九州は宮崎から東京に住んで早10年余り…。
あたりまえの話だが、東京に住んでいなければオフ会のようなものをやることも参加することもできなかったと思う。
そういう意味で東京に住んでいることにちょっと感謝…。
話は変わる。
こうやって東京に住んでいることによって、私は小さいながらもいくつかのチャンスを得ることができたし、本当に多くの有名人や実力がある人に会ったり、実際に話をしたり、刺激を受けたりすることができたと思っている。
もし、私が宮崎に住んでいるままだったらこんなことはなかったと思う。
確かに、東京には満員電車や人ごみや行列という大敵が潜んでいるし、私が花粉症になったのも都会生活が長引いたせいなのだが、井の中の蛙が東京に住んでみることによって得られる中央意識というのはものすごく大きなものだし、また、それに見合った刺激を受け続けることができたなあ…とつくづく思う。
東京に上京しなかったらキックボクシングという格闘技に出会うことはなかったわけだから、あんまり大した肩書きではないとはいえ、キックボクシングの学生チャンピオンなどという肩書きをいただけることはなかったわけで、そこにも感謝してしまう。
ジムの会長の新田さんとの出会いだってそうである。
昔はただ新田選手という選手のファンの一人に過ぎなかったのに、たまたま家のすぐ近くにできたジムが新田さんのジムで、運動不足の解消などが目的で入会して練習をしているうちに、話をしたり食事をしたり生徒さんに教えるようになったわけだが、東京に住んでいなかったらそのようなことが起こることはありえなかった。
そして、その新田さんの紹介で須藤元気選手をはじめとする有名選手とスパーリングをしたり、インストラクターの仕事を紹介してもらったり、ジョン・ウェイン・パー選手をはじめとする有名選手を紹介してもらい握手してもらったりできたりしたわけである。
大学の部活の師範を勤めていただいている伊原ジムの伊原信一会長も私が知っているそのような大物の一人である。
伊原ジムで練習をさせていただいていたから、とんでもない有名人を数多く目にしたし、パーティーに参加したときなどもこれまたとんでもない有名人にお近づきになれたりした。
後楽園ホールの存在などもそうで、後楽園ホールに試合を見に行けば格闘技界の大物が目の前にポンポンと座っているわけで、握手の一つや二つぐらいには応じてくださったりするからこれまた東京に住んでいることに感謝してしまうのである。
格闘技の世界だけではないだろう。
自分で意図的に参加しようとすれば、とんでもない有名人や尊敬する方と知り合いになることなんてすぐにできてしまうのも東京に住んでいることのすごさであろう。
また、街中で有名人を見かけることや、ドラマのロケを目にすることはそれこそしょっちゅうだし、小泉首相をはじめとする大物政治家の演説などにたびたび行きあたるのも東京ならのことであろう。
また、ウチの彼女によると私が偶然に有名人に遭遇する確率は何故か異様に高いらしい…。
ここまで書いておいて難だが、私は特に有名人が大好きというわけではないし、有名人に必死に会おうとするタイプではないし、また、人見知りをする性格である。
しかし、こんなふうにやる気のない私にですら、これまで、こんなにしょっちゅう有名人の方を目にしたり、握手をさせてもらったり、話をしたりするというような経験を数え切れないほど得られているのである。
こんなことは東京に住んでいなくてはできなかったことであろう。
俗なこととはいえ、有名人の人と目を合わせて話をしたりしたら、結構うれしいし、刺激になるものである。
話が大幅にそれてしまったが、こんなわけで、そういう意味では東京という地に感謝してしまうのである。
でも、少年時代を過ごすなら地味で退屈な生活を過ごす大切さは大きいから地方のほうがいいな…とも思う。