーションは取れないので、こうやって超有名人、しかも尊敬差し上げる堺屋先生に握手をしていただいたうえ、名刺までいただいたことはとてもうれしかった。
最近は電車などに乗っている際に、氏の「歴史の使い方」という著書を読み進めていたのだが、この日に限っては携行しておらず、日経新聞しか持ち合わせていなかった。
気の利かない私は、「『歴史の使い方』に感動しました!」としか言えなかった。
せめて、日経新聞の連載小説の「『チンギス・ハン』読んでます」と言うぐらいの機転があれば良かった。