GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

エイプリルフールの日に起きたこと

昨夜から今朝にかけて、前の会社の元同僚5人と飲んだ…。

会社を辞めて一年半経つのに、こうやって度々飲める仲の人がたくさんいるのは本当にうれしいものである。

とはいえ、先月から数えて既に3度目の飲みだが…。

 

はじめは19時から西日暮里の焼き鳥屋で飲んでいたのだが、終電の頃になって、何故か「歌舞伎町に行こう!」ということになり、新宿へ向かうこととしたのだが、そこでちょっとした出来事に出くわした。

 

電車の中では、やたらといちゃついてウザいサラリーマンのカップルがおり、衆目を省みずチュッチュッとやっているので本当に不愉快な気分になった。

すると、元同僚のI氏が電車を降りる際に、いきなりその女がしゃべっていた言葉を小バカにしたように復唱しだした…。

 

当然のことながら、男がI氏に向かって怒鳴りつけてきたので、「こいつはおもしれー」と思って、何故か私が横からその男のネクタイを引っ張って胸ぐらをつかんで口論に持ち込んだ。

 

男が「俺はおまえじゃなくてコイツに怒ってんだよ!」だとか「オイ!警察行こうぜ!」とか言っていたので、「おめえ、マジ、ダセーな~!」などと小バカにしたように言っておちょくっていたら、しまいに「組のヤツにおまえ殺らせるからな!」などと小恥ずかしいことを言ってきたので、「アハハ!コイツ、バッカじゃね~の!」と言って笑い飛ばしていたら、人が数多くいるホームの上だったこともあって、ザワザワとしてきた。

 

そうすると、何故か、はじめにちょっかいを出したI氏が、私とその男の間に割って入って、「おまえもういいから帰れや!」と言って、階段の方へその男を押しやった。

騒ぎはそれで終わった。

まあ、終始、男に止めるよう諌めていた女のほうは懸命だったともいえるな…。

 

ところで、こっちのメンツは、たかがサラリーマン風情とはいえ、暴走族に一人で立ち向かってボコられた男であるI氏や、ヤクザの事務所の中で立ちションしてヤクザにボコられた男であるW氏、そしてこの私と、海千山千のアホがひしめいているとは知らずにケンカを売ったのだろうが、まあ、知るわけないわな。

 

それに、「組が云々…」と言う時点で仮にそれが事実だとしても、そういったアングラなものに頼ろうとする姿勢が人間として最低かつカッコ悪すぎるし、「彼女を守るのは組とやらじゃなくて自分自身だろうがね?」と言いたい感じであった。

 

話は変わる。

歌舞伎町に行くのには、新宿からではなくあえて新大久保から降りて歩いてみた。

久々に深夜の新大久保に来たが、昔はうじゃうじゃいた「立ちんぼ」が一人も見当たらなくなっていた。

最近はこのあたりでの取締りが厳しいため、町田・八王子・小岩あたりにいるようになったというが、「健全な新大久保というのもなかなか不思議な感覚だな…」と思った。

 

そして、歌舞伎町を歩いていたら、金曜日の夜だというのに閑散としており、カラオケの呼び込み以外の呼び込みはいないし、閉まっている性風俗店も多かったので、好奇心旺盛なKくんが風俗の無料案内所の人に何故かについて聞いてみたところ、「今日は警察が一斉摘発をするから営業していない店が多いんですよ…」との返事が返ってきた。

 

しかも、これにはオチがあって、「今日の摘発は飲み系とチケット風俗だけという通達なんで、ヘルスなどのヌキ系バッチリやってますよ!ヌキはどうですか?」との勧誘がすかさずあり、「摘発って、なんのこっちゃ?」と思ってしまった。

もちろん、今日はそんな気はなかったので、そのまま普通に飲みに行きましたよ…。

 

しかし、明け方まで飲んで、帰りの電車の中で昨日の日経新聞の朝刊を読んでいたら、「都の改正迷惑防止条例、今日施行。歌舞伎町、客引き消えた…」と書いてあった…。

そして、家に帰って今朝の日経新聞の朝刊の記事を読んだら、「改正迷惑防止条例の現行犯で男14名、女20名を逮捕。客引きは深夜0時前から自粛気味となる…」と書いてあった…。

 

このような条例が施行されることは本当に望ましいことだが、拡散するようであれば意味も半減するだろう。

 

また、昨日の深夜にブッツ・トリックバーの客は昔と比べてえらく少なくなったように感じたし、コマ劇場の前なんか8年ぐらい前にナンパとかしてた頃は人がうじゃうじゃいたのに数人しか人がいなかったので、もしかしたら歌舞伎町の凋落が始まっているのかもしれない。

駅からは遠く、汚い歌舞伎町のことを私は好きではないから、妥当と言えばまあ妥当なんだろうけど…。