都知事選が公示された。
小池百合子東京都知事が俺悲願の東京都受動喫煙防止条例を成立させてくれてたのはマジで心底ありがたかったが、同時に築地市場の川向いに住む者として彼女の支離滅裂な行動には大変な迷惑を被った。
巷で「女帝 小池百合子」という本が騒ぎを起こしているが、投票をしない小池氏のことを詳しく知るためにわざわざ買う気がしないので読んでいない。
とはいえ、1990年代から日本政治を途切れることなくウォッチをしてきた者としては、小池氏の行動や節操のなさには首を傾げざるを得ない面が数多くあったし、都知事としても新型コロナ禍においても有権者にウケるための思いつきとしか思えず、かつ、尻切れトンボな行動が続いたのを見ると、小池氏の再選は支持できない。
良くも悪くも公約を次々に達成させたトランプ大統領と違って、小池氏は自治体レベルでありながら公約も全く達成できていない。
また、トランプ氏や小池氏のように権力の座に就くこと自体が目的である政治家の行動というのは再選した途端に関心が薄れそうな気がするので大した働きは期待できないであろうとも思う。
堀江貴文氏が立候補したら小池氏に対する痛烈な批判票という意味で堀江氏に入れたところだが、絶妙としかいえない著書のプロモーションに使っただけで結局は立候補しなかった。
堀江氏の人格を攻撃する人も多いだろうが、人格的には最低レベルに近いトランプ氏や小池氏を見てもわかる通り、政治家というのは人格は悪いほうが突破力や逆ギレ力があるという意味で向いている職業ともいえるので、俺は政治家に人格はさほど問うていない。
また、政治家という職業特性上、パフォーマンスが多くてもそこまでの問題はないと思う。
しかし、先述した理由で小池氏の再選は支持できない。
今回は当選確率はゼロに等しいものの消去法で小野泰輔氏に入れるしかないと思っている。
あまり小野氏の素性はわからないが8年間は副知事をやっていたというし、日本維新の会が推薦しているし、何といっても若いという点がプラスポイントだと思った。
リベラル勢力は絶対に嫌だけど小池氏も嫌という人が小野氏に入れるものと予想されるので、個人的に小野氏の獲得票数にはかなり注目している。
とはいえ、一体誰が支持しているのかはわからんけど、小池氏が圧勝で当選することは間違いないということなので、小池氏が風に任せて国政に飛び込みでもしない限り、あと4年は小池都政につき合わないといけないということになる。
小池氏の行動は思いつきばかりで原理原則がないように思えるのだが、それでも基本的には彼女が保守の政治スタンスを取っていることと、自らを「AI」と自称している通り、安倍内閣と同じく有権者にウケそうなことを探して実行に移していくという点において大きく外したことはやらないだろうと想像できるのが、かつて美濃部亮吉氏のような大アホを選んで痛い目に遭った東京都民にとっての救いではある。
新型コロナ禍ではあるが、ウォーターズ竹芝のアトレ竹芝がオープンしたのでオープン日の一昨日に行ってきた。
我が家から自転車で10分弱なのだが、川沿い・橋沿い・運河沿いを快適に走って信号を一つも渡らずにノンストップで到着することができるという奇跡のロケーションに位置している。
ここには建て替わった四季劇場もあるので、四季劇場へもスイっと観劇に行ける。
本ブログのカテゴリーには「ミュージカル・音楽・映画」というカテゴリーがあり、観劇後、ごくたまに感想を書いている通り、俺はミュージカルおよび劇団四季好き好き人間である。
劇団四季劇場が建て替わったのと時をほぼ同じくして劇団四季が「劇団四季 活動継続のための支援」というクラウドファンディングを募っているのを知った。
これまでクラウドファンディングという怪しげなものには興味を持たずに生きてきたのだが、「大好きな四季にお布施を収めないとバチが当たる～！」と思って微力ではあるがお布施を納めた。
劇団四季のためというより「劇団四季に貢献した感」が欲しかっただけである。
目標金額1億円からで募集をしていたが、開始2日目にして、どうやら俺が6,107人目の四季信者で、これまで86,240,608円が集まっているようである。
240億円以上の年間売り上げを誇る劇団四季は今年の売り上げの多くを既に失ってしまっているが、できるだけ多くの支援が集まり、危機を脱してくれるよう祈るばかりである。
ウォーターズ竹芝のテラス
船着き場がここに移動してきて気持ちの良い空間が広がっている
右側が建て替わった劇団四季劇場。中央を走っているのはゆりかもめ
竹芝エリアの魅力はもちろん東京湾に面しているということである
浜離宮庭園も近隣に位置している
