夏を軸とした旅の年間計画について

俺は夏を目の敵にしている。

そして、毎年のように夏ヘイト文を書いている。

一体、どれだけ夏が嫌いなんだ？と自嘲するぐらいだ。

また、何もいいことがないのに、偽物のマーケティングで人を吊ろうとする向きがある季節なのだが、毎年酷暑になってしまって「さすがにもう誰も騙されんだろ？」と思うのだけど、ニュースを見るとそれでも人は騙され続けているように見える。

驚きしかない。

過去にも述べたが、夏のビーチ・プール・花火・祭り・盆踊り・浴衣・スイカ・風鈴・アウトドア・キャンプ・バーベキュー・ビアガーデンは一切無視するべきである。

子供には甘美な夏休みがあるので子供とその親が楽しむのは良いが、いい大人が構っていられるようなものではない。

ヨーロッパの人もさすがに酷暑に凝りて北か高原でバカンスを過ごしているのか、相変わらずに地中海方面を目指すのかは知らんが、いまだに新型コロナに大騒ぎして国外になかなか出られない日本人よりはマシか…とも思う。

クソ暑い日本の夏における旅行先は標高高めの高原か北海道の2択である。

それ以外の場所には苦痛しかない。

皆が真似をすると困るので真似してくれなくて結構だけど、これまた過去に述べた通り、東京周辺ではほぼ以下の行き先に限られる。

標高1,000メートル前後だと、山中湖・軽井沢
標高1,200メートル前後だと、中禅寺湖・草津温泉・清里
標高1,500メートル前後だと、蓼科・万座温泉・奥日光・上高地

個人的には圧倒的に蓼科推しなのだが、かといって、蓼科に連休に行くのは飛んで火にいる夏の虫のような人々である。

特にビーナスラインなんかは目も当てられないので日を選ばなくてはならない。

土日で行く場合でも行きは東京を遅めに出たほうが良く、帰りは13時台に小仏トンネルを抜けないとヤバめの渋滞に巻き込まれるので後ろ髪を引かれるような気持ちで早めに帰途につく必要がある。

ゆえに1泊ではちょっとキツい。

日々の生活において、春・秋・冬は遠足や散策を楽しめるが、ひたすら家に引きこもる夏にはそれらが楽しめないのでストレスが絶頂に達する。

夏も夜には外に出られなくもないが、湿度が高いし、夜になっても30度を下回らないような日はお手上げである。

夏でも車を持っていれば車からほとんど降りないドライブに出て気を紛らすことができるのかもしれないが、俺のように車を持たない者にとっては、夏には必ずガス抜きの旅行が必要となる。

でないとさすがに気が狂うし、車を持たないという選択をすることで浮いているカネをそこに充てても問題はないだろうと思う。

そういうわけで他の季節の旅行は必須ではないが、夏の高原旅行だけは必須なのである。

ゆえに旅行の年間プランは夏の高原旅行を軸として考える必要があるのだ。

…で今回の本題なのだが、個人的には以下のような感じで旅行先を考えるようにしている。

もちろん、これは東京在住者である俺個人の視点に過ぎない。

日は長いが春霞と花粉があるので秋の次にベターなシーズン。春はより温暖な西・南から攻める。寒いうちは北には行かない。ただし、雪山が見えるところは別。また、既に桜はお腹いっぱいになってしまうので東北の桜を観に行く気にはあまりならない。とはいえ、5月以降、東京が暑くなってきてからの北は狙い目。なお、花粉症なので春の森は厳禁。どうせ海では泳がない俺にとって涼しいビーチリゾートは狙い目
ゴールデンウィークは東京にいるのがベストな気がするが、あまり混雑しない都市部かド田舎に限る。人気観光地に行くのは愚。レンタカーより公共交通機関を重用したい
夏は標高高めの高原か北海道。北海道以外の平地は論外。ドライブウェイとしてはビーナスラインか志賀高原か奥日光が圧倒的。新幹線の場合は軽井沢、高速バスの場合は山中湖。盆はどこにも出かけないのが鉄則
日は短いものの秋は日本のベストシーズンなのでどこでも良いが、紅葉は北から訪れるので桜と違って北上する価値がある。どうせ海では泳がないので春と同じくビーチリゾートも狙い目
冬は近場の温泉地がベスト。行って帰るだけで十分。旅行においては日中しか外にいないので西方・南方のドライブ旅行も良い。基本的には車がないと寒くてしんどいが晴れて空気がきれいな日が多いので意外と旅行に向くシーズンだと思う。年末年始は海外がベストだが、国内の場合、大晦日と正月は外す。帰省は春か秋
海外旅行は訪問先におけるベストシーズンに出かける