GOODDAYS 東京仙人生活

セミリタイアして質素に生きる43歳自由人のつぶやき

37ヵ国旅して記憶に残っているホテル

東京都民と同じくGo To Travel キャンペーンの蚊帳の外にある東京都内のホテルはかわいそうなことに海外だけでなく都外からの客まで得られなくなってしまったので、都民に泊まってもらうことによって稼働率を上げようとさまざまなキャンペーンを打ちだしているようである。

要は大幅値引きをしているようなのだが、普段なら繁忙期、オリンピックが行われていれば爆騰したであろう宿泊価格を新型コロナ禍によってかなり値下げしなくてはならなくなったうえに集客にも苦しんでいる今の状況は、オリンピックとインバウンド拡大を見越して投資してきた都内の宿泊業界にとって本当に踏んだり蹴ったりな状況である。

とはいえ、国内外で使うカネを唸るほどに持っている都民が都から外に出にくい状況にあるのだから、都内で経済を回すこの方策はある程度の効果を収めるのではないかと思っている。

 

実際に俺も泊まりに行くか迷っている。

海外の高級ホテルには何度か泊まったことがあるが、日本で高めの宿泊施設に泊まる場合、温泉旅館に泊まることが多く、都市の高級ホテルに泊まった経験はほとんどないし、ましてや東京で泊まったことはない。

そこで、最高級のアマン東京は無理にせよ、ペニンシュラ東京、リッツカールトン東京、パレスホテル東京といった超一流ホテル、もしくはそれに準じたホテルに泊まってみるのはどうだろうかと迷っているのである。

 

しかしながら、とても感じ悪い話なのだけど、今の住まいを手に入れてからというもの、景観も含めて家があまりに快適なため、豪華なホテルだとかオシャレなカフェに行く楽しみが著しく軽減してしまっているというのも事実である。

高級ホテルに泊まって、「プールで優雅に過ごして、クラブフロアでフィンガーカナッペなどのフリーフードをつまみつつ、下戸の俺がフリーフローの酒を無理やり飲み、眺めの良いステキな部屋に泊まる」というのはまあまあステキだが、「とはいえ家より狭い部屋に泊まり、結局はiPadでネットやdマガジンを眺めて過ごし、夕方から昼まで食っちゃ寝で払った価格に見合う充実感を得られるのか?」、または、「プールもジムもサウナも風呂も普段スポーツジムに行っているのと何が違う?しかも、ホテルのサウナは新型コロナ禍で中止になっていたりするし…」だとか「そもそも多忙なビジネスマンの骨休めならともかく俺のような暇仙人が行く意味あるのか?」などと思ってしまって二の足を踏んでいるというのも事実である。

 

でも、これまで37ヵ国旅してきてとても記憶に残っているホテルというのは確かにある。

入力を続けている旅先ログデータを見るに、うちのご主人と出かけた12年間・131回・261泊・392日の国内外の旅行(帰省および東京通勤圏を除く)を思い返して、特に記憶に残っているホテルを記してみることにした。

これまでも、海外ではリッツ・カールトンコンラッド、ウエスティンといった一流ホテルにも泊まったことがあるが、特に記憶に残っているホテルという観点ではこうしたホテルは入ってこない。

都内で高級ホテルに泊まってみるかどうかはさておき、印象に残っているホテルに必要な要素はラグジュアリーさというよりはロケーションだとか空気感だとか異国情緒なのである。

なお、我が家の旅における宿泊施設のプライオリティーは低めであり、プライオリティーが高めの人からしたら取るに足らないような内容となっている。

もちろん、国内の宿泊施設も入れたかったのだが、特に記憶に残っているとなると異国の宿泊施設の印象のほうがどうしても強くなってしまった。

では、以下に記していく。

 

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パークホテル・シェーンブルン(ウィーン)

ここはうちのご主人とではなく、親父と二人で中欧を旅行をした際に泊まったホテルである。

なお、この頃はうちのご主人とはまだ友人だった。

43歳の価値観では大したクラスのホテルではないのだが、2007年当時の30歳の俺は高級なホテルに泊まったことがなかったので、このクラスのホテルでも十分に高級に感じた。

また、このホテルがオーストリアハンガリー二重帝国の最後の皇帝であるフランツ・ヨーゼフの招待所だったということを世界史好きな俺が知って泊まったこと、壮麗なシェーンブルン宮殿の目の前にあったこと、内部の豪華絢爛な意匠などが強烈に記憶に残った。

 

f:id:gooddays-shumai:20200810224411j:plainシェーンブルン宮殿のような外観

 

f:id:gooddays-shumai:20200810224426j:plain重厚なロビー

 

f:id:gooddays-shumai:20200810224358j:plain客層は庶民的だが、朝食会場にするにはもったいないようなホール

  

バリマタハリ(バリ島)

8泊もしたこともあってかなり安いホテルで、部屋もかなり簡素なのだが、ほとんど客がいなかったこと、スタッフがとてもフレンドリーだったこと、プール周りがすごく気持ち良かったこと、プルメリアが咲いていてとてもいい匂いが漂っていたこと、また、時折花びらがプールに落ちて風になびいていた記憶が良い印象として残っている。

 

f:id:gooddays-shumai:20200810224456j:plain前の家族とほぼ貸し切り状態だったのでプライベート感がすごい

 

f:id:gooddays-shumai:20200810224439j:plainプルメリアの存在そのものとその香りがたまりませぬ…

 

ブルーウォーター・マリバゴ・ビーチ・リゾート(セブ・マクタン島)

2泊しかしていないのだけど、ビーチやプールを内包する閉鎖型リゾート。

価格も高くないし、オシャレでムーディーなビュッフェも廉価で満足度が高かった。

他のアジアの国々でもナイトクラブではフィリピン人シンガーが歌っていることが多いのだが、フィリピン国内でフィリピン人シンガーグループがムーディーなステージで歌いあげる歌に強く感動した。

感動的な歌声に興奮しながら眠りについた記憶と目覚めた朝のさわやかな空気感はどうしても脳に残る。

 

f:id:gooddays-shumai:20200810225232j:plain藁屋根の小屋が部屋なので気楽にプールや海に出られる

 

f:id:gooddays-shumai:20200810225158j:plain静かな海で静かな夕暮れの時間を過ごす

 

f:id:gooddays-shumai:20200810225129j:plainプールサイドのビュッフェレストランはムーディーでシンガーの歌が心にしみる

 

f:id:gooddays-shumai:20200810225213j:plainルームサービスの朝食はこれで一人800円ぐらい

 

ラ・ペルラ・ヴィラ(サントリーニ島

サントリーニ島というだけで、「ズルい!終了!」といえるのだが、島内でも特に景観の良いイアにあるホテルに3泊した。

サントリーニ島の建物は崖の上の白い雪のように建っているのだが、レストランや小売店が並ぶ一本道が最も高いところを通ってイアの街を貫通している。

その一本道の通りから下に降っていってそれぞれのホテルや部屋にたどり着く。

なお、ホテルの下は300メートルほどの崖になっている。

夏季のサントリーニ島しか知らないが、夏季のサントリーニ島は間違いなく地球屈指の天国である。

 

f:id:gooddays-shumai:20200810224608j:plain同じデザインの部屋はないのに奇跡的に調和がとれている

 

f:id:gooddays-shumai:20200810224546j:plainもちろん、部屋の中からも絶景が見える

 

f:id:gooddays-shumai:20200810224528j:plain奥に寝室がある

 

f:id:gooddays-shumai:20200810224627j:plain毎朝、陽気で屈強なエジプト人スタッフが階段を下りて部屋に朝食を持ってきてくれた。ブーゲンビリアがたまらぬ!

 

サハラ砂漠で天の川を眺めながら寝る(モロッコ

サハラ砂漠付近で四駆車で行ける境界にあるメルズーガのロッジは43度ぐらいの気温だったが、日が沈むと一気に涼しくなる。

そこからラクダ使いの案内で1時間以上かけて砂漠の中に入って行き、視界に砂漠しか見えないところまで来たところで、ラクダ使いがマットを敷き、食卓を置き、寝具を整えてくれる。

夕食のタジン鍋ラクダ使いが作ってくれた。

満点の星や天の川を眺めながら贅沢な夜を過ごしたのだが、至近で待ってくれている2頭のラクダが「フガフガ」言う声と鼻息が闇夜に響く。

 

f:id:gooddays-shumai:20200810224824j:plainラクダ使いが寝具や食卓や夕食の用意をしてくれる

 

f:id:gooddays-shumai:20200810224807j:plain微動だにせず、おとなしく待っている超従順なラクダさん。周囲にはラクダの糞が…。「人のトイレはどこ?」と聞くと、ラクダ使いは手を大きく振って「ザ・ビッグ・トイレット!」との名回答

 

ラ・メゾン・ブルー・アンド・スパ(モロッコ・フェズ)

ラクダ使いが作ったタジン鍋ではなく、翌朝に砂漠のロッジで食べたパンにつけたバターでかなりの食中毒を起こし、最悪の体調で泊まることになったのがこのラ・メゾン・ブルー・アンド・スパ。

2泊で40,000円ぐらいしたのだが、まさかまさかこんな体調で泊まることになるとは…。

ちなみに、うちのご主人はバターの異変に速攻で気づき、食べるのを回避したが、俺は「変わった風味だな~」と思ってそのまま飲み込んでしまった。

でも、ラマダンの時期だったせいか、貸し切り状態になっていて、超がつくほど贅沢に空間を独り占めにする。

トイレに行きまくった記憶も鮮烈だが、スタッフが涙がちょちょぐれるぐらいに温かい人達でその記憶も鮮烈。

ラマダンで皆さんお腹が空いていただろうに、人間ができてらっしゃいます。

 

f:id:gooddays-shumai:20200810224743j:plainロッコのリヤドほどラグジュアリーな空間ってそうないなと思う

 

f:id:gooddays-shumai:20200810224716j:plain部屋は3つの小部屋に分かれているが、ベッドとトイレとシャワーを何度行き来したか…

 

f:id:gooddays-shumai:20200810224642j:plain夜もこれまたムーディー。独り占めだったのでプライベート感すごすぎ

 

f:id:gooddays-shumai:20200810224658j:plain他に客がいないのに全テーブルにセットされている。食欲がなくて滋味溢れるハリラスープをすすった

 

西蔵剛堅拉薩飯店(チベット・ラサ)

また体調の悪い話になるが、青蔵鉄道で標高5,000メートル超えのところを走ってきたせいで高山病になり、標高3,600メートルのラサのホテルに着くやいなや医師を呼んで酸素吸入と点滴。

ホテル自体は近代的なホテルだったのだが、すごかったのはホテルの外の光景。

ラサ旧市街に位置することもあり、ホテルの部屋の窓の外にはチベット人が住む住居が目の前に広がっていて、その生活の光景を眺めるのがすごく楽しかった。 

 

f:id:gooddays-shumai:20200810225110j:plain中国資本のホテルだと思うが、チベット寺院風の意匠が施されている

 

f:id:gooddays-shumai:20200810225038j:plainホテルの窓の目の前にはチベット人の住居が…

 

f:id:gooddays-shumai:20200810225055j:plain女性がカーペットを洗っている

 

f:id:gooddays-shumai:20200810225021j:plain仲良く眠っている猫にゃん