GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

なんとなく肉体改造をする

引っ越した日あたりから肉体改造に取り組んでいるが、それも今週末もしくは来週の頭で終わりとなる。

 

肉体改造とはいっても、筋力・筋量を増やして基礎代謝を高めながら体脂肪を落とす無酸素系のアプローチと、有酸素運動でエネルギーを消費して呼吸器系の能力を高めながら体脂肪を落とす有酸素系のアプローチとがあるが、今回は初めて前者のアプローチでやってみることにした。

後者は費用がかからないうえ比較的お手軽だが、前者は多少の費用がかかる代わりに長期的な効果が期待できると思うので前からやってみたかったのだ。

 

つまり、いくらやせても基礎代謝が下がったらリバウンドするので、基礎代謝を上げながら体脂肪率を下げていき、ついでに全身の筋力を上昇させるというトレーニングをしたわけなのだが、実は私、生まれてこのかたマシンを使った筋力トレーニングというのをやったことがなかった。

つい最近になって懸垂だけはやるようになってはいたのだが、これまで真面目にやった筋トレというのはせいぜいこの程度である。

 

過去、キックボクシングの試合時に減量をしたことは何度もあるが、ただ体重を落とすだけで筋力トレーニングらしきものは腹筋ぐらいしかしていなかった。

なので、「一度ぐらいは自分の納得のいく体形になりたい…」という、言わば自己満足のために肉体改造を行うこととしたのだ。

必然性があって行うわけではないから、動機づけとしてはかなり弱いものだったのだと思う。

 

理論的にはこの分野の第一人者であるケビン山崎先生の理論に従い、タンパク質ばかりの食事を摂りながら、パーソナルトレーナーをつけての筋力トレーニングを週に3回程度続ける…というプログラムを3週間にわたって行うこととした。

 

やるのは大変なものの食事のルールは簡単で、タンパク質だけの食事を摂り続け、満腹にも空腹にもならないように一日に何度も食事を摂るように心がけるというものである。

なので、最近は明けても暮れてもタンパク質ばかりの食事をしていた。

 

ところで、タンパク質ばかりのメニューというのは外食などで摂ることは難しいうえ、外食だとお金がバカみたいにかかるため、最近はずっと自炊をしていた。

自炊とはいっても、使う材料は、鶏肉の皮なし胸肉とささみ・脂肪分は徹底して取り除いた豚と牛の赤身肉・脂の少ない背の青い魚・根菜類以外のもやしなどの野菜といった類ばかりである。

私は野菜と肉の炒め物がかなり好きなので、もやしと肉やイカを焼いたものを主菜にして、刺身や生野菜とノンオイルツナのサラダなどと一緒に食べていた。

 

当初は、「血糖値がなかなか上がらないから辛くないのかな?」とは思っていたのだが、腹が減ったらその都度作って食べているので空腹で辛いということは特になかった。

しかし、「ご飯類は食べなくても甘いものを食べないとヤバい…糖尿病になることは自分にとって死の宣告のようなもの」というほど甘い物が大好きな私としては、時にチョコなどをちょこっとだけ食べてしまうこともなくはない。

ただ、今回の肉体改造は終わった後も維持することを目的で行っているので、成功した後に衝動食いを起こすほど自分を追い詰めたくないとは強く思っていて、過度のガマン感を抱かなくて良いようにつまみ食いしているということもなくはないので、その辺は自己責任でやっている。

 

…と、このような感じの食事をなんとか18日ほど続けている。

 

ところで、基礎代謝を上げるためには小さな筋肉群より大きな筋肉群を鍛えることが重要なので、筋トレは大腿や胸の背中の筋肉を特に鍛えるようなメニューを中心的に行った。

個人的には胸の筋肉を一番つけたいとは思っているものの、最も大きな筋肉は大腿の筋肉なので、特にこの部位を重点的に鍛えることになっているような気がするのだが、鍛えているうちにミルコ・クロコップとまではいかないものの内腿あたりにこれまでなかった種の筋肉が新たに出現したりしているのでちょっと驚いている。

 

筋力トレーニングというのは正しいフォームや重さで行わないとあまり意味がなく、また、正しいフォームで行うことはとてつもなく難しいのでパーソナルトレーナーをつけてトレーニングをすることの大切さが強く理解できた。

また、トレーナーが見ていざとなったら補助してくれるから自分を追い込めるわけで、仮にそうでなかったら事故につながりかねないトレーニングもあるなあとも思った。

 

筋トレをしているので筋肉はだんだんとついてきたし、気になるお腹の肉も減ってきたし、人からは「ちょっと痩せた?」と言われるので成功しているとは思う。

ところで、このトレーニングでは体重を落としてはならないのだが、体重は1kgほど減ってしまった。

 

3週間弱の間、食事管理を続けてみて思ったことはこのようなことである。

まず、タンパク質だけでも食事が成り立つということがわかったことは大きな収穫だった。

また、もやしやキャベツはお米代わりにすることができるということがわかったのも良かった。

特にもやしは考えられないほど安いし、カロリーは低いし、強火でさっと焼けば油をひかなくてもシャキシャキとしか触感を残すことができ、触感を楽しめるので最高に便利である。

あと、脂肪をたっぷり含んだ肉というのは確かに美味しいが、これだけ脂肪分を徹底的に取り除いて肉を食べる生活を続けていると、脂肪をたっぷり含んだ肉を食べることがすごく罪作りというかもったいないことのような気がしている。

 

さて、来週の月曜日で終了となるのだが、大切なのは、がんばって身体を作った後の食生活とメンテナンスですわよね…。

天気は悪いけど明日から海に行くので、実質的には今日で終了だな…。