GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

匿名で誹謗中傷する人は100%の確率で不幸で哀れな人

テラスハウス」という番組をずっと前に試しに観てみたのだが、一話を観ただけで「絶対に観るの無理!」と思って観るのを止めた。

有名番組として放映されるカメラの前で真面目に恋愛をできるはずがないと思ったからなのだが、亡くなられてから初めてその存在を知った木村花さんがとても残念な形で人生を終えたという報には衝撃を受けた。

ネット上で匿名で誹謗中傷する行為をどうにかして取り締まれるような法整備が求められるよなと思うとともに、「何も死を選ぶことはなかったのに…」とも思ってしまうし、親御さんと俺の年齢が同じということを知ったこともあって、どうにもこうにも心にひっかかっている。

 

ネット上で誹謗中傷を受けて傷つく人がいることは誰でも理解できる。

知っている人からであれ、知らない人からであれ、罵詈雑言を浴びせられて心穏やかなままスルーできるという人は滅多にいないであろう。

また、幹線道路の脇に小便が入ったペットボトルを捨てるような狂った行為を止めるのが難しいのと同じく、ネット上で匿名で誹謗中傷するという狂った行為を止めるには摘発でもしない限りは難しい。

 

でも、俺はネット上で記名であれ匿名であれ、相手が嫌な気持ちになるような文章を書きたいと思ったことが一度もない。

自分と意見があまりに違っている時に「こいつとは住んでいる宇宙が違うな…」と思ってイラっとすることがあったり、ちょっとズルいなと思って義憤に駆られたりしても、心の中で怒るだけであって、本人にその怒りをぶつけようという気までは起こらない。

怒りという感情には相当なエネルギーがいるわけだが、そもそもそこまでしようと思うほどの怒りが沸かないのである。

そのような怒りが沸くためには、自分自身がよほど不幸な境遇にあるだとか、相手を酷く妬んでいるというような要素が必須となるのではないかと思う。

幸福で、妬む相手もいないので、俺にはそこまでの怒りは沸きようがない。

猛烈な怒りが沸くとすれば非人道的行為だとか虐待行為を行っている人や主体に対してだけであろう。

 

匿名で誹謗中傷する人は100%の確率で不幸で哀れな人であり、この人達は「自分は不幸で妬みやすい残念な人です」「残念なことを言っているので恥ずかしくて匿名でしか書けません」と誰よりも雄弁に語っているようにしか思えない。

このような人は実社会でいかに如才なく振る舞っていたとしても、こういうことをする時点でこの人の全てが台無しである。

このように残念な人のことは憐れみこそすれ、このような人に自分の感情資源や時間資源を使うのは全くを持って無駄なことである。

 

f:id:gooddays-shumai:20200526132233j:plain丸の内ブリックスクエアのバラはひと気がない時に美しく咲いていた